さまざまな人のサポートがないと転職はできません。特に人を募集している会社を見つけるには、転職系の会社に頼るしかありません。
ただ、その際に1点だけ、認識しておいてほしいことがあります。転職のプロとは誰か?という認識です。
転職関連の会社に勤める人が転職のプロとして紹介されることが多いですが、本当にそうなのでしょうか?
転職の一部分では確かにプロですが、転職全体を通すとプロとは言えない部分もあると私は思っています。
なぜこのような禅問答のようなことにこだわるかと言えば、転職というとても大事なことにおいて、できるだけ確かな情報を得てほしいからです。
この記事では、転職のプロとは?についてわかりやすく紹介します。
この記事は、
・3回の転職経験
・中途採用の責任者の経験
・多数の書類選考・面接の経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい、知っておきたい 転職の知識(転職判断から入社まで)
転職のプロとは?
転職の一部分のプロはいるが全体のプロはいない
Web等ではよく転職のプロという人が記事を書いています。
ただ、転職全体を通しての転職のプロはいないと私は考えています。
・転職会社は転職のプロ?
・本来の転職のプロとは?
・転職情報の活用方法
上記3つに分けて紹介します。
転職会社の人は転職のプロ?
転職という「手段」のプロ
転職会社は転職のプロと感じますが本当にそうでしょうか?
転職の目的は、今いる会社より良い会社で働くことです。
転職する会社が決まり、働いてみた結果、良い会社であれば初めて転職の成功です。
転職会社は、新しい会社に入社するところまではサポートしますが、最終結果には責任を持ちません。
したがって、転職という「手段」のプロなのです。
本来の転職のプロとは?
何回も転職し、何回も転職に成功している人
これが本来の転職のプロです。このような方が身近にいますか?
ほとんどの人の近くにはいません。それほど、数が少ないからです。
その上、いたとしても、その方がとても優秀で引く手あまたの場合がほとんどです。
したがって、転職のプロがいたとしても、その方のノウハウを私たち凡人が使えるわけではないのです。
転職情報の活用方法
転職のフローに分けてそれぞれの専門家を活用する
上記から本来の転職のプロは身近にいません。したがって、「転職のフロー」ごとに信頼がおける人からの情報を得る必要があります。
転職のフロー
1.転職するかどうかの判断方法を知る
↓
2.転職するかどうかを決断する
↓
3.転職先の探し方を知る
↓
4.転職先を見つける
↓
5.転職先に応募する
↓
6.面接して内定をもらう
↓
7.入社を決定する
↓
8.入社後転職が成功したかどうかを判断する
これが転職のフローです。
1から始まり8でやっと成功かどうかがわかります。
転職会社のカバー範囲
転職エージェントのカバー範囲は、3~6です。転職サイトのカバー範囲は、4~6です。
この部分はしっかり、活用しましょう。
ただ、転職エージェントや転職サイトがカバーしている部分は上記の通り、転職の一部分です。
確かに、転職会社はWeb上で上記の範囲以外についても沢山の記事を書いています。
ただ、ビジネスの性質上どうしても総花的な記事となっています。
転職関連会社なので、間違ったことは書いていませんし役に立つ情報もあります。
ただし、転職関連会社が記事を書く際に制約がかかります。
転職関連会社の多くは、求職者に企業を紹介することで、企業から報酬をもらっています。
企業からお金をもらっているということは、記事で企業の優劣をつける内容を紹介しづらいのです。
例えば、粗利率が高い会社を選びましょうとは言えません。取引している会社に粗利率の低い会社があるからです。
このことが、記載されている記事内容の制約となり、記事内容が具体的にできない部分があるのです。
(詳しくは、【20代転職】ノウハウの情報収集で気をつけてほしい3つのことを参照)
転職全体の情報獲得方法
私の記事で恐縮ですが、以下の記事を参照下さい。
(20代「転職の判断から転職活動の進め方」をわかりやすく解説)
上記1~8について、この記事でポイント解説をおこなってます。詳細が知りたければ別途詳細に解説した記事も用意しています。
上記課題感から書いた記事なので、参考になると思います。
本来の意味での「転職のプロ」とは?のまとめ
転職の一部分のプロはいるが全体のプロはいない
転職のフローに分けてそれぞれの専門家を活用することが大事になります。
1つの情報源だけなく、複数の情報源を持つことで、得たい情報を獲得することができるようになります。
他のも転職活動の前に知っておきたいことの記事を書いています。参照下さい。
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