何かわからないことがあれば、すぐにスマホ等でネット検索をすることが多いと思います。
でも、この「すぐに検索」が、実は、皆さんの経験からの学びを大きく阻害しているのです。
この記事では、なぜそのようなことになるのか?についてわかりやすく解説します。
このことがわかると、日々の少しの行動(工夫)で、同じ経験から多くのことを学ぶことができるようになります。
この記事は、風土の違う5社での経験、数百名のマネジメント経験、100回を超える若手向け勉強会の講師をした経験を持つよしつが、書いています。
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経験から学ぶための大事なコツとは?
すぐにネット検索せず一旦考える!
たったこれだけです。たったこれだけの行動が、経験から多くのことを学ぶコツになります。
経験から学ぶための大事なコツの「理由」
すぐに検索する癖により、脳の本来の力をほとんど使っていないため
脳が使われていないので、ちゃんと使えば、学びが大きくなります。
経験から学ぶための大事なコツの「詳細」
すぐに検索する癖、脳の本来の力を発揮するためには?この2つに分けて説明していきます。
すぐに検索する癖
今の時代当たり前ですが、スマホ、PCがいつでも使える状態です。
そして、その中には、検索すれば疑問に対する答えらしいものが、沢山情報として得ることができます。
そして、皆さんが生まれた時からこのような状態なので、当たり前の行動となっています。
このことは、とても便利ですし、良いことが多いのも事実です。
ただ、、このことが、皆さんが自分で考えて仮説を立てる機会を大きく減らしている状況を生み出しています。
そしてこのことにより、脳が使われる機会が減り、それにより、本来の脳の働きをさせていないだけでなく、学びが減っているのです。
脳の本来の力を発揮するためには?
人の脳の特性
人の脳を動かすにはとてもパワーが必要です。だから、脳は普段はできるだけ休もうとします。
また、使いすぎると、疲れてしまって動かなくなります。
これが私たちの脳の構造なのです。すごい力を持っているのですが、消費パワーが多いため、常に全力では働いてくれないのです。
例えば、言われたまま行動する時に顕著に表れます。電車で〇〇駅に行くとします。
A. ネットで検索した経路案内どおりに目的地に着く
B. 路線図を見ながら、目的地にたどり着く
さてABどちらが、次回同じ出発地から目的地に行く際に、経路を覚えているでしょう?
まちがいなくBとなります。Aのように言われるまま行動すればいい場合は、脳が最小限しか動かないのです。
そして、Bの場合だと、どのルートで行けば最短で行けるか?乗換の便利さはどのルートか?お金が一番安いのはどのルートか?などを考えないといけません。
強制的に考えることになるのです。そうすると、脳が精一杯動いて、考えてくれるのです。
そうすると、脳の別の機能である記憶という能力が発揮されます。
だから、覚えるのです。
車のナビでも同じことが起こります。車の助手席にのっていても同じです。
受け身なので、道を覚えないのです。
脳を動かすには?
大事なことは、脳を使って考える時間を確保することです。
合っている間違っているではなく、考えてみることが大事になります。
そうすると、脳が動き、立てた仮説と実際が違えば、違ったことを学びます。
そうして、記憶に残りますし、記憶に残れば使えるようになり、能力が上がることになるのです。
だから、意識して検索する前に、自分で一旦考える癖をつけてほしいのです。
経験から学ぶための大事なコツの「まとめ」
すぐに検索せずに一旦考える!
たったこれだけ意識して仕事をしていただくと、それだけで、まったく学びが変わります。
ぜひとも沢山学ぶことができる方法である、まずは考えることを実行してください。脳ってすごいので、効率よく使いましょうね。
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