転職の有無に関係なく、今「履歴書」「職務経歴書」を作るメリットを解説

4.個人力(考え方)

転職する際に必ず必要なものが、「履歴書」と「職務経歴書」です。

そして、この2つの内容で書類通過→面接となります。逆に言えば、この2つがダメだと面接を受けることができません。

ただ、この事実に直面するのは、転職活動時です。

転職活動した経験を持たない20代の方はイメージができないと思います。

ほんの一握りの人を除き、転職活動は、基本的に苦戦します。その上、不採用の経験をするので、落ち込んだり、焦ったりします。

したがって、とても不安定な精神状態が続くのです。

この記事は、まだ転職経験がない20代若手の方向けに、転職する時に苦労するのではなく、今から考えておくことで、書類通過しやすくなる「履歴書」と「職務経歴書」が作成できるようになる方法をわかりやすく解説します。

この記事は、
・中途採用責任者の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える若手向け勉強会の講師経験
これらの経験を持つよしつが、実体験から得たことを元に書いています。

(合わせて読みたい、若手社会人が最初に知っておきたいこと 考え方・意識・習慣

今「履歴書」「職務経歴書」を作るメリットとは?

現在の立ち位置(市場価値)がわかる
将来を考えるきっかけとなる

この2つが大きなメリットとなります。

転職を考えた時に初めて書き始めると、過去の行動の中からしか書くことができず、どうしても記載内容が限られます。

したがって、転職を考える前から、「履歴書」「職務経歴書」に何を書くかをイメージしながら、普段の仕事をおこなってほしいのです。

そうすることで、経歴がきれいに整い、転職時の書類通過率を上げるだけでなく、皆さんのキャリアパスを見つけることにもつながるからです。

「履歴書」「職務経歴書」の見られ方

私は、実務で中途採用に携わっており、書類通過判断はだけでなく、面接もおこなっています。

したがって結構な数の「履歴書」「職務経歴書」を見てきました。

まずは、どのように見られていて、どのような判断がおこなわれているか?を解説します。

履歴書」「職務経歴書」を判断する人と判断方法

「書類通過を判断する人」と「その判断方法」を解説します。

書類通過を判断する人は?

最初に「履歴書」「職務経歴書」を見て判断する人は、各社の採用担当者である場合が多いのです。

採用担当者は、人事などの部署に所属しており、採用してほしい部署(例えば営業とかマーケとは)に代わって採用活動を行います。

ということは、採用担当者のお客様は採用したいと思っている各部署です。

もし、採用したい部署のニーズに一致しない人を書類通過させて、採用したい各部の責任者が面接してもらった時に何がおきるのか?

とてもシンプルで、忙しい中、面接の時間を取ったのに無駄な時間となった、と不満が残るのです。

したがって、採用担当者は、できるだけ良いと思う人を面接に進めたいと考えながら仕事をしているのです。

採用担当者がこのような立ち位置で仕事をしていることを知っておいてほしいのです。

書類通過を判断する方法は?

20代の若手の「履歴書」「職務経歴書」の記載内容は、実務経験も少なく仕事内容では判断できないので、下記のような判断となります。

採用担当者の基本スタンスは、とにかく不安に思う人は書類通過させないです。

書類をちゃんと書いていない場合、内容が薄い場合、書き方が乱雑な場合など、書き方に問題があるだけでも書類通過させないのです。

なぜなら、大事な転職時の行動なので、普段の行動でも同じことをするだろうと感じるからです。

次に、ちゃんと書いている場合でも、想定する人物像と思えない場合も書類通過させません。

年齢の割に転職回数が多い、ブランクが長い、経歴があきらかに募集内容と合致しない場合は、書類通過させません。

20代の若手の、「履歴書」「職務経歴書」の記載内容では、実務経験も少なく、仕事内容だけでは判断できないので、上記のような判断となります。

今「履歴書」「職務経歴書」を作るメリットの「詳細」

上記のように判断されるということは、逆に言えば、「履歴書」「職務経歴書」に書いてある内容がしっかりしていれば、面接通過率が上がることになります。

だからこそ、「履歴書」「職務経歴書」は、過去を掘り返して、なんとか書くのでなく、書く内容を計画的に考えて、書ける内容を増やすことが大事になるのです。

具体的には、書きたい内容の仕事を担当したり、自慢できる成績(例えば表彰等)を狙って取りにいくことなどです。

したがって、転職を検討する前に、書く内容を作りに行くことが大事になるのです。そして今書くことで、前述した2つのメリットが享受できるのです。

・現在の立ち位置(市場価値)がわかる
・将来を考えるきっかけとなる

それぞれのメリットをわかりやすく解説します。

現在の立ち位置(市場価値)がわかる

今現在の状況で、「履歴書」「職務経歴書」を書いたものを客観的に見てみてください(実際に書かなくてもイメージでもOK)。

あなたが、採用担当だったら、面接してみたいと思いますか?

実は、このことを考えてみることがとても大事になります。

面接したいと思われる率が、実は市場価値なのです。

特に20代の若手の方は、記載内容がとても簡素なものになります。ということは、誰もが横並びなのです。

だからこそ、少しの差別化要素を入れることで書類通過率が上がるのです。

将来を考えるきっかけとなる

今現在の状況で、「履歴書」「職務経歴書」を書いたものに何を足すことができれば、面接してみたいと思いますでしょうか?

・実績を出している事実
・課題解決の経験
・人物像が採用基準であること
・書いた履歴書がきれいであること

この4つがポイントとなります。

4つのポイントをそれぞれ解説します。

実績を出している事実

仕事で表彰されたことや、与えられた目標を達成している事実がこの項目の内容となります。

だからこそ、記載できるように実現するのです。とにかく1回でいいのです。

1回あれば、事実となるからです。毎回毎回は難しくても、1回に絞って狙って取りに行くのです。

1回に絞れば何とかなりそうじゃないですか?

課題解決の経験

仕事の本質は、課題解決です。仕事ができるとは、課題解決ができることです。

(仕事の本質は、仕事の本質を分かりやすく解説!なぜ仕事が必要?なぜ給料が違う?を参照)

したがって、課題解決してきた事例は、採用担当者に刺さりやすいのです。

例えば、単純作業がメインの仕事だしても、これらの単純作業が社員の仕事としてなぜ残っているかの原因を見つけて、解決提案してみてください。

その内容を受け入れてもらい、少しでも課題解決できれば立派な実績となり、記載できる内容となります。

人物像が採用基準であることをアピール

上記2つは実績という結果ですが、それがなくても、人物像を描く方法もあります。

人物像が表れやすいのは、自分でおこなった行動にあらわれます。

例えば「学生時代にサークルの副部長をやっていました」ということはよく聞きます。

でも、「学生時代にサークルの副部長に自ら立候補して、やっていました」と変更してみてください。

それだけで、採用担当者は、積極的な人なのか?リーダーシップがあるのか?等の仮説が立ちます。

このような大きなものだけではなく、自分が考えて行動したことには、その人の人物像が浮かび上がります。

今働いている会社で自ら、考えて何かを始めてみてください。例えば、業界勉強会等でもいいです。

このような事実を書くと、採用担当者は勝手に想像を膨らませてくれます。

書いた履歴書がきれいであること

きれいとは、転職回数および転職の合間のブランクが少ないことを言います。

採用担当者にどんな「履歴書」「職務経歴書」だったら面接したくないですか?という質問をすると必ずこの2点が出てきます。

したがって、過度な転職回数や転職の合間のブランクが起きないように転職活動をする必要があります。

そして、このようなことになるきっかけは、実は1回目の転職の失敗が原因であることが多いのです。

多くのパターンは、1社目3年、ブランクなしで2社目に転職。

ただ、2社目は、1年で退職し、ブランクありで3社目に入社、3ヶ月で退職してブランクというパターンです。

典型的な1回目の転職で失敗したパターンです。

転職した2社目が失敗で何とか我慢。でも我慢しきれずに次の転職先が決める前に退職。また妥協して次の会社へ転職。当然合わずにすぐ退職というパターンです。

したがって、転職前に良い「履歴書」「職務経歴書」になるように行動しておき、1回目の転職を妥協することなく、成功させる必要があるのです。

だからこそ、転職を考えていない今から対策をする必要があるのです。

今「履歴書」「職務経歴書」を作るメリットの「まとめ」

現在の立ち位置(市場価値)がわかる
将来を考えるきっかけとなる

この2つが、転職を考える前に「履歴書」「職務経歴書」を作成するメリットです。

「履歴書」「職務経歴書」は書く内容を作るのだということを覚えておいてください。

今は転職するのが当たり前です。絶対に必要になるので、困る前に対策をしましょうね。

また、市場価値を測るには、転職を「検討する前」に、転職サイトや転職エージェントに登録すると、市場価値がわかります。

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