社会人として仕事をするうえで、沢山の知識が必要になります。その知識を得る方法として、読書がとても有効です。
ただ、今まで、1,000冊弱の本を読んできましたが、とても役立った本もあれば、そうでない本もありました。
ビジネスに役立った本を分類してみると、4領域13テーマに集中していることがわかりました。
この記事では、この4領域のひとつである「思考方法を学ぶ」のひとつのテーマである「思考の癖・感情」の本を紹介します。
この記事は、
・1,000冊近い読書経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
乱雑ですが、私の本棚です。見えないですが、すべて前後2段になっていることと、一度大量に処分したので、読んだ本の一部となります。
以下で紹介している本は、ここに並んでいる読んだ本に限定しているので、古い本や中古しかないものを紹介している場合もあります。ご了承下さい。
(合わせて読みたい何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介)
今、本を読む習慣がついていない人は、「ビジネス書を読む」習慣がつかない3つの理由とその解決策をわかりやすく解説を読んでみてください。習慣化できるヒントを書いています。
- 学んでほしい4領域13テーマとは?
- 人を学ぶ「思考の癖・感情」でおススメする本
- 「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」
- 「サイコパス」
- 「人は、なぜ他人を許せないのか?」
- 「空気を読む脳」
- 「脳はどこまでコントロールできるか?」
- 「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」
- 「承認欲求の呪縛」
- 「ひとはなぜ「認められたい」のか ――承認不安を生きる知恵」
- 「正義を振りかざす「極端な人」の正体」
- 「人はなぜ集団になると怠けるのか – 「社会的手抜き」の心理学」
- 「脳の闇」
- 「バイアスとは何か」
- 「ギャンブル依存症」
- 「快感回路—なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」
- 「あなたの知らない脳──意識は傍観者である」
- 「20歳の自分に教えたい本物の教養」
- 「世界の今を読み解く政治思想マトリックス」
学んでほしい4領域13テーマとは?
ビジネスでは、様々な知識が必要となります。ただ、それらを学ぶ際に、どの領域を学べばいいかわからない人も多いと思います。
このような悩みを解決するために、学びの4領域を定義しました。私のビジネスの30年経験の中で必要だと感じた領域に絞った結果が以下の図です。
上記4領域13テーマとなります。
各領域とテーマへは以下をクリックしてください。
・ビジネスを学ぶ
→課題・戦略、Webマーケ、会計、経営・マネジメント
・思考方法を学ぶ
→論理思考、教養・リベラルアーツ、思考の癖
・人を学ぶ
→歴史・進化心理学・自分を知る
・外的環境を学ぶ
→経済・文明・地政学
4領域の詳細は、学ぶ範囲がわかる!「ビジネス学びの4領域」を1枚の図でわかりやすく解説を参照下さい。
人を学ぶ「思考の癖・感情」でおススメする本
おススメ順に紹介していますので、迷ったら上から順番に読んで下さい。
「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」
なぜ人は他人をひきずり下ろす快感を持っているのか?が理解できます。とても有名な脳科学者中野信子さんの本。
人の本質に迫るとても分かりやすい本です。
【本の特徴】
TV等で有名な脳科学者中野信子さんの本
持って生まれたものを解説
【学べること】
他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感の詳細
人の本質
「サイコパス」
100人に1人いると言われるサイコパスと言われる人を解説した本です。自分で事業を立ち上げた経営者に、多くみられるという説もあります。これも中野信子さんの本です。
脳科学の劇的な進歩により、他者に対する共感性や痛みを認識する部分の働きが、一般人とサイコパスでは大きく違うことがわかってきたそうです。
100人に1人なので、皆さんの周りにもいると思います。サイコパスについてしっかりと知っておくことで、自分を守ることができる場合もあります。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
サイコパスを適切に理解
とてもわかりやすい
【学べること】
サイコパスとは?
身近にいること
知るだけで楽になる
「人は、なぜ他人を許せないのか?」
「人を許せない」という感情が人にはなぜあるのか?その仕組みを脳科学の観点から解明している本です。中野信子さんの本です。
このように感じる仕組みを知ることで、自分や自分と異なる他者を理解することのヒントになります。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
18万部を突破
今の話題を脳科学で解説
【学べること】
人を許せなくなる理由
日本社会の特異性
人の本質
「空気を読む脳」
なぜ日本人は「空気」を読む人が多いのか?を読み解いた本です。中野信子さんの本です。
日本人に多く見られる相手の気持ちを察するのがうまい人。それを「空気」を読むといいますが、これが、すぐれた協調性、絆の深さ、恩や恥を感じる心にもつながります。
ただ、デメリットも沢山あります。これらについてわかりやすく書かれています。
【本の特徴】
有名な中野信子さんの本
有名著書多数執筆
人の思考を脳科学で解説
【学べること】
日本人はなぜ空気を読む?
同調圧力の背景
日本人以外の思考の違い
「脳はどこまでコントロールできるか?」
とても有名な脳科学者中野信子さんの本。
脳は優秀だけど、使いこなすことが可能であることを解説してくれています。
【本の特徴】
中野信子さんの本
簡潔でとてもわかりやすい
脳科学をわかりやすく解説
【学べること】
脳の機能・特性
脳の使いこなし方
脳のすごさとだまされやすさ
「脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体」
快楽物質ドーパミンの正体と、人に及ぼす行動を解説してくれています。中野信子さんの本。
ドーパミンは、我々誰もが持っているものなので、理解しておいて損はないです。
【本の特徴】
中野信子さん本
脳科学の内容をわかりやすく解説されている本
【学べること】
快楽を感じる正体の理解
人の脳の仕組み
なぜこのような仕組みか?
「承認欲求の呪縛」
「承認欲求」の呪縛を解説した本です。太田肇さんの本です。
誰しもがもつ承認欲求の本質を深く探り、上手にコントロールする方法を解説しています。人とのコミュニケーションの向上にも役立つ本です。
【本の特徴】
HRアワード2019入賞
誰もが持つ承認欲求を解説
太田 肇さんの本
【学べること】
承認欲求の光と影
承認欲求という巨大なモンスターの本質
「ひとはなぜ「認められたい」のか ――承認不安を生きる知恵」
承認欲求とその反対である承認不安を解説してくれています。
承認欲求を理解することで、自由に生きる知恵がつきます。
【本の特徴】
心理学の研究家が著者
人はなぜ認められたいのかをわかりやすく解説
【学べること】
承認欲求の構造
承認不安がもたらす「不」
自由に生きる方法
「正義を振りかざす「極端な人」の正体」
SNSでの誹謗中傷、自粛警察など極端な人を解説。山口真一さんの本です。
極端な人があふれる理由、極端な人の正体が書かれています。極端な人を理解しておくことで、自身のSNSだけでなく、ビジネスの運用の際の注意事項として、新しい視野をもたらしてくれますよ。
「人はなぜ集団になると怠けるのか – 「社会的手抜き」の心理学」
タイトル通り、なぜ集団になると人は怠けるのか?を解説。釘原 直樹さんの本。
組織で仕事をすると、力仕事、オフィスでの仕事に関わらず、一人あたりのパフォーマンスは落ちてしまいます。組織に潜むこの病理をわかりやすく解説してくれています。
誰もが経験していることが人の本質です。
【本の特徴】
タイトルどおりの内容
様々な角度から検証
釘原直樹さんの本
【学べること】
社会的手抜きの原因
人の集団の本質
個人と集団を考える幹
「脳の闇」
人の脳は、なぜ厄介なのか?このことを自身の半生と脳科学の知見から、有名な中野信子さんが解説してくれています。
人を知るには、これらの知識が必要です。
【本の特徴】
TV等でも有名な脳科学者中野信子さんの本
自身と脳科学の知見で執筆
【学べること】
人間の脳の厄介さ
人間の脳の癖
人間の脳のメリデリ
「バイアスとは何か」
物事を現実とは異なるゆがんだかたちで認識してしまう現象がバイアスです。人は、全員様々な情報をバイアスを通して得ています。藤田 政博さんの本。
どんなバイアスがあるのか?を知っておくことは、得た情報を正しく理解するためのとても大事なことです。
そんなバイアスをわかりやすく書いてくれています。
「ギャンブル依存症」
ギャンブル依存は病です。
人はギャンブルだけではく依存症になってしまう性質を持っています。
この事実に向き合うことができる本です。
人の本質を学ぶのに最適です。
【本の特徴】
・身内にギャンブル依存症で苦しんでる人がいる著書
・人の弱い部分を解説
【学べること】
・ギャンブル依存症は治療が必要な病
・人の本質
・すでに日本はギャンブル大国
「快感回路—なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか」
快楽と依存の仕組みをちゃんと理解するにはこの本を読むことをおススメします。
私たちが持つ脳が少し理解できます。
【本の特徴】
様々な実験を元に、脳の特性を解明
著者は神経科学者
【学べること】
快楽と依存の仕組み
脳が何をどう感じているか?
私たちが持っている脳のこと
「あなたの知らない脳──意識は傍観者である」
人の脳は高性能すぎて解明されていません。
そんな脳の一つの特徴を紹介してくれている本です。
少し難しいですが、脳科学に興味があればおススメです。
【本の特徴】
アメリカの神経科学者が著者
少し難しいですが、脳をよく知りたい方におススメ
学べること】
脳は多くの場合自動で動いている事実
意識と脳の関係
「20歳の自分に教えたい本物の教養」
教養と言っても様々な分野があります。
その分野を6つに定義し、それぞれをとても簡単に紹介してくれています。
まずは、この本で6つのテーマを知り、興味が出たテーマに関して、深く知っていきましょう。
そのとっかかりとして最適です。
【本の特徴】
本物の教養を6つに分けてそれぞれを紹介
とてもわかりやすい
【学べること】
【お金・資本】【宗教】
【哲学・思想】【歴史】
【芸術】【言葉と文学】
6テーマの基礎
「世界の今を読み解く政治思想マトリックス」
各国の思想はバラバラです。
ただ、この本で紹介される4象限のマトリックスで見るとかなり整理して把握できます。
各国の違いだけでなく、国の中の政党の思想の違いも理解できます。
【本の特徴】
政治思想を4分類に理論化
グローバリズム・ナショナリズム×自由・平等の4分類
【学べること】
世界の思想分類が理解できる
各国の政権がどのように変わっているかの本筋がわかる
各領域とテーマへは以下をクリックしてください。
・ビジネスを学ぶ
→課題・戦略、Webマーケ、会計、経営・マネジメント
・思考方法を学ぶ
→論理思考、教養・リベラルアーツ、思考の癖
・人を学ぶ
→歴史・進化心理学・自分を知る
・外的環境を学ぶ
→経済・文明・地政学
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