内定後入社を決める前に労働条件以外で絶対大事にしたいこと

7.転職の知識
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内定が出たらとてもうれしい気持ちになります。ただ、その気持ちが、間違った判断を導きます。

安心することで、妥協、確認不足等により、入社後後悔することになります。

転職で一番大事なのは、内定をもらった後に入社するかどうかを決める判断です。

この最後の最後を間違うと、今までの苦労が無駄になってしまいます。

この記事では、内定後入社を決める際に絶対おこなってほしい大事なことを紹介します。

これをおこなうことで、入社する会社を間違う確率が間違いなく減ります。

この記事は、

・3回の転職経験
・中途採用の責任者の経験
・多数の書類選考・面接の経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、知っておきたい 転職の知識(転職判断から入社まで)

内定後入社を決める前に大事にしたいこと

内定会社の内部を知る

これが一番大事なことです。もちろん、給料に関わる労働条件通知書も大事です。

ただ、良い労働条件だったとしても、望まない雰囲気の会社に入ってしまうのは本末転倒となります。

具体的な行動には、

オフィスに入れてもらう
夜オフィスに行ってみる
朝オフィスに行ってみる
人事評価制度の詳細を確認

この4つの行動だけは必ずおこないましょう。

内定をもらう前と後の応募会社の変化を紹介した後に4つのポイントを紹介します。

内定をもらう前と後の応募した会社の変化

内定を出したと同時に立場が逆転する

内定を出す前は求職者である皆さんの方が弱い立場です。

選んでもらう方だからです。

ただ、内定が出ると、皆さんの方が強い立場になります。

なぜならば、内定を出した瞬間、その人に入社してもらうことが採用担当者の仕事に変わるからです。

だからこそ、強い立場を生かして遠慮せずに知りたいことは必ず聞くようにしましょう。

オフィスに入れてもらう

オフィスに入るだけでさまざまなことがわかる

面接段階では、セキュリティの問題もありほぼオフィスに入れません。

ただ、内定が出ると「要望すれば」オフィスに入ることができる場合があります。

セキュリティの問題で断られても、遠くから見る、ちらっと見るだけでもお願いしましょう。

これだけで、その会社の雰囲気がわかります。空気感が良い悪い、ぴりついている、のんびりしている、働く人の年齢層など沢山の情報を得ることができます。

この情報だけで、自分にあうかどうかの判断確率が上がります。

できれば、人事総務などのスタッフではなく、営業やマーケなどの事業に直接かかわる部署のオフィスがおススメです。

内定者の多くは、この行動をおこないません。ただ、本当に重要です。

私も1回転職を失敗しているのですが、事前にオフィスに入っていませんでしたが、入社当日はじめてオフィスに入った瞬間、失敗したことを確信しました。

夜オフィスに行ってみる

残業の本当の姿が見える

面接等で残業が少ないなどの説明を受けたとしても、実態はわかりません。

入社してしまうと引き返せませんので、事前に知る必要があります。

夜はオフィスに電気がつきますので、外から見るだけでも人がいるかどうかがわかります。

面接を受けに訪問した際に、階ごとの入居会社書かれた案内が必ずありますので確認しておきましょう。

もし、同じ階で複数の会社が入っている場合は、どの方角に会社のオフィスがあるかを確認しておきましょう。

確認方法は、エレベーターを降りた際どのようにオフィスにたどり着いたかを覚えておくことで、どの位置にあるかわかります。

あとは、夜の9時や10時にそのビルにいけば、実態がつかめます。

朝オフィスに行ってみる

本当の出社時間がわかる

事前に始業時間を確認しおき、1時間半前から出社する人を観察します。

早出は、残業にならないので、始業時間よりかなり早く出社する人が多くいれば、サービス労働をしていることがわかります。

最近は、残業にうるさい会社が多いので、従業員が朝の時間で調整している場合もあります。

また、出社時に社員同士が「どんな挨拶をしているか」で大体の雰囲気がわかります。

ただ、大型オフィスかつセキュリティの関係で、誰が内定をもらった会社の従業員かわからない場合があります。

その際は、別の場所に営業所や別のオフィスがあるかを確認しましょう。

大型オフィスでなければ、確認しやすくなります。そちらで確認しましょう。

人事評価制度の詳細を確認する

・人事評価制度は、会社組織の根幹をなす制度
・良い会社は、根幹の制度をちゃんと設計実行している

上記2点の理由で、人事評価制度を見たら良い会社かどうかがわかります。

できれば、面接時に逆質問で聞きたいのですが、聞けない場合は、入社を決める前に必ず確認しましょう。

人事評価制度の目的は、「従業員が組織に貢献すること」「従業員自身が成長すること」を同時に実現することです。

(詳しくは、「人事評価(人事考課)の目的」をわかりやすく解説を参照)

人事評価制度は、会社組織の根幹をなす制度だと言えます。

したがって、その根幹となる人事評価制度を、どこまでちゃんと設計し実行できているかを見ると、その会社の経営層が組織運営をどこまで深く考えているかがわかるのです。

経営層がちゃんと考えていると良い会社である場合が多いです。ただ、ちゃんと考えていない経営層の会社なら、ほぼ間違いなく悪い会社です。

人事評価制度の良悪を見極めるポイント3つです。

・個人の目標及び判断基準が明確か?
・プロセスの項目が入っているか?
・上長との人事評価面談が年間4回以上あるか?

上記の3つを見れば良い人事評価制度かどうかがわかります。

(詳しくは、良い会社の見分け方 ちゃんとした人事評価制度がある会社を参照)

内定後入社を決める前に大事にしたいことの「まとめ」

内定会社の内部を知る

具体的な行動には、

オフィスに入れてもらう
夜オフィスに行ってみる
朝オフィスに行ってみる
人事評価制度の詳細を確認

この4つの行動をおこなってください。手間はかかりますが、採用担当者の言うことを鵜呑みにせず、この4つで会社の実態を知ることで失敗の確率が大きく下がります。

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