人の欲求を5段階に分解!「マズローの5段階欲求」を解説

4.フレームワーク・法則
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人には、様々な欲求があります。

生きていく上での最低限の欲求から、自分の心の満足を求める欲求まで様々です。

これらの欲求を5段階で表現したものがマズローの5段階欲求です。

この記事では、人が求める欲求を5段階に理論化したマズローの5段階欲求をわかりやすく解説します。

この記事は、

・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、ビジネスフレームワーク・法則を用途別に分けて紹介

マズローの5段階欲求とは?

人の欲求の進化を5段階に分けて表現したもの

具体的には、以下5つです。

・生理的欲求
・安全の欲求
・社会的欲求
・承認欲求
・自己実現の欲求

それぞれを紹介します。

生理的欲求

最低限実現しないと困る欲求

生理的欲求とは、生きていくうえで最低限実現しないと困る内容に対する欲求です。

人は、寝る、食べる、飲むという行動をおこなわないと生きていけません。この欲求が生理的欲求です。

今でこそ、この段階の欲求は満たされている人が多くなりました。

必ず確保されないと生きていけない欲求です。

安全の欲求

身の危険を守りたいと思う欲求

安全の欲求とは、他の人に自信の身の安全を侵されないようにしたいと思う欲求です。

寝て、食べて、飲むことができる状態になると次は、安全の欲求となります。

安全とは、危険がなく安全に生活したいと思うことです。

寝て、食べて、飲むことができる状態を脅かされないことを求めるようになります。

社会的欲求

所属と愛情を得たいと思う欲求

社会的欲求とは、組織や集団に所属したり、愛情を感じたりしたい欲求です。

人は、一人では生きていけない生物です。他の動物と比べても、個体ではとても弱い生き物です。したがって、みんなで協力して生活していくことが大事になります。

まずは、寝て、食べて、飲んで、次に身の安全を確保したら、次は、組織や集団に所属していたいという欲求へ進化していきます。

承認欲求

存在を認めてもらいたい欲求

承認欲求とは、所属する組織や集団で、認めてもらいたいと思う欲求です。

組織や集団に所属するだけでなく、その所属している組織や集団から認めてもらいたいと思う欲求です。

社会的欲求を得ることができると、次はこの承認欲求となります。

自己実現の欲求

自分らしく生きていきたいと思う欲求

自己実現の欲求とは、自分らしく、自分の思う通りに生きていきたいと思う欲求です。

自分の思い通りに生きていくためには、生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求を得ることで初めて、考えることができる欲求です。

生死がどうなるかわからない状態で、自己実現の欲求まで考える余裕はないです。

したがって、これら4つの欲求の上に存在します。

マズローの5段階欲求の「具体例」

生理的欲求が満たされない場合とは、過度な残業や、劣悪なオフィス環境が上げられます。生死に関わる、もしくは体調を壊すような場合です。

安全の欲求が満たされない場合とは、事故や怪我が起きやすい労働環境、各種ハラスメント、雇用契約の不安定さが上げられます。

社会的欲求が満たされない場合とは、社内の交流がない、組織に溶け込めにくい雰囲気、上司との信頼関係のなさが上げられます。

承認欲求が満たされない場合とは、仕事の成果が認められない、昇進や昇給がない、感謝されない場合が上げられます。

自己実現の欲求が満たされない場合とは、能力開発の機会がない、挑戦的な仕事の任命がない、新規アイデアの提案ができないなどの場合です。

人は、自己実現の欲求を持てる状態が一番安定している状態です。今の環境では、この自己実現の欲求が満たされるかどうかがその会社で働き続けるかどうかの判断になる場合が多いです。

マズローの5段階欲求の「まとめ」

人の欲求の進化を5段階で表現したもの

人には様々な欲求があります。その欲求は、生きていく→安全→組織に所属→承認される→自己実現と物理的なものから、自分自身の満足まで様々です。

ただ、順番があり、まずは生きていくそして最後に自己実現となります。

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