成長の方向性の考え方 「したいこと」×「できること」マトリクス

2.考え方・意識・スキル
※当ページのリンクには広告が含まれています。

成長を阻害する「やってはいけないこと」を知らずに努力すると、その頑張りは無駄になってしまいます。

しかし、力を注ぐべきポイントに集中できれば、あなたの成長は一気に加速するでしょう。

この記事では、効果的な成長を促すための判別方法の一つ、「したいこと(Will)×できること(Can)マトリクス」について、わかりやすく解説します。

この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つ「よしつ」が実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、知っておきたい 考え方・意識・スキル

「したいこと」×「できること」マトリクスとは?

・手を出してはいけない領域の判別
・効果的に努力すべきポイントの特定

この2つを判別することができるのがこのマトリクスです。

このマトリクスで明確になった部分を努力することで、成長が早くなります。

具体的には、以下の図を参考にしてください。

「したいこと(Will)」と「できること(Can)」の軸をそれぞれ3つに細分化したマトリクスです。

「したいこと」は、「今したいこと」「今はしたくないが今後したくなること」「したくないこと」の3つに分類します。

「できること」は、「今できること」「今はできないが今後できるようになること」「できないこと」に分類します。

このように整理することで、避けるべき領域だけでなく、注力すべき領域、そして今後目指すべき成長の方向性が明確になります。

ただし、このマトリクスの活用においては、「したいこと」や「できること」を明確に判別するのが難しいと感じる人も少なくありません。

しかし、たとえ現時点で明確でなくても、この考え方自体を知っておくことで、新たな視点や気づきを得られるでしょう。詳細は後ほど詳しく解説します。

2つのポイントをそれぞれ解説します。

手を出してはいけない領域の判別

「やりたいこと」×「できないこと」に手を出さない

「できないこと」の領域は、基本的に避けるべきです。

中でも、特に陥りがちなのが「やりたいこと」と「できないこと」が重なる領域(図の赤点線部分)です。

いくら努力しても、苦手意識は残りやすく、非効率的になりがちです。

見極めは難しいかもしれませんが、この考え方を知っているだけでも、無駄な努力を避ける上で非常に有益です。

効果的に努力すべきポイントの特定

「したいこと×できること」が一番大事な領域

これは、あなたが高いモチベーションで取り組め、かつ成果を出しやすい領域です。

この領域を徹底的に深掘りすることで、有意義な経験を積み、さらに「できること」の範囲を広げられます。

「したいこと×できること」の深掘りが進んだら、次のステップとして、図中の「広げていきたい領域」にも積極的に挑戦していきましょう。

このマトリクスの注意点

判断ではなく考え方を知っておく

このマトリクスの最大の難点は、「したいこと」や「できること」を客観的に判断するのが難しいという点です。

特に経験の少ない若手社会人にとって、自分の「したいこと」が明確でなかったり、「できること」を正確に把握できなかったりすることは少なくありません。

しかし、人生経験を積む中で、「したいこと」が見つかったり、「できること」が明確になったりする時は必ず来ます。

その時に改めて考え始めるのも良いですが、今からこの考え方を知っておくことで、たとえ不明確な状況でも様々な判断に役立てられるでしょう。

実際、私も「したいこと」が不明確だった若い頃にこのマトリクスを知り、様々な判断において自分を客観的に見つめ直すことができ、非常に役立ちました。

なお、このマトリクスの一つの軸である「したいこと」を見つける方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

「やりたいことを見つける方法」を実例を元にわかりやすく解説

「したいこと」×「できること」マトリクスの「まとめ」

・手を出してはいけない領域の判別
・効果的に努力すべきポイントの特定

この2つを判別することができるのがこのマトリクスです。

特に「したいこと×できないこと」に手を出してはいけないことだけは覚えておきましょう。

他にも知っておきたい考え方をテーマに以下の記事を書いています。参照下さい。

ビジネスの知識を増やすには、本を読むことがおススメです。

失敗しない本選びのために、何回も読んだおススメ本を紹介しています。参照下さい。

何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介
今まで、1,000冊弱の本を読んでいますが、結果、沢山の分野の本を読むことになりました。この記事では、私が実際に読んだ本の中から、気づきがとても多くあった、おすすめ本を厳選して紹介します。

何何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介はこちら

本の購入費が気になる方は、アマゾンさんが電子書籍の定額読み放題サービスをおこなっています。参照下さい。

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人
AmazonさんのサービスにKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)があります。指定された電子書籍であれば、定額で読み放題となるサービスです。月額税込980円というお手ごと価格となっていますが、サービスの内容からおススメす...

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人はこちら

本を読むのが苦手な方には、プロのナレーターが本を朗読してくれるサービスがあります。参照下さい。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較
本を朗読してくれるサービスがあります。「オーディオブック」という総称で呼ばれており、「Amazon Audible(オーディブル)」と「audiobook.jp」の2社がこのマーケットの2強となっています。この記事では、この2社のサービスの違いについて詳細に紹介します。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較はこちら

本の置き場や持ち運びが嫌な人は、アマゾンさんのKindle(キンドル)端末がおススメです。

(詳細は、Kindle端末の選び方とおススメをわかりやすく紹介を参照)

他にもたくさんの記事を書いています。参照下さい。

記事一覧
知っておきたい おススメの学び方まとめ記事社会人の勉強 おススメの学び方とは?各記事「ビジネススキル一覧付」ビジネススキルとは?「社会人の勉強」おススメする2つの方法ビジネス書を読む3つのメリットビジネス書を読む「習慣化」の方法文章を書く2...

サイトマップはこちら

記事を用語から探したいなら、以下を参照下さい。

【用語一覧】ビジネス用語・基礎知識 超簡単解説&使い方紹介 
固い表現や小難しい言葉で理解できなかったり、困ったことがある方向けに、すべての用語を超簡単に解説します。説明が短すぎないように、細かすぎないように、難しい言葉を使わないようにわかりやすく解説することにこだわっています。ア行~ワ行 (日本語)...

掲載用語一覧はこちら

タイトルとURLをコピーしました