何かわからないことがあれば、すぐにスマホ等でネット検索をすることが多いと思います。
でも、この「すぐに検索」が、実は、皆さんの学びを大きく阻害しています。
この記事では、なぜこのようなことになるのか?についてわかりやすく解説します。
このことを理解できると、日々の少しの行動(工夫)で、同じ経験から多くのことを学ぶことができるようになります。
この記事は、
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい 若手社会人が最初に知っておきたいこと 考え方・意識・習慣)
経験から学ぶための大事なコツとは?
すぐにネット検索せず一旦考える!
たったこれだけです。たったこれだけの行動が、経験から多くのことを学ぶコツになります。
すぐに検索する大きなデメリットとは?
脳の本来の力を使わないため
すぐに検索することで、答えがわかることが大きなメリットです。ただ、私たちは経験から学ぶために必ず必要なことは、自分自身の脳(頭)で考えることです。すぐに検索すると、脳を使わないため学びの大きなデメリットになります。
経験から学ぶための大事なコツの「詳細」
- すぐに検索する癖
- 脳の本来の力を発揮するためには?
この2つに分けて解説します。
すぐに検索する癖
今の時代当たり前ですが、スマホ、PCがいつでもどこでも使える状態です。
検索すれば疑問に対する答えらしいものが、沢山情報として得ることができます。
20代の皆さんは生まれた時からこのような状態なので、すぐに検索することが当たり前の行動となっています。
とても便利ですし、メリットが大きいのも事実です。
ただ、この行動が皆さんの自分で考えて仮説を立てる機会を大きく減らしている状況を生み出しています。
このことにより、脳が使われる機会が減り、学びが減っているのです。
脳の本来の力を発揮するためには?
- 人の脳の特性
- 脳を動かすには?
上記2つに分けて解説します。
人の脳の特性
人の脳を動かすにはとてもパワーが必要です。だから、脳は普段はできるだけ休もうとします。
また、使いすぎると、疲れてしまって動かなくなります。
これが私たちの脳の構造なのです。すごい力を持っているのですが、消費パワーが多いため、常に全力では働いてくれません。
例えば、行動する時に顕著に表れます。電車で〇〇駅に行くとします。
A. ネットで検索した経路案内どおりに目的地に着く
B. 路線図を見ながら、目的地にたどり着く
さてABどちらが、経路を覚えているでしょう?
まちがいなくBとなります。Aのように言われるまま行動すればよい場合は、脳が最小限しか動きません。
逆に、Bの場合だと、どのルートで行けば最短で行けるか?乗換の便利さはどのルートか?お金が一番安いのはどのルートか?などを考えないといけません。
結果、強制的に脳で考えることになり、脳が精一杯動いてくれます。
そうすると、脳の別の機能である記憶という能力が発揮されます。だから、覚えるのです。
車のナビでも同じことが起こります。ナビ通りに運転すると道を覚えません。また、車の助手席に乗っていても、同じことがおきます。
情報に受け身なので、脳が働かずに道を覚えないのです。
脳を動かすには?
大事なことは、脳を使って考える時間を確保することです。
あっている間違っているではなく、考えてみることが大事になります。
そうすると、立てた仮説と実際が違えば、違ったことを学びます。
結果、記憶に残り、使えるようになり、能力が上がることになるのです。
したがって、検索する前に、自分で一旦考える癖をつけてほしいのです。
経験から学ぶための大事なコツの「まとめ」
すぐに検索せずに一旦考える!
たったこれだけ意識して仕事をしていただくと、まったく学びが変わります。
ぜひとも沢山学ぶことができる方法である、まずは考えることを実行してください。脳ってすごいので、効率よく使いましょうね。
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