人には、様々な欲求があります。
まずは、生きていくことを求めることから始まります。そして、最後には、自分が満足できる状態を求める欲求となります。
生きていくことから充実した人生を過ごす欲求を、5段階で表現したものがマズローの5段階欲求です。
この記事では、人が求める段階に応じた欲求を理論化したマズローの理論を、わかりやすく解説します。
この記事は、風土の違う5社での経験、数百名のマネジメント経験、数千社との取引経験をもつ、よしつが、書いています。
(あせて読みたい 知っておきたいビジネススキル向上のための基礎知識をまとめてわかりやすく解説)
マズローの5段階欲求とは?
人の欲求の進化を5段階で表現したもの
マズローさんは人の欲求が、生理的→安全→社会的→承認→自己実現と進化していくことを5段階に分けて理論化しました。
これが、マズローの5段階欲求です。
マズローの5段階欲求の「詳細解説」
5段階の最初の段階からひとつずつ説明していきます。
生理的欲求
生理的欲求とは、読んで字のごとく、生きていくうえで、最低限実現しないと困る内容に対する欲求です。
人は、寝る、食べる、飲むといった事柄は、かならず確保しないと生きていけません。この欲求が生理的欲求です。
今でこそ、この段階の欲求は満たされている人が多くなりました。
ただ、必ず確保されないと生きていけない欲求です。
安全の欲求
安全の欲求とは、他の人に自信の身の安全を侵されないようにしたいと思う欲求です。
寝て、食べて、飲むことができる状態になると次は、安全の欲求となります。
安全とは、危険がなく安全な状態のことです。
寝て、食べて、飲むことができる状態を脅かされないことを求めるようになります。
社会的欲求
社会的欲求とは、組織や集団に所属したり、愛情を感じたりしたい欲求です。
人は、一人では生きていけない生物です。他の動物と比べても、個体ではとても弱い生き物です。だから、協力して生活していくことが大事になります。
その中で、協力関係を結べる組織や集団に所属したい、という欲求を持っています。
まずは、寝て、食べて、飲んで、次に身の安全を確保したら、次は、組織や集団に所属していたいという欲求へ進化していきます。
承認欲求
承認欲求とは、所属する組織や集団で、認めてもらいたいと思う欲求です。
組織や集団に所属するだけでなく、その所属している組織や集団から認めてもらいたいと思う欲求です。
社会的欲求を得ることができると、次はこの承認欲求となります。
自己実現の欲求
自己実現の欲求とは、自分らしく、自分の思う通りに生きていきたいと思う欲求です。
自分の思い通りに生きていくためには、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求を得ることで初めて、考えることができる欲求です。
生死がどうなるかわからない状態で、自己実現の欲求まで考える余裕はないですよね。
だから、これら4つの欲求の上に存在します。
マズローの5段階欲求の「使い方」
組織運営するにしても、顧客の担当者とのコミュニケーションでも、この理論を頭の片隅に起きながら、コミュニケーションをおこなうことで、その人の置かれている環境を想定することができます。
安全の欲求なんて基本的にあるのでは?と思うかもですが、会社によっては、追及され続けたり、ブラックな環境での勤務だったりする場合もあります。
人は、自己実現の欲求を持て状態が一番安定している状態ですので、その状態にあるのかどうかという視点人を見ることで、正しい事実認識ができ、正しいコミュニケーションができることになります。
マズローの5段階欲求の「まとめ」
人の欲求の進化を5段階で表現したもの
人には様々な欲求があります。その欲求は、生きていく→安全→組織に所属→承認される→自己実現と物理的なものから、自分自身の満足まで様々です。
ただ、順番があり、まずは生きていく、そして最後に自己実現となります。
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