学校を卒業し、社会に出れば誰もが「働く」という道を選びます。
しかし、働き始めると「なぜこんなに苦労してまで働かないといけないんだろう?」と悩むこともあるでしょう。
この記事では、そんな誰もが一度は抱える疑問に答えるべく、「働く理由」と「働くことで得られること」を、著者の実体験を交えながらわかりやすく解説します。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい【社会人の悩み】素朴な悩み・よくある悩みと対策)
なぜ働かないといけないのか?
1人では生きていけないから
人は、他の人のサポートを受けながら生きています。
他の人がいなければ、食料を手に入れることもできないし、家を建てて生活することもできません。
もちろん、他の人のサポートだけを受け続けることができればいいのですが、そんな身勝手なこともできません。
したがって、他の人の役に立つ行動をおこなう=働くことが必要になるのです。
なぜ働かないといけないのか?の詳細解説
なぜ働かないといけないのか?の構成要素を分解すると、以下4つになります。
他の人のサポートを受ける必要がある
他の人をサポートをする必要がある
サポートの見返りであるお金を得る必要がある
共有物を整備する必要がある
それぞれを解説します。
他の人のサポートを受ける必要がある
他の人の労働によって作られたものがないと生活ができない
私たちは、他の人が作ってくれた、飲料水・食料・洋服・電気・ガスなどと使って生活しています。
電気があるからスイッチを入れると家が明るくなり、ガスがあるからお湯を沸かすことができ、食糧があるから空腹を満たすことができます。
もし、これらがなかったら、一から自分で作らないといけなくなります。現実的ではないので、他の人が作ったサービスを受け続ける必要があるのです。
他の人をサポートをする必要がある
他の人にサポートされ、他の人をサポートすることで社会が成り立つ
他の人からサポートをしてもらうのであれば、私たちも他の人のサポートをしないと協力関係が成り立ちません。
自分は何もしないが、他の人は自分のために働けとは言えないですよね。
したがって、私たちは働くという行為で、他の人のサポートをしていく必要があるのです。
サポートの見返りであるお金を得る必要がある
生活するために必ずお金が必要
私たちが今生活するには必ずお金が必要です。
1万年前までの間、人は多くて100名の小集落で生活をしていたそうです。その時代はお金は必要ありませんでした。
小集落の中で、全員が生き延びるために、分業がおこなわれ、私は子供を育てる、私は狩りに出る、私は植物を集めるなどの役割を、その集落の必要性に応じておこなっていました。
ただ、農耕が発達し、定住化が進み、知らない人も含めた大きな集団で生活するようになりました。
見える範囲の小集団ですべてが完結するのではなく、見えない範囲も含めた協力関係となり、とても複雑な世界になりました。
結果、労働という価値を「別のものに置き換えて流通させる仕組み」が必要となり、その仕組みとしてお金が発達したのです。
その仕組みがあるから、必要なものを手に入れることができるのです。逆に言えばお金がないと必要なものが手に入らないので、お金が必要になったのです。
共有物を整備する必要がある
みんなで共有して使うものが整備されないと不便
生活するうえで、私的なことは自分で対応するとしても、自分の判断では対応できない、多数の人に関わるものが沢山存在します。
例えば、道を作って生活しやすい環境を作ること、国全体の経済発展を図り雇用を確保すること、外国が攻めてきたときに対応することなどです。
そのような公共事業のために、私たちは労働で得たお金の一部を税金として払い、国や地方自治体は、その税金を使って、全員に役立つものを整備することで、その土地に暮らす人たちの幸せを実現するのです。
働くことで得られること
お金を得ることができる
社会貢献ができる
自分が成長できる
さまざまな人に出会える
ひとりでは生きていけない以上、他の人をサポートする行動=労働をおこなうことで、お金を得て生活しないといけません。
この前提があるので、多くの時間働く必要があります。ただ、働くことでさまざまなメリットを享受することができます。
上記の4つがメリットです。それぞれ解説します。
お金を得ることができる
労働をお金に変えることができる
働くとは、直接的に表現すると、労働をお金に変えることです。会社で働けば働いた価値に応じで給料がもらえます。
その労働で得られたお金を使って、自分の必要なもの、欲しいものを購入することができます。
社会貢献ができる
他の人に役立つ
働いてお金をもらえるということは、働いたことで他の人に役立っているということです。他の人に役立たないと会社は儲からないし、給料を払えません。
ということは、働くことで社会貢献ができているということです。
社会貢献ができることを認知することで、社会の一員として受け入れられることを自覚でき、自尊心を得ることもできます。
自分が成長できる
成長に絶対必要な経験を積める
働くとさまざまな経験を積むことができます。経験を積むことで人は成長できます。
逆に経験を積まないと成長できません。働くことで、貴重な機会をお金をもらいながら体験できるのです。
成長できると、能力が上がり高いお金をもらえる可能性が高まるのです。
さまざまな人に出会える
たくさんの人に出会える
働くということは、どこかの集団に所属することです。そうなると当然、一緒に過ごす人がいます。
その人たちとは、その組織に所属しないと出会えません。その中から、友達ができ、時には恋人ができる場合もあります。
また、修羅場をともに過ごした人とは、戦友という友達という枠組みではない、深い仲間関係を築くこともできます。
働くことで得られることの「まとめ」
これまで挙げた4つの大きなメリットは、働く上で得られる恩恵です。
どこに価値を見出すかは人それぞれですが、もし迷ったときは、まず「お金」に焦点を当てることをお勧めします。
「お金が全て」と聞くと抵抗があるかもしれませんが、不法な手段でなければ、お金を得ることは社会に貢献している証でもあります。そして、多くの収入を得ることは、人生の選択肢を広げ、より豊かな生活を送るための基盤にもなります。
なぜ働かないといけないのか?の「まとめ」
働かないといけないのは、
1人では生きていけないから
働くことで享受できるメリットは、
お金を得ることができる
社会貢献ができる
自分が成長できる
さまざまな人に出会える
働くことはしんどいことです。ただ、その結果得るものも沢山あります。
自分の中で、働くというしんどいことを肯定できるために働く意味を見つけたいですね。そのためにも、自分自身の働く意味を考えてみてください。
案外すぐに働く意味を見つけることができる場合もありますよ。
他にも社会人の悩み「素朴な悩みと対策」に関する以下の記事を書いています。参照下さい。
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