20代仕事の悩み「プライベートと仕事が両立できない」の原因と対策

2.考え方・意識・スキル
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社会人になると、「プライベートと仕事が両立できない」と悩みます。

悩む理由は、総労働時間の問題、プライベートと仕事の切り替えの問題、もっとたくさんのプライベートの時間がほしいという要望の3つに分けることができます。

この記事では、プライベートと仕事が両立できない理由と対策を、上記の3つに分けてわかりやすく解説します。

この記事は、

・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、知っておきたい 考え方・意識・スキル

プライベートと仕事が両立できない3つのケース

・残業が多く物理的な時間がない
・残業は多くはないが、精神的に時間がないと感じる
・残業は多くはないが、仕事の時間をもっと減らしたい

プライベートと仕事が両立できないのは、上記3つのケースです。対策は異なる方法になります。

残業が多いか少ないかの基準

家を出てから帰るまで13時間を超えるかどうか?

残業が多いか少ないかの基準を明確にすることが議論のスタートとなりますので、残業の多い少ないの基準を明確にしておきます。

残業の多い少ないは、土日祝休みの場合、平日の労働時間が家を出てから家に帰ってくるまでの時間が13時間を超えるか超えないか?が私なりの基準です。

9時~18時の会社かつ通勤時間が片道1時間だとします。

この場合だと、8時に家を出て、業務時間+2時間残業し21時に帰宅する場合がちょうど13時間となります。

上記基準だと一見拘束時間が多く感じるかもしれません。

ただ、20代の若手の場合、これ位がひとつの基準と考えます。なぜなら、仕事時間が長くなればなるほど経験値を積め、その結果成長できるからです。

成長できるということは、転職含めた将来の選択肢が増えます。選択肢が多いと、良い給料をもらいそのお金を使ってプライベートが充実できる可能性も高まります。

最近は、残業を減らすために、無理やり会社から追い出される場合が増えています。その場合は、自分で勉強をする時間を作りましょう。

もちろん体調を崩してまで働く必要はありません。精神的な病気になると完治しにくいから、がんばりきることだけはやめましょう。

また、家に仕事を持って帰っている場合は、業務時間に加えて判断してください。

プライベートと仕事が両立できない3つのケースの「原因と対策」

・残業が多く物理的な時間がない
・残業は多くはないが、精神的に時間がないと感じる
・残業は多くはないが、仕事の時間をもっと減らしたい

3つのケースの原因と対策をそれぞれ詳しく解説していきます。

残業が多く物理的な時間がない

対策は根本対策しかない

物理的に時間がないのであれば、効率化しても「対処」にしかならず、少しの時間確保はできたとしても、根本解決にはなりません。

よく、スケジュールを立ててとか、仕事の効率を上げることが対策だと語られることが多いですが、基本焼け石に水です。

時間をどう作るかという課題の根本に対して、対策するしかありません。

根本対策

今すぐにプライベート時間が絶対欲しいのであれば、転職するしか手がないです。

根本対策の注意点

ただし、以下の点を考慮する必要があります。

会社の業績を「成長会社・低迷会社」の2つに分け、主たる仕事内容を「単純作業・課題解決業務」の2つに分けると、2×2の4種類に分けることができます。

具体的には、以下です。
・「低迷会社×単純作業」
・「低迷会社×課題解決業務」
・「成長会社×単純作業」
・「成長会社×課題解決業務」

この中で、「成長会社×課題解決業務」の場合だけ、すぐに転職するという考え方をしないでほしいのです。

20代の社会人の方にとって一番大事なことは、「課題解決経験」を沢山積めるかどうかですが、このカテゴリーの会社は、この経験がたくさん積めるのです。

したがって、今現在はつらいかもしれませんが、体を壊さない範囲で、働き続けることを選択してほしいのです。

その結果、能力がつき将来の選択肢が大きく広がります。

ただ、同じ課題解決業務でも「低迷会社×課題解決業務」の場合は、「成長会社」×「課題解決業務」とは別に考える必要があります。

なぜなら、低迷している会社は、とても大きな変化が起きないと低迷したままです。

その変化は現場メンバーでは起こすことはできない=変わる可能性が低いからです。

残業は多くはないが、精神的に時間がないと感じる

自分自身の切り替え方法を作る

仕事には、物理的な忙しさと精神的な忙しさの2種類があります。

残業で物理的に長く働く場合は、時間がないことは明白です。

ただ、プライベートの時間なのに、仕事のことを考えることがあります。

この時間が多いと精神的に時間がないと感じます。

精神的に時間がないと感じる原因と対策

大きく2つあります。

・仕事時間からプライベート時間へ切り替えができない
・プライベート中に仕事を思い出して仕事モードになる

それぞれを説明します。

仕事時間からプライベートへの切り替え

仕事を終えて帰宅する際に、仕事モードからプライベートモードに、切り替えることができないことがあります。

原因

切り替え方法が確立していない

原因はこれにつきます。仕事中は、脳が仕事に集中するように命令を出しています。

したがって、仕事が終わり今からはプライベートです!と脳に命令を出さないといけません。

ただ、今からプライベートと思っても、すぐに切り替えることができればいいのですが、そうならない場合があります。

脳はそんなに簡単に動いてくれません。ただ、動き出すとちゃんと動いてくれます。

仕事時間は基本8時間以上なので、仕事モードに長く入っていることで、仕事モードから簡単に切り替わらないのです。

対策

仕事モードからプライベートモードへの切り替え方法を確立しておく必要があります。

ただ、これは、各自で違うので、自分用に切り替え方法を持っておく必要があります。

これは、残念ながら、自分で試してみて、自分に合った方法を見つけるしかありません。

・お酒を飲んだり、食事をする
・趣味のサイトや本を読む
・何も考えずぼーっとする

などを試してみてください。

1点注意点は、この切り替えがちゃんとできないと、以下のプライベート中に仕事を思い出す回数が増えてしまいます。

対策事例 よしつの場合

私は、1時間程度の切り替え時間を持つようにしています。

なぜなら、すぐには切り替えることができない体質なので、ゆっくりと時間をかけてクールダウンするしか方法がないからです。

具体的には、電車での通勤時間を活用しています。

電車に乗っている時に、完全なビジネス書ではなく、ビジネス関連書を読むようにしています。例えば、経済関連、文明や歴史などの本です。

そうすることで、ゆっくり切り替わり、家に帰った時は完全のオフモードに入ることができます。

電車の中で、趣味やSNSを利用してみたこともありますが、残念ながら一気に切り替えることができない性質なので、上記の方法に落ち着きました。

プライベート中に仕事を思い出して仕事モードになる

仕事が終わりプライベートモードに切り替えることはできたとしても、プライベートの時間に仕事のことを思い出す場合が多々あります。

この状態をうまく処理しないと、結局精神的には仕事モードが多くなってしまいます。

原因

原因は、多くの場合、仕事の不安や怒りに絡むもの案件がある場合に、ふと思いだした後にそのことを考えて続けてしまうことです。

具体的には、以下です。

・ある案件の進捗が遅れていることが気がかり
・明日クレーム対応がある
・できていなかったことを思い出す
・腹が立ったことを思います

もう一つは、仕事を忘れているのに、仕事を思いだす行動をしてしまう場合です。

具体的には

メールを見ること

メールを見ると必ずアクションを起こさなければならない案件が含まれます。その結果、仕事を始めてしまうことで、仕事モードとなってしまいます。

すぐ対応できないことに対しても、気になってしょうがなくなります。

対策

できるだけ1日の仕事を完了させることが大事ですが、そんなに簡単に区切りをつけて仕事を終えることなどできません。

したがって、こちらも切り替える方法を持っておくことです。

ポイントは、思い出した瞬間に、他の思考に切り替える方法を発動するのです。

例えば、趣味などのプライベートで取り組んでいることを無理やり思い出すなどです。

一旦仕事モードになると、中々抜けることができません。

したがって、無理やり思考を別のものに置き換える方法が必要なのです。

もちろん、メールは見ないようにしましょう。

対策事例 よしつの場合

私は、プライベートで夢中になっているゴルフのことを思い出すようにしています。

一番たちが悪いのが、夜中に目が覚めて仕事を思い出す場合です。

経験上、寝不足になるし解決できないし、不安を増殖するだけでメリットなしです。

ただ、一旦思考がそちらに行くと、中々戻すことができません。

だから、ゴルフでナイスショットの映像を思い出すようにしています。5パターンありますので、時により、使い分けています。

切り替えにくくても、無理やり上記のことを考えるようにすることで、気がついたら、再度寝ることができます。

残業は多くはないが仕事の時間をもっと減らしたい

将来的に給料が上がらないことを覚悟できるかどうか?

仕事はそこそこにプライベートを充実させたい人の場合です。

仕事を粗く終わらせることで実現はできますが、リスクがあります

今もこれからも、給料が上がらない可能性が高くなることです。

その結果、プライベートで使うお金に影響をおよぼす可能性がでてきます。

仕事時間が長くなればなるほど経験値を積めます。経験値が詰めるということは、成長できるということです。

もちろん、短時間かつ少ない経験でも大きく成長できる人もいますが、ほんの一部の人です。

本人の判断ですが、今も未来も仕事時間を短くするためには、何かを捨てないと実現できません。

給料の上るポイントである昇進や、大きな成果を出す可能性のある仕事にこだわり切れなくなるので、給料が上がりにくくなります。

私のおススメは、将来プライベートを充実させるために、今頑張る方法です。若く頑張りがきく間に能力を上げてしまうのです。

プライベートと仕事が両立できない原因と対策の「まとめ」

・残業が多く物理的な時間がない
・残業に関係なく、精神的に時間がないと感じる
・残業は多くはないが仕事の時間をもっと減らしたい

上記3パターンに分けて対策をおこないましょう。それぞれの対策が異なりますので、まずは上記のどれにあれはまるかを理解した上で、対策していきましょう。

他にも若手社会人の悩みについて記事を書いています。参照下さい。

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