社会人として仕事に関わる上で、知っておきたいことが沢山あります。
今まで、1,000冊弱の沢山の本を読んできましたが、とても役立った本もあれば、そうでない本もありました。
役立った本を振り返ってみると、実は5領域13のテーマに集中していることがわかりました。
この記事では、この5領域13のテーマに絞って、今まで読んだおススメ本を紹介します。
この記事は、
・ビジネス書1,000冊弱の読破
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える若手向け勉強会の講師経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

乱雑ですが、私の本棚です。見えないですが、すべて前後2段になっていることと、一度大量に処分したので、読んだ一部です。
その中で、買ったけど最後まで読まなかった本もありますし、20回以上同じ本を読んでいる場合もあります。
読んだ本に限定しているので、古い本や中古しかないものを紹介していますが、そこはご了承下さい。
(合わせて読みたい「1枚の図」と「一言で要約+詳細解説」でビジネス基礎知識をわかりやすく解説)
今、本を読む習慣がついていない人は、「ビジネス書を読む」習慣がつかない3つの理由とその解決策をわかりやすく解説を読んでみてください。習慣化できる本の選び方・読み方のヒントを書いています。
知っておきたい5領域とは?
この記事は、5つの領域に分けて本の紹介をしています。
ビジネスでは、様々な知識が必要となります。ただ、それらを学ぶ際に、どの領域を学べばいいかわからない人も多いかと思います。
このような悩みを解決するために、学びの5領域として定義しました。

この領域とテーマが学ぶ領域です。それぞれのおすすめ本を紹介します。
(5領域の詳細は、学ぶ範囲がわかる!「ビジネス学びの5領域」を1枚の図でわかりやすく解説を参照)
「ビジネスを学ぶ」おススメな本
三枝匡さん
何をさておいても三枝匡さんの5冊をまずは読んでください。私はこの既存の4冊を1冊当たり20回以上は読んでいます。最新刊もすでに2回読んでいます。
なぜなのか?何回読んでも新しい発見があるからです。
その時その時の知識・能力やポジションで感じることが違うのですが、若手でも、中堅でも、経営層でも学ぶことができる本です。
でも、難しくないのです。なぜなら、実話を元にした小説タイプで人間模様含めて書いてあり、ストーリーがしっかりしているから。
小説部分の間に解説が組み込まれている形式ですが、最初は小説部分だけ読んでみてください。
そして半年後や1年後にまた読んでみてください。ホントすごい本ですよ。その時々で新しい発見があります。書いてあることが深いのです。
その時には気にもとめない話が、後々キーポイントになっていたりします。毎回このような発見があるので、20回以上読んでも学べるのですね。
「決定版 戦略プロフェッショナル 戦略独創経営を拓く」
「時代の大きな流れ」と「戦略策定と実行」について実例をもとに解説している本です。
三枝匡さんの最新刊です。以下の戦略プロフェッショナルを大幅に加筆した本です。
全体を通して、時代の移り変わりという大きな流れとともに、前半は三枝さんの歩んだ人生、後半は、「戦略プロフェッショナル[増補改訂版]」を加筆修正した構成となっています。
小説タイプの本で、適宜解説ページで理解が深まる構成です。
とにかくおすすめです。
本の特徴
・小説+解説で読みやすい
・累計100万部の著者の本
・戦略設定の具体例の紹介
学べること
・戦略立案・実行方法
・セグメンテーション
・世界のトレンド
「戦略プロフェッショナル[増補改訂版]」
実話をもとに戦略策定と実行を詳細に解説された本です。
メディカル会社を題材にしながら、今売れていない商品を飛躍的に販売するために、どのように考えるのか?どんな戦略を組むのかを具体的にストーリー化している本です。
戦略の立て方(絞りと集中)、セグメンテーションの使い方の解説が秀逸。とっても学べますよ。
「ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ」
340人の会社をどうやって1万人の会社にしたのか?が具体的にわかる本です。
機械工業部品を販売するミスミグループを、題名の通り340人から1万人の会社に成長させた実話です。
何をおいても、本当の話を書いているのでリアル感があります。小説タイプの部分と解説ページの部分でとても学べます。
リアルな成長について、どう考えてどのような手順でどう進めたのか?を実際に実行した人が書いています。
【本の特徴】
小説+解説で読みやすい
累計90万部の著者の本
340名から1万名になった実話
【学べること】
小説部分だけでも学びだらけ
戦略と実行
具体的なフレームワーク
「V字回復の経営」
会社を改革する上で、何か大事なのか?どんな順番で行う必要があるのか?が書かれた本です。
これも小説タイプと解説部分で構成されています。あまり深く考えずに、小説部分だけを読んでもとても楽しめる良書です。
ショベルカー等で有名なコマツグループの1つの事業会社の実話を元にした話です。
業績がじり貧となっている会社を2年で改革し、業績拡大を行うストーリーです。
そもそもの課題は何か?それをどう解決するか?そのためにどのよう会社で働く人に働きかけていくか?を具体的に書かれていますよ。
特に「創って作って売る」というフレームワークを活かした課題解決方法は、どの会社でも活用できます。
中古しかないですが、本当におススメです。
稲田将人さん
「戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書」
実際にありそうな場面設定とストーリーで読みやすい小説仕立ての本です。
実際の改革を元にストーリー立てしています。20代の主人公が様々な人に助けてもらいながら、成長していく様を描いています。
戦略立案を学べるだけでなく、実際によくあるどろどろした人間模様の中で、どう実行していくかを学ぶことが出来ます。
【本の特徴】
小説タイプで読みやすい
事実を踏襲する内容
稲田将人さんの本
【学べること】
戦略のセオリー
現実世界での改革の進め方
ありがちな課題の対策方法
「経営参謀 戦略プロフェッショナルの教科書」
上記「戦略参謀」の続編。様々な思考・思惑が渦巻く中で、仲間を増やすながら、戦略およびPDCAを組織どう浸透させていくか?を描いた本です。
ボリュームがありますが、一気に読める良書です。その上で、学ぶことが多い良書です。
【本の特徴】
稲田将人さん本
小説タイプで読みやすい
人の嫌な部分含めた内容
【学べること】
戦略・戦術
人の「業」を踏まえた実行
企業は生き物である事実
「ザ・ゴール 」シリーズ
「ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か」
全体最適のために、ボトルネックを見つけて解決するストーリーで書かれた本です。
全世界で1,000万人が読んだ本です。工場の業務改善をストーリー化しており、部分最適ではなく、全体最適を実現するためにボトルネックを見つけるところから始まります。
業務全体の流れを踏まえて、どこに問題があるのか(ボトルネック)を見つけ方、および課題解決の考え方を学べる本です。
【本の特徴】
小説タイプで読みやすい
シリーズ累計累計125万部
具体例を元に展開
【学べること】
ボトルネックの考え方
全体最適の考え方
制約理論の基本
読みやすいコミック版はこちら
「ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス」
問題解決の思考のプロセスを構造化したものを、物語に乗せて教えてくれています。
何を変えればいいのか?何に変えればいいのか?どのように変えればいいのか?をそれぞれの構図をツリー化して理解できます。
物事を考える際に、4つ出てくる構造化ツリーを選んで考えると考えやすくなりますよ。
【本の特徴】
大ヒットシリーズ
コミック版もわかりやすい
有名人も大絶賛
【学べること】
問題解決のスキル
問題解決のフレームワーク
思考プロセス
読みやすいコミック版はこちら
「チェンジ・ザ・ルール!」
新しいシステムを導入するとなぜうまくいかないか?をストーリーにした本です。
ザ・ゴールシリーズの第三弾。どの会社でもシステムを導入することが当たり前です。
でも、うまくいかないことが多い。なぜか?元々の古いルールで新しいシステムを入れるからです。この制約条件をどのように取り除くかをストーリー立てて紹介してくれています。
【本の特徴】
大ヒットシリーズ
コミック版もわかりやすい
3から読んでもわかる内容
【学べること】
問題解決のスキル
問題解決のフレームワーク
思考プロセス
読みやすいコミック版はこちら
戦略関連
「38億年の生命史に学ぶ生存戦略」
ビジネスの戦略は生物の戦略と似ている、ということをわかりやすく書いている本です。稲垣 栄洋さんの本です。
植物学者・生物学者である著者が、経営者の集まりで講演する機会が多くあり、内容に満足いただいていることがとても納得できる内容です。生き残る方法は、生物も会社も同じということがよくわかります。
【本の特徴】
著者は植物・生物学者
著者は経営者対象講演多数
生物戦略・ビジネス戦略対比
【学べること】
ビジネス成長戦略の詳細
ビジネス成長戦略の本質
「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」
ストーリーというコンセプトで戦略論を束ねた本です。楠木健さんの本です。
色々な戦略本があります。実際の現場では、それぞれの戦略論をひとつずつ使うのではなく、組み合わせる場合がほとんどです。この本はそれを「ストーリー」というコンセプトで書かれています。
ページ数が多くてとっつきにくいですが、読み始めると一気に読めます。
【本の特徴】
経営書なのに30万部突破
読み応えあるが読みやすい
楠木健さんの本
【学べること】
戦略の本質
ストーリーという切り口なら戦略がより理解できる
「ワークマン式「しない経営」4000億円の空白市場を切り拓いた秘密」
ワークマンがなぜ職人の店をコアにしながら、新しいターゲットにも受け入れてもらえるようになったのか?
この戦略と実行を行った人自身が赤裸々に書いています。ワークマン専務取締役土屋哲雄さんの本。
机上の空論ではなく、結果を出した具体例をわかりやすく書いてくれています。
実践したものだけあって、とても学ぶことが出来ます。
【本の特徴】
・戦略実行責任者の著書
・専務取締役土屋哲雄さんの本
・とにかくわかりやすい
【学べること】
・連続増収増益の秘密
・しない経営の本質
・競争優位戦略の実例
「戦略は歴史から学べ―3000年が教える勝者の絶対ルール」
歴史上の出来事から戦略を抽出。鈴木博毅さんの本。
9つのテーマ32個の事例を元に、勝利の法則を導き出しています。馴染みの多い人を元にしているので、とてもわかりやすく理解もしやすい本です。
【本の特徴】
勝者の戦略を32個紹介
9つのテーマに分類
歴史から戦略を抽出
【学べること】
歴史の事実と戦略
歴史から戦略の抽出方法
勝者の法則
「安売りするな!「価値」を売れ! 新版」
藤村 正宏さんの本です。
ビジネスでとても大事なことを明確に提示してくれている本です。
タイトルどおり、ついやりがちな安売りではなく、「価値」をどのようにつけるのか?つたえるのか?についてわかりやすく解説してくれています。
安売りで疲弊する前に読んでほしい本です。
【本の特徴】
シリーズ10万部の本
ロングセラーを全面改訂
つながりにスポット
【学べること】
価値の提供の仕方
個性は人で出す
安売りしてはいけない
経営関連
経営全体について書かれた本を紹介します。経営者でなくても、会社の全体感を把握する上で大事な知識となります。
「売上2億円の会社を10億円にする方法 業績アップの「設計図」、教えます。」
個人経営から組織経営への変革を学ぶならこれです。五十棲 剛史さんの本です。
事業を立ち上げて、2億~3億の売上となったときに、ピタッと成長が止まる場合が多くあります。理由は、個人経営の限界点となり、組織経営に変えないと成長を続けることができないからだそうです。
では、どうすれば10億にいけるのか?そのノウハウが満載な本です。
経営者ではなくても、10億以上の会社にいる方でも、参考になります。
10億を超えている会社でも、本来備えておかないといけないことなのに、できていないことがわかり、今の会社が、もろい基盤の上に成り立っていることがわかります。
「経営理論をガチであてはめてみたら自分のちょっとした努力って間違ってなかった」
経営理論の基礎をとにかくわかりやすく理解できる本です。マンガ家のさわぐちけいすけさんと経済学者の入山 章栄の本です。
身のまわりに起きる現象を漫画で紹介し、そのことが経営理論では、何にあてはまるかをとってもわかりやすく説明してくれています。
経営理論から入るのではなく、身のまわりの出来事から入るので、気軽に読むことが出来ます。
ただ、マンガと解説を読むだけで、ちゃんと経営理論の知識が付く良本です。
【本の特徴】
マンガでわかりやすい
起きた現象を経営理論解説
日経WOMAN大人気連載
【学べること】
経営理論の基礎
働く現場に様々な理論あり
現象の理論化
「マンガ 会社はこれからどうなるのか」
会社の本質がわかる本がマンガ化されました。若井克人さんの本です。
会社って何でしょうか?株主、経営、従業員などの様々なステークホルダーがいて、国によって考え方が変わります。
このような会社について一度本質を理解しておくと、自分の軸で物事を考えることができますよ。
【本の特徴】
マンガでわかりやすい
会社の本質を解説
若井克人さんの本
【学べること】
会社の本質を理解できる
そもそも会社とは?
ひとつの考え方の軸
「新装版 真経営学読本」
幸せというキーワードで会社を経営してきた福島正伸さんの本。
書いてあることは確かにその通りだが、様々な事情があり難しいこともある。でも、そのことを徹底的に追及してきた、この著者の考えにぜひとも触れてほしいです。
はまる人続出です。
【本の特徴】
感動できる経営書
正論を追求しきっている
福島 正伸さんの本
【学べること】
経営のひとつの本質
こんな世界感があること
感動の本質
「起業の天才!: 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男」
リクルートを作った江副さんのことを書いた本。大西康之さんの本。
起業の天才でもあり、組織作りの天才でもあった江副さんがどんなことを行ってきたかが分かります。
リクルート事件はありましたが、1人の天才の行ってきたことをぜひとも知ってほしいです。すごい経営者ですよ。
【本の特徴】
江副浩正さんを書いた本
リクルートの歴史と本質
大西康之さんの本
【学べること】
リクルートの源流
経営の天才の考えること
起業から組織作りまで
「倒産寸前からの復活! センベイブラザーズのキセキ」
せんべいブラザーズさんの本です。「赤字を1年で黒字化 金、時間、経験なし 町工場の奮闘記」この副題が内容をすべて表しています。
老舗で特に特徴がない「せんべい工場」がどのようにマーケティングし、ブランディングし成功したか?を実話として書いてくれています。
特徴のない会社でも変われます。
会計関係
「【新版】財務3表一体理解法 」
國貞克則さんの本です。シリーズ累計80万部で中核となる本の改訂版です。
財務3表を学ぶなら、まずはこの本からです。
財務3表を学ぶ際に、仕訳から学ぶとほぼ違いなくつまずきます。まずは、財務3表はつながっている全体像をざっくりと理解することから始めましょう。
このことを学ぶのに最適な本です。
【本の特徴】
会計書異例の累計80万部
簿記を知らなくても大丈夫
とにかくわかりやすい
【学べること】
財務3表の基礎知識
必要最低限の会計知識
財務3表がつながっている
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか? 読むだけで「会計センス」が身につく本!」
林 總さんの本です。
小説タイプの会計の本です。ストーリーを楽しく読み進めるうちに会計知識が自然と身につく本です。
会計というとどうしても数字を使って学ぶイメージでとっつきにくいですが、この本は、読むだけで実務で使える会計の入門書です。
社会人全員が必要となる基礎知識を得ることができますよ。
【本の特徴】
ストーリーで学べる
とても簡単に学べる
実務に直結する内容
【学べること】
会計の基礎の基礎
本のタイトルの答え
高級ブランドが高い理由
「能力UP方法を学ぶ」おススメな本
論理思考を学ぶ
仕事をする上で、どうしても避けて通ることがないのが論理的思考です。ここでは、代表的な本を紹介します。
「ロジカル・シンキング (Best solution) 」
ロジカルシンキングをちゃんと学ぶならこれしかない。照屋 華子さん、 岡田 恵子さんの本です。
30万部以上売れて続けている良書。とにかく簡単に!という本ではないですが、ロジカルシンキングに興味があれば必ず役に立ちます。
ロジカルシンキングをちゃんと理解したい人向けで、
- 伝えるとは?
- 頭の中にある情報を整理する
- 整理したものを構成する
という順番で説明してくれています。
【本の特徴】
20年売れ続けている本
ロジカルシンキングと言えばこの本
【学べること】
ロジカルシンキング全般
コミュニケーション能力のアップ
「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」
ビジネスにおいて、絶対必要なスキルである仮説思考が理解できる本です。内田 和成さんの本です。
ゼロから様々な可能性を検証していくのではなく、まずは仮説を立てて検証する。そうすることで業務効率が大幅にアップするだけでなく、対峙したことがない問題に対しても、解決力を上げることができます。
ボストン・コンサルティング・グループ出身の内田さんの本です。出来るだけ早いタイミングで仮説思考を知っておいてほしいです。絶対必要となる考え方だからです。
【本の特徴】
20万部突破している本
著者はBCG出身の内山さん
15年以上売れ続けてる本
【学べること】
仮説思考の本質
良質な仮説思考の立て方
業務効率アップの方法
「論点思考 BCG流 問題設定の技術」
解くべき問題を正しく設定すること(=無駄な問題を設定しない)が学べる本です。内田 和成さんの本です。
「正しい答え」でなく、「正しい問い」「解くべき問題」=論点を正しく設定し、無駄な問題を解かないことで、効率よく正しい解を見つけにいくためのスキルを解説しています。
上記と同じくBCG出身の内田さんの本です。誰もが経験する、頑張って問題を解いた後に、解いた問題が間違っていたことを避けるためにとても必要な知識です。
【本の特徴】
BCG出身の著者の本
「仮説思考」の姉妹本
問題解決の実績をノウハウ化
【学べること】
解くべき問題をわかる必要性
解くべき問題を解く必要性
問題解決スピードアップの方法
「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」
考える、書く、問題解決する、表現するをそれぞれ詳しく解説してくれています。バーバラ ミントさんの本です。
少し難しく感じますが、会社での仕事の中心である「考える・書く」部分を丁寧に解説してくれています。ピラミッドを用いて解説してくれているので、論理的に把握しやすい構造です。
【本の特徴】
・コンサル指導の先生の本
・内容は少し難しいが、いつかは学うべき領域
【学べること】
・論理思考をベース
・書く技術と考える技術
・理解した時すごい力になる
「問題解決力を高める「推論」の技術 」
未知の事柄に対して、論理的に妥当な結論を導き出す方法を書いた本です。羽田康祐さんの本です。
論理的に妥当な結論を導き出す力として、帰納法・演繹法・アブダクションをとってもわかりやすく解説してくれています。
よく知られているこの3つの方法をしっかり使えるようになることで、論理的解決策立案力が上がります。
【本の特徴】
帰納・演繹
アブダクション
上記の基礎を解説
【学べること】
「推論力」の基礎
答えなき時代の仮説立案
問題解決
自分を知る
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」
自分の強みが見つかります。トム・ラスさんの本です。
まずは封入されているアクセスコードを使ってWebテストを受けてください。34種類の素質から、皆さん個々に5つの強みを抽出してくれます。
自分の特性を知るには最適な本です。
【本の特徴】
Webテストが付属
34の資質から5つの強み
累計120万部
【できること】
自分の才能
自分の強み
自己分析
「新装版マイ・ゴール これだっ!という「目標」を見つける本」
自分の人生の目標を見つける方法がわかります。ケン シェルトンさん、 リチャード・H. モリタさんの本です。
469個の質問が載っており、ひとつずつに答えていくことで、自分の人生の目標を見つけることができる、もしくは、見つけるきっかけになる可能性があります。
私はこの本で目標を見つけることができました。残念ながら、中古だけしかないようですが、とてもおススメです。
「人を学ぶ」おススメな本
ビジネスは必ず人が対象となります。そして人には多彩な感情があります。その多彩は感情を動かさないと商品・製品・サービスを購入してもらえません。
人はどんな感情を持っているのか?そして、なぜそのような感情を持つようになったのか?を学ぶことで、人をより理解することができます。
思考の癖(どんな感情を持っているのか?)
脳科学者でTVにも少し出ている中野信子さんの本が、人の感情を理解する上でとても分かりやすいです。それ以外にも人の感情を理解しやすい本を紹介します。
「人は、なぜ他人を許せないのか?」
「人を許せない」という感情が人にはなぜあるのか?その仕組みを脳科学の観点から解明している本です。中野信子さんの本です。
このように感じる仕組みを知ることで、自分や自分と異なる他者を理解することのヒントになります。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
18万部を突破
今の話題を脳科学で解説
【学べること】
人を許せなくなる理由
日本社会の特異性
人の本質
「空気を読む脳」
なぜ日本人は「空気」を読む人が多いのか?を読み解いた本です。中野信子さんの本です。
日本人に多く見られる相手の気持ちを察するのがうまい人。それを「空気」を読むといいますが、そのことが、すぐれた協調性、絆の深さ、恩や恥を感じる心にもつながります。
ただ、デメリットも沢山あります。これらについてわかりやすく書かれています。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
有名著書多数執筆
人の思考を脳科学で解説
【学べること】
日本人はなぜ空気を読む?
同調圧力の背景
日本人以外の思考の違い
「サイコパス」
100人に1人いると言われるサイコパスと言われる人を解説した本です。自分で事業を立ち上げた経営者に、多くみられるという説もあります。これも中野信子さんの本です。
脳科学の劇的な進歩により、他者に対する共感性や痛みを認識する部分の働きが、一般人とサイコパスでは大きく違うことがわかってきたそうです。
100人に1人なので、皆さんの周りにもいると思います。サイコパスについてしっかりと知っておくことで、自分を守ることができる場合もあります。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
サイコパスを適切に理解
とてもわかりやすい
【学べること】
サイコパスとは?
身近にいること
知るだけで楽になる
「承認欲求の呪縛」
「承認欲求」の呪縛を解説した本です。太田肇さんの本です。
誰しもがもつ承認欲求の本質を深く探り、上手にコントロールする方法を解説しています。人とのコミュニケーションの向上にも役立つ本です。
【本の特徴】
HRアワード2019入賞
誰もが持つ承認欲求を解説
太田 肇さんの本
【学べること】
承認欲求の光と影
承認欲求という巨大なモンスターの本質
「正義を振りかざす「極端な人」の正体」
SNSでの誹謗中傷、自粛警察など極端な人を解説。山口真一さんの本です。
極端な人があふれる理由、極端な人の正体が書かれています。極端な人を理解しておくことで、自身のSNSだけでなく、ビジネスの運用の際の注意事項として、新しい視野をもたらしてくれますよ。
「人はなぜ集団になると怠けるのか – 「社会的手抜き」の心理学」
タイトル通り、なぜ集団になると人は怠けるのか?を解説。釘原 直樹さんの本。
組織で仕事をすると、力仕事、オフィスでの仕事に関わらず、一人あたりのパフォーマンスは落ちてしまいます。組織に潜むこの病理をわかりやすく解説してくれています。
誰もが経験していることが人の本質です。
【本の特徴】
タイトルどおりの内容
様々な角度から検証
釘原直樹さんの本
【学べること】
社会的手抜きの原因
人の集団の本質
個人と集団を考える幹
「バイアスとは何か」
物事を現実とは異なるゆがんだかたちで認識してしまう現象がバイアスです。人は、全員様々な情報をバイアスを通して得ています。藤田 政博
どんなバイアスがあるのか?を知っておくことは、得た情報を正しく理解するためのとても大事なことです。
そんなバイアスをわかりやすく書いてくれています。
進化心理学(どのように感情が進化した?)
進化心理学がベースになっている石川幹人さんの本ともう1冊の入門書を紹介します。今、私たちが持っている感情がどのように形成されたのか?が理解できます。
「生物学的に、しょうがない!」
私たちが持つ様々な感情が、なぜそのような感情を持つのか?をわかりやすく解説してくれる良書。石川幹人さんの本。
例えば、「人前で話すのが苦手なのかなぜか?」などを51事例解説してくれています。まずはこの本を読んで、進化心理学をざっくり押させることで、他の解説書がより分かりやすくなります。
「人は感情によって進化した」
「野生の心(ジャングル由来・草原由来)」と「文明の心」という切り口で様々な感情がどう形成されたのか?を解説してくれています。石川幹人さんの本です。
この本を読むと、「野生の心」と「文明の心」の2つの心を持つことでの葛藤がよくわかります。中古しかなく古い本ですが、とてもおススメな本です。
「人はなぜだまされるのか―進化心理学が解き明かす「心」の不思議」
心の機能は遺伝し、進化するということを解説している本です。石川幹人さんの本です。
壁のシミが幽霊に見えたり、噂話を信じやすかったりするのは、高度に進化した認知機能ゆえの副作用。人間特有の心の本質を解き明かしてくれている本です。
【本の特徴】
進化心理学の基礎の基礎
身近な事象を解説
多数の本を執筆している教授
【まなべること】
進化心理学の基礎の基礎
壁の汚れが幽霊に見える理由?
人間特有の心の本質
「進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 」
進化心理学の入門書です。二人の進化心理学者が、ヒトの心理メカニズムを解説します。途中からQ&A形式となり、より分かりやすい入門書となっています。
歴史に学ぶ
歴史は繰り返されます。なぜなら、1万年前からさほど変化していない人が歴史を作ってきたからです歴史といっても歴史上の人物を学ぶ必要はありません。学んでほしいことは、過去の人の行動です。
「覇権で読み解けば世界史がわかる」
歴史である世界史から歴史の法則を38個抽出してくれている本です。神野正史さんの本です。
覇権をキーワードに過去の出来事を紹介し、歴史から学ぶポイントを法則化してくれている本です。
【本の特徴】
・歴史の法則を38個抽出
・著者は予備校講師
・事象と法則をつなげて解説
【学べること】
・歴史は繰り返される
・人の行動の根本
・38個の人の行動法則
「経済で読み解く世界史」
資金力、金利動向、貨幣、階級闘争、人間の欲望。これらを経済という切り口で世界史を解説。宇山 卓栄さんの本。
人の営み=経済というわかりやすい切り口なのでとてもわかりやすく、すべてがすんなりと入ってきます。
【本の特徴】
・歴史を経済という軸で解説
・代ゼミの講師が解説
・とってもわかりやすい
【学べること】
・世界史の見方
・結局人を動かすのは経済
・未来の予測方法
「「王室」で読み解く世界史」
世界史を私たちが馴染みの少ない、続いたり続かなかったりする世界の王室とい切り口で書いた本。宇山卓栄さんの本。
私たち日本に住む人にとってわかりずらい地続きの国の本質が理解できます。
【本の特徴】
世界史を王室を元に解説
代ゼミの先生が書いた本
宇山 卓栄さんの本
【学べること】
日本が万世一系を守れた訳
地続きの国の考え方
各国のバックグラウンド
「なぜ国家は衰亡するのか」
衰亡・衰退について書かれた良書。中西輝政さんの本です。
衰退は、その国の内なる原因によってなされるということをとてもわかりやすく書いてくれています。
これからの日本についてだけでなく、所属する会社の見方についてもひとつの大きな視野を得ることができますよ。
【本の特徴】
繁栄ではなく衰退をテーマ
過去の国家の事例を分析
中西輝政さんの本
【学べること】
国家の衰退と企業の衰退は基本同じ現象・原因で起こること
「お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力・・・・・・はこう「動いた」」
お金という切り口で、歴史を見れば、なぜそのようなことが起きたかがわかります。大村 大次郎さんの本。
このような見方を知っておくと、現代の政治経済を見る時の確かな視野がを得ることができます。
【本の特徴】
歴史をお金で紐解く
歴史のなぜ?がわかる構成
簡潔で読みやすい
【学べること】
経済(お金)という切り口で見ると、人の行動パターンがよくわかる
「なぜ大国は衰退するのか 古代ローマから現代まで」
歴史において繰り返し起こっている大国が衰退する理由を様々な事例を元に解説してくれています。
歴史は繰り返される。今の現代において、大国が衰退する理由を理解しておくことで、ある程度未来が読み解けるようになります。おススメです。
「歴史からの発想: 停滞と拘束からいかに脱するか」
古い本ですが、今読んでもとても学べる本です。2004年の本ですが、いまだに新書として販売していることからもその良さがわかります。堺屋太一さんの本です。
まさに歴史を学ぶのではなく、歴史に学ぶという歴史の本質を突いた内容です。
【本の特徴】
・古い本ですが、今でも販売
・歴史と今をつなぐ
・堺屋太一さんの本
【学べること】
・歴史から今が学べること
・現代の課題解決方法
・組織の本質
「五箇条の誓文で解く日本史―シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ」
近代日本に何が起きたのか?日本はどう変化したのか?今に何が引き継がれているのか?をとてもわかりやすく書いてくれています。片山 杜秀さんの本です。
企業トップが学ぶとタイトルにありますが、誰でも読める本です。五箇条の誓文をベースに置くと日本の流れが読み解けます。
「外的環境(国内)を学ぶ」おススメな本
経済
経済は直接会社に影響をおよぼすから学ぶ必要があります。経済環境により、会社の戦略が大きく変わることになります。
「国民のための経済と財政の基礎知識」
高橋洋一さんの本。
経済と言えば、ものすごい深くなりますが、この本1冊読めばほぼ基礎の基礎は理解できます。
高橋洋一さんは、実際に政権運営を官僚として支え、今はYouTubeチャンネル登録数が85万人を超えている人気です。
感情ではなく、理論と数字で語ってくれていますので、とても分かりやすいです。
【本の特徴】
官僚経験ありの著者
YouTube86万登録者数
数字とロジックで解説
【学べること】
経済の基礎の基礎を理解
世の中の通説の間違い
経済で一番大事なこと
「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」
成田悠輔さんの本。
なぜ成田さんの人気があるかがとてもわかる本です。20万部を超えるヒット作です。
とんだ話のようで、冷静に考えると確かにその通りだと思える良書です。
【本の特徴】
大人気成田悠輔さんの本
20万部を超えるヒット作
大きな視野での将来
【学べること】
大きな視野での経済の見方
前提を超えて考える
ひとつの選挙の将来像
「明解 経済理論入門」
最低限知っておきたい経済のフレームワークをわかりやすく解説。高橋洋一さんの本。
とにかく、重要なフレームワークだけに絞り、誰でも理解できるように解説してくれています。
丸暗記するのではなく、日本経済の実態に合わせて解説してくれているので、とても頭に入りやすいのが特徴です。
この本を読めば、経済の基礎が理解できますよ。
「外的環境(海外)を学ぶ」おススメな本
文明
私たち日本に長く住む人は、世界ではマイノリティです。
世界の人口の8割が、4大文明であるキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、儒教を信仰しています。この人たちと私たちの考え方は全然違うのです。
宗教というと学びずらく感じると思いますが、宗教を学ぶのではなく、各宗教を信仰する人の行動特性を学ぶことが大事です。
「4行でわかる世界の文明」
入門書として最初に読んでほしい本です。橋爪大三郎さんの本です。
各文明の「行動特性」をたった4行で定義してくれています。これが本当にわかりやすい。
【本の特徴】
1文明を4行で表現
とにかくわかりやすい
社会学者の著者
【学べること】
世界の人の行動特性
国際情勢の本質
4大文明の本質
「シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 世界は四大文明でできている」
企業トップというタイトルですが、誰でも理解できるわかりやすい内容です。橋爪大三郎さんの本です。
世界の大半を占める四大文明をわかりやすく理解できます。このシリーズはとにかく入門書としてわかりやすく世界を理解できます。
【本の特徴】
企業トップでなくても理解
入門書なのでとても簡潔
橋爪 大三郎の著書
【学べること】
世界を俯瞰して見れる
日本がマイノリティ
本物の教養を理解
地政学
私たち日本はそれほど大きな国境変更がなく、数千年過ごしています。なぜなら、島国だからです。
だから陸続きの人の思考がわかりにくいのです。数百年の間でも何回も国境が変わり、時には、国がなくなる事態となった歴史の中で培った思考だからです。
このことを学べるのが地政学です。
「世界史で学べ! 地政学」
まずはこの本を読むことをおすすめします。予備校の先生である茂木誠さんの本です。
ランドパワーとシーパワーという切り口でとても分かりやすく解説してくれています。
【本の特徴】
地政学の基礎が分かる
とにかくわかりやすい
ロングセラー
【学べること】
国際情勢の根幹
各国の考え方の本質
米国は島、欧州は半島
「世界の「今」を読み解く!【図解】新・地政学入門~地理の政治学~」
売れた本を現在の状況に合わせて改訂。現在・過去・未来の各国の野心が分かります。高橋洋一さんの本。
地政学を学んでおくと、日本に影響を及ぼす様々な出来事の本質を理解できます。本質を理解できるという事は、未来を予測できやすくなります。
とても読みやすい本なので、さらっと読んでみて下さい。世界でおきていることの本質を理解できますよ。
【本の特徴】
YouTube91万フォロワーの高橋洋一さんの本
プリンストン大学で学んだ国際政治の知識をベース
【学べること】
地政学の基本
各国が何を考えているか?
世界の今後の見方
「Webを学ぶ」おススメな本
Webの仕組みを学ぶ
まずは、以下の3冊を読んでください。これだけで、Webの仕組みが理解できます。
「知識ゼロからのプログラミング学習術」
まずは、学ぶ前に「学び方」を学ぶ本です。学びの地図を手に入れましょう。 まずは読んでみる。理解出来なくてもOK。まずは全体感を手に入れましょう。北村拓也さんの本です。
そして、Webの学びが進んだら、また、この本を読む。そうするとより、全体感を手に入れることが出来ます。
【本の特徴】
学ぶ前に学び方を学ぶ本
知識ゼロでもわかりやすい
迷路に入る前に読む本
【学べること】
無駄のない学習方法
Webの全体感
やりたいこと別学ぶ順番
「プロになるためのWeb技術入門」
古い本ですが、プロにならなくても必ず読んでほしい本です。小森裕介さんの本です。
少し古い本ですが、秀逸な理由は、Webで知っておくべきことをほぼ網羅してくれている点、上記を時代の流れに沿って、紹介をしてくれている点です。
「こんな便利な技術ができました。そうしたら、こんなことが更に出来るといいな!となりました。そうしてできたのがこの技術です。」
こんな感じで紹介してくれているので、Webの進化の歴史がとってもわかりやすく理解できます。
この本を読んでいる最中にどうしても引っかかるのは、Webの世界で10年前の本ということでした。ただ、結論全く問題なしです。
その後何冊もWebの基本の本を読みましたが、全然古くなく一番わかりやすかったです。ご安心ください。いまだに在庫がしっかりあることも人気の証明です。
【本の特徴】
10年以上前の本
今の売れ続けている
皆がおススメの入門書
【学べること】
Webの全体の仕組み
Webシステムの歴史
Webの基礎の基礎
「イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本」
1テーマ2Pで紹介。左ページ文章、右ページ図解付きで分かりやすく紹介してくれています。小林恭平さん 坂本陽さんの本です。
特に右ページの図解が秀逸で文章ではわかりにくいことが、とっても理解しやすく紹介してくれています。
Webマーケティングを学ぶ
Webマーケティングが理解できる秀逸な本が以下の2冊です。
共にWebライティングの本ですが、Webマーケティングを解説して、具体的にどのようにWebライティングに活かすか?を書いてくれています。
「マクサン式Webライティング実践スキル大全」
実際に大きな金額を稼いだ人が書いた本です。マクリンさん、サンツォさんというブログの世界の巨匠の二人の著書です。
もれなく、ぬけなくノウハウが書かれています。この本を読むだけで、Webマーケティング・Webライティングが取得できると言っても過言ではない良書です。ただのブログ本ではありません。
【本の特徴】
有名ブロガー2名の共著
2名分のノウハウ満載
ブログの教科書
【学べること】
Webマーケティング
Webライティング
ブログとマネタライズ
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」
Webでの文章の書き方が書かれた実用入門書。もちろんWebマーケティングも学べます。松尾 茂起さんの本です。
不動のロングセラーであり、Webマーケッターの方の多くがすすめる本です。
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