仕事を最速でおこなう方法「普通ならこうなる」と考える

7.ビジネススキル
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仕事は常にスピードと精度の両方が求められます。

先輩や上司の仕事のスピードと精度に驚いたこともあると思います。

実はこれは、「仕事の慣れ」や「スキルアップ」という抽象的な言葉で語られることが多い現象です。

しかし、その仕組みはもっと具体的な言葉で説明することができます。

この記事では、先輩たちのスピードの正体である「具体的な思考法」を分かりやすく解説します。

この記事は、

・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つ「よしつ」が実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、ビジネススキルを必須スキル・思考法・コミュニケーションに分けて解説

仕事を最速でおこなう方法とは?

頭の中にある「普通ならこうなる」を使う

先輩や上司の仕事が早いのは、頭の中に「普通ならこうなる」というモノサシ(基準)をたくさん持っているからです。

このモノサシがあることで、なぜ仕事が早くなるのか。ポイントは以下の3つです。

・ギャップ=問題がすぐに見つかる
・一から考えなくていい
・頭の中で素早く処理できる

上記3つの根幹となる仕事の本質を最初に紹介した後に、それぞれの詳細を解説します。

仕事の本質

仕事とは、「価値」を提供する「行動」で「お金」を得ること

このコアとなる部分が、

他の人の役に立つこと=価値=課題解決

価値とは、「他の人の役に立つこと」であり、「課題解決」です。

他の人が困っていることや、「こうなったらいいのに」と考えていることを解決すると、相手は喜びを感じます。

これこそが、他者に提供できる価値です。

課題解決というと難しく聞こえるかもしれませんが、例えば、飲食店でのアルバイトは、お店の人手不足という課題を解決していることになります。

また、お客様の課題を自社商品を使ってもらうことで、解決している場合もあります。

(詳しくは、仕事とは?を「価値」「行動」「お金」3つのキーワードで解説を参照)

このような本質を踏まえると、課題解決をおこなうことがとても重要です。

課題解決するためには、まずは皆さんがサービスを提供しようとする人(顧客・経営層・上司など)の問題点を把握する必要があります。

その問題点をいかに早く見つけるかが、仕事のスピードと精度を分ける最大のポイントになります。

そして、この問題発見のスピードを劇的に上げる方法こそが、頭の中で「普通ならこうなる」と考えることなのです。

ギャップ=問題がすぐに見つかる

「普通」というモノサシがあるから、ズレがすぐ分かる

「問題を見つけろ」と言われると、会社の財務データや壮大な市場分析が必要だと私たちは思い込みがちです。

ただ、「ただのギャップ(間違い探し)だよ」と言われるとできそうに感じませんか?

「普通ならこうなる」という基準を頭に置きながら目の前の仕事を見ると、そこから外れているものがすぐにわかります。

その「普通から外れた部分」をピンポイントで検証することで、解くべき問題(=課題)へ最短でたどり着けるようになります。

例えば、スマホを満タンに充電して家を出たとします。

お昼休みにふと画面を見たら、バッテリーが残り「20%」になっていました。この時、あなたは一瞬で「何かおかしい(問題がある)」と気づくはずです。

なぜ気づけるかというと、頭の中に「普通なら、お昼の時点ではまだ80%くらい残っているはずだ」というモノサシ(基準)があるからです。

「普通(80%)」と「現実(20%)」のギャップがあるからこそ、「バックグラウンドで重いアプリが動いているのかな?」と、原因(問題)をすぐに見つけ出すことができます。

一から考えなくていい

モノサシを使い回せるから、毎回ゼロから悩まなくていい

どう考えたらいいか?から始めなくてよくなります。

新しい仕事が来るたびに「白紙のキャンバス」の中に色を付けていくのはとても大変なことです。

すでに頭の中にある「普通」をガイドライン(下書き)にすればいいと分かれば、あとは「どのモノサシを当てはめるか」を選ぶだけになります。

仕事が遅い人は、新しい仕事を任されるたびに「何から手をつけよう…」とゼロから悩んでしまいます。

一方で仕事が早い人は、「今回の仕事は、要するにあのパターンと同じだな」と、過去に得たモノサシを使い回しているため、悩む時間そのものがありません。

頭の中で素早く処理できる

外部に頼らず、自分の頭ですぐに判断できる

どの「普通ならこうなる」が使えるかは、時と場合によります。

ただ、頭の中に多くの「普通ならこうなる」があれば、すぐにそれぞれのロジックを検証できます。

外部(スマホやAI)に答えを探しにいくと、いちいち調べる必要があるので時間がかかってしまいます。

モノサシが自分の頭の中にあるからこそ、すぐに違和感に気づくことができます。

もし違和感の正体が違っても、別のモノサシをすぐに当てはめ直せるため、結果として仕事のスピードと精度が圧倒的に高くなるのです。

これが、上司や先輩の「圧倒的なスピード」の正体です。

普通ならこうなるをたくさん得る方法

世の中に沢山あふれているものを学ぶ

もちろんすでに頭の中にもあるでしょうが、「普通ならこうなる」は実は世の中に沢山あふれています。

物事の本質もそうですし、フレームワーク・法則もそうです。また、ビジネス基礎知識を知ることもモノサシを増やすことになります。

例えば仕事の本質(他の人の役に立つこと=価値=課題解決)を理解しておけば、今の仕事が本当に意味のある仕事かどうかが分かります。

課題解決が大事だとわかれば、ビジネススキルを上げるためには、課題解決の能力を高めればいいと分かります。

(詳しくは、【スキル一覧付】ビジネススキルとは?をわかりやすく解説を参照を参照)

また、会社は「開発→生産→販売」というフレームで動いています。

これを知っておけば、自社の課題がどのステップかを考えることができます。

(詳しくは、一番基本のフレームワーク「開発→生産→販売」を具体例含めて解説を参照)

戦略を考えようと思うとアンゾフの成長マトリクスというフレームを知っておくと、4つに分けて整理して考えることができます。

(様々なフレームワークは、課題解決で使えるフレームワーク・法則を工程ごとに分けて解説を参照)

このように、世の中の優れた知恵を学ぶことは、自分の中に「普通ならこうなる」という確かなモノサシを増やしていく作業そのものなのです。

普通ならこうなるの弱点

このようにとても有用な「普通ならこうなる」ですが、2つの弱点を持っています。

・時代遅れとなることがある
・固執してしまうことがある

それぞれを解説します。

時代遅れとなることがある

普遍的なフレームワーク等も多いのですが、中には、時代変化に対応できないものも出てきます。

例えば、ひと昔前なら「わからないことはGoogleで検索する(ググる)」が仕事の普通でした。

しかし今、時代はAIの活用へと急速にシフトしています。

これまで絶対的に正しかった「普通」が、テクノロジーや環境の変化によって、ある日突然「時代遅れ」になってしまうことは珍しくありません。

大切なのは、世の中の前提が変われば、「普通ならこうなる」のルールも変わるという事実を、常に頭の片隅に置いておくことです。

固執してしまうことがある

一度得たものを人は簡単に手放さない習性を持っています。これは誰でもそうです。

特に、過去にそのモノサシで成功した経験がある人ほど、前はこれでうまくいったから、今回も「普通は」こうなるはずだ!と固執してしまいがちです。

固執を防ぐためには、常に新しい「普通ならこうなる」を学び、自分の頭の中に仕入れておくしかありません。

新しい知識を仕入れると、過去に得た「普通」との間にズレ(相違)が出てくることに気づきます。

そのサインを得たら、頭の中のOSの書き換え時だと認識しましょう。

「自分の普通は、いつでもアップデートしていいんだ」という認識を持つだけで、新しい変化を柔軟に受け入れる準備ができるようになります。

まとめ

今回は、仕事を最速かつ高精度で進めるための武器、「普通ならこうなる」という思考法について解説しました。

最後に、ポイントをまとめておきます。

・仕事の本質は「課題解決」であり、問題を最速で見つけることがスピードアップの鍵。

・「普通ならこうなる」というモノサシがあれば、間違い探しのように一瞬で問題(ギャップ)が見つかる。

・モノサシを自分の頭(ローカルメモリ)に入れておくことで、ゼロから悩まず、その場で素早く処理できるようになる。

・ただし、自分のモノサシが時代遅れになったり、固執したりしないよう、常にOSをアップデートし続けることが大切。

先輩や上司が仕事が早いのは、決して「特別な才能」があるからではありません。

頭の中にある「普通ならこうなる」という質の高いモノサシ(引き出し)の数が、圧倒的に多いだけなのです。

もし、あなたが「もっと仕事のスピードを上げたい」「自分の中のモノサシを増やしたい」と感じたなら、ぜひこのブログの他の記事を覗いてみてください。

当ブログ「よしつブログ」では、私が30年以上のキャリアと5社での経験、そして何百人ものマネジメントの中で厳選してきた、ビジネスの本質やフレームワーク、基礎知識を分かりやすく解説しています。

どの記事も、あなたの頭の中に「普通ならこうなる」という強力な引き出しを増やすためのヒントが詰まっています。

まずは気になる記事を1つ読んで、明日からの実務で「モノサシ」として使い回してみてください。

気づいたときには、周囲が驚くほどのスピードで仕事が進められるようになっているはずです。

(あわせて読みたい:よしつブログの記事一覧

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