ビジネスに関連する知識を学ぶ際に、とても困ることが2つあります。
- 人により語句の定義が違う上に、説明が抽象的で長く難しい
- 学んだ知識をどうやって使うかがわからない
例えば、「問題」と「課題」という本当によく使う言葉の違いを調べても、人により別々な解釈となります。そしてどれも正解なのです。
また、用語の意味を理解したとしても、どのような場面で使うかまで言及した解説が少ないのです。
その結果、知識としては知っているものの、どのような場面で使うかが分からずに、活用できないことになります。
この2つの問題を、よしつブログは解決します。
1つ目は、「会社の活動」を1枚の図で表しています。その図を詳しく分かりやすく解説することで、会社の活動の全体を把握してもらいます。
それに加えて、ビジネス用語・フレームワーク・仕事の考え方などを解説した記事を用意しています。
そして、「1枚の図」と「各記事」をつなげています。カテゴリーを見てもらうことで、各用語やフレームワークが、会社の活動のどの部分で使えるかが分かるようになっています。
2つ目は、各記事の構成は、用語等の解説を「憶えやすい短文」+「詳細解説」形式で説明しています。
例えば、戦略と戦術の違い野説明では、戦略とは、「〇〇する」、戦術とは、「〇〇するために△△(具体的な行動)する」と表現し、その後に詳細を解説しています。
まずは、この短文の定義を憶えてもらい、その後に自分の解釈を追加してもらうことで、自分自身の使える知識にしてもらえればと思います。
各用語・フレームワーク・仕事の考え方等は、カテゴリーに分けて130記事用意しています。サイトマップか、このページの右下にあるカテゴリー一覧から参照ください。
(個別記事を探すにはサイトマップを参照)
ここから、このブログの基本となる、会社の活動全体を表す1枚の図を解説していきます。
1枚の図で会社の活動全体を表す

上記が会社の活動を1枚の図で表したものです。様々な要素が入っていますので、わかりやすく各要素に分解して説明していきます。
会社とは現金を使って現金を増やす器

赤字部分をご覧ください。
会社の活動は、「現金」を使って「現金」を増やす器であることを表現しています。
左側から現金を投入すると、右側に現金が出てきます。当然投入した金額より多くの金額を得ることが大事になります。
これが会社の活動です。
(詳しくは、本質を一言で表現!「会社とは?」をわかりやすく解説を参照)
(その他の本質の説明は、会社関連用語の本質をまとめてわかりやすく解説を参照)
会社の活動は財務三表で見ることができる
会社の活動は以下の流れです。
1.現金を集める
2.集めた現金を使って投資する
3.投資したものを使って売上を上げる
4.売上を上げるために使った経費を差し引く=利益
5.これらの活動で現金が増えたのかどうかを確認する
1で集めた現金を使って、最終的に5で現金が増えたかどうか?その過程を含めて確認できるのが財務三表です。
1.2は貸借対照表(B/S)、3.4は損益計算書(P/L)、5はキャッシュフロー計算書(C/F)に記載されています。
(詳しくは、ひとつの考え方でつなげると簡単理解!「財務三表(B/S、P/L、C/F)」を解説を参照)
課題解決を「組織活動」と「組織力」でおこなう

赤字部分を確認下さい。
会社の活動は、そこで働く従業員の仕事によって行われます。
そして仕事の本質は、課題解決です。
その課題解決を「組織活動」と「組織力」でおこないます。
組織活動によって、顧客の課題を解決するからお金を頂けます。
また、社内の課題を解決することで、顧客サービスの強化やコスト削減ができるようになります。
・営業であれば、顧客の課題を解決して売上を上げるためにどうするか?
・総務であれば、従業員が快適に働くためにどうするか?
・経理であれば、経営にどのような数字を出せば、経営判断の質が上がるか?
など、それぞれに課題は必ずあります。そしてその課題を解決することが仕事なのです。
(詳しくは、仕事の本質である「課題解決の考え方」についてわかりやすく解説を参照)
課題解決をおこなう「組織活動」とは?

赤枠をご覧ください。
課題解決をおこなう「組織活動」について具体的に紹介します。
目指したい姿を最初に設定します。そして、現状を見ると、ギャップが生まれます。
ギャップが問題で、その中に解くべき問題があり、それが「課題」となります。
次に、課題解決をおこなうために何をするか(=戦略)を決めます。そして具体的に行うこと(=戦術)を決めて実行することで、目指す姿に行くことができます。
これが、組織活動の内容です。
(詳しくは、「目指す姿・現状・問題・課題・戦略」をたった1枚の絵で表すを参照)
組織活動の中には、問題と課題と戦略と戦術が含まれますので、それぞれを解説します。
問題と課題の違いは?
・問題は、目指す姿と現状のギャップすべて
・問題は、現象と原因の2つが含まれる
・課題は、解決すべき問題です 問題の中の原因部分にあります
これが問題と課題の違いを表す内容です。

図にすると上記となります。
(詳しくは、人により定義が違う「問題と課題の違い」をわかりやすく解説を参照)
(問題・課題のフレームワークは、課題解決の考え方と使えるフレームワーク24選を参照)
戦略と戦術の違いは?
・戦略とは「〇〇する」と決めること
・戦術とは「〇〇するために△△(具体的な行動)する」 と決めること
これが戦略と戦術の違いです。共に目指したい姿を実現することが目的で、戦略の中に戦術があります。
(詳しくは、様々な説のある「戦略と戦術の違い」をシンプルにわかりやすく解説を参照)
(戦略・戦術のフレームワークは、課題解決の考え方と使えるフレームワーク20選を参照)
課題解決をおこなう「組織力(=個人力×個人以外力)」とは?

赤字部分をご覧ください。
組織力=個人力×個人以外力で表すことができます。
(詳しくは、組織力とは?「個人力」と「個人以外力」に分けてわかりやすく解説を参照)
個人以外力という見慣れない言葉を使っていますが、後程解説します。
さらに、「個人力」「個人以外力」をそれぞれ分解すると以下となります。

個人力=個人の能力×能力発揮率、個人以外力=組織力ー個人力となります。
組織力の要素である「個人力」と「個人以外力」をそれぞれ解説します。
「個人力」=「個人の能力」×「能力発揮率」
「個人力」は、「個人の能力」に「能力発揮率」をかけたものです。
人は持っている能力を100%発揮しそうですが、各組織の環境により、意識・無意識にかかわらず100%発揮しない、もしくはできない場合があります。
だから、能力発揮率をかける必要があるのです。
(詳しくは、組織力とは?「個人力」と「個人以外力」に分けてわかりやすく解説を参照)
個人の能力、能力発揮率についてそれぞれ解説します。
「個人の能力」=知識×課題解決経験

「個人の能力」は「知識」を使って「課題解決経験」を積むことで能力となります。
だから、知識を常にインプットすることが必要になります。そのためにぜひとも習慣化してほしいことがあります。
本を読む習慣をつけることです。本を読む習慣をつけるためには正しい方法があります。
詳しくは「ビジネス書を読む」習慣がつかない3つの理由とその解決策をわかりやすく解説で詳しく書いていますので参照下さい。
(おすすめ本は、何回読んでも学べた本厳選!ビジネスに役立つおすすめ本30選を参照)
知識
知識は、大きく4つに分かれます。必須知識、ビジネス基礎知識、役割知識、業界知識です。
必須知識とは?
社会人として、最初に知っておきたい知識です。社会人として大事なこと、今の環境で大事にすべきことなどの知識です。
以下の記事で最初に知っておきたい知識をまとめています。
(若手社会人が最初に知っておきたいこと12選 考え方・意識・習慣を参照)
ビジネス基礎知識とは?
ビジネスの基礎となる知識で、フレームワークや法則等様々なものがあります。
以下の記事で必要な基礎知識をピップアップし、わかりやすく解説しています。
(知っておきたいビジネススキル向上のための基礎知識38選をわかりやすく解説を参照)
業界知識とは?
ビジネスをおこなう業界特有の知識です。その業界で仕事をする上で知らないと話が通じない基礎となる知識です。
課題解決経験
人は経験を積むことで能力が上がると言われています。ただ、その経験が、課題解決経験かつ難しい課題解決であればあるほど、能力を上げることができます。
「能力発揮率」とは?
能力発揮率とは、個人の能力を何パーセント使っているかという率です。

上記のように個人の能力がA社は100、B社は50と倍の差があっても、それぞれの能力発揮率が40%と100%では、トータルの個人力はB社の方が高くなります。
(詳しくは、能力発揮率とは?率が下がる13の理由と対策を含めてわかりやすく解説を参照)
「個人以外力」とは?

「個人以外力」とは、「組織力」から「個人力」を引いたものです。
何が残るのか?
商品力、ブランド力、Webサイト集客力などです。
同じ個人力でも上記のありなしで、間違いなく売上が変わります。
このように、個人以外力が組織力に大きな影響をあたえるのです。
(詳しくは、組織力から個人力を引いた時に残る「個人以外力」をわかりやすく解説を参照)
会社を見る眼を高める方法
上記が会社の活動を1枚の図で表したものです。では、この会社の活動全体図をもっと理解する方法を紹介します。
具体的な企業の事例を知ることです。
よしつブログでは、様々な会社の企業分析を記事にしています。
キーエンス、オービック、ZOZO、出前館、モノタロウ、エムスリー、ワークマン、ABCマート、ビズリーチ、メルカリ、サイボウズ、無印良品、ラクスル、freee、Sansan、ダイキン工業、日本M&Aセンター、ラクスの各企業の分析をしています。
各企業の記事を参照下さい。
各企業のポイントをさっとみたい場合は、【有名企業分析】18社の直近決算と成長のポイントをわかりやすく解説を参照ください。
転職を考える際に知っておくこと
上記の見方で会社を見ていくと、今働いている会社に不安が出てくる場合もあるかと思います。
その際は、転職を考えることになります。
私は、中途採用の面接も沢山しています。そして、私自身も3回転職しています。
そのノウハウを生かして、20代の方向けに転職の考え方と方法の記事を書いています。
・退職を判断する際に大事にしたい「2つのこと」
・良い会社の見分け方
・良い上司の見分け方
・会社の選び方の「4ステップ」
・転職活動で絶対守ってほしい「3つのこと」
・求人内容の特徴から会社を「ちゃんと推測する」
・会社の口コミサイトの「口コミ評価を鵜呑みにしない」
・採用面接で知っておきたい「2つのこと」
上記のような内容を記事にしています。
詳しくは、20代で転職「転職の判断基準と会社選びの方法」厳選8つをわかりやすく解説を参照
1枚の図で会社の活動全体を表すの「まとめ」

各要素を説明してきましたが、再度合体させると上記の図となります。
この1枚の図と各用語やフレームワークや考え方をつなげていくことで、各用語やフレームワークを理解してもらうだけでなく、どの部分で使えるのか?まで把握できるようにしていきます。
何回も読んだおススメ本の紹介は以下を参照下さい。

何回読んでも学べた本厳選!ビジネスに役立つおすすめ本はこちら
「社会人一年目・若手におすすめ」「会社とは何?」「ビジネスの基礎知識」「問題解決フレームワーク」「有名企業分析」「20代の転職」で沢山記事を書いています。以下のサイトマップで記事一覧を参照ください。

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