スポーツチームや選手に「勝手に夢に相乗りさせてもらっている」

15.よしつの思考ログ

世の中にはたくさんのスポーツがあります。私も日頃野球、ゴルフ、ラグビーをよく観戦します。

俗にいう各スポーツのファンです。

スポーツを見ていると、選手、コーチ、チーム関係者はもちろん、スポンサーやファンが揃うことで、感動をもらえます。

コロナの時の無観客で実感できました。

全体が共鳴して、場ができて、よりワクワクを増やし、楽しめるんだと思っています。

昔からスポーツは好きでよく見ていましたが、なぜ見るのかを少し考えてみました。

その際に自分なりに考えた言葉で一番フィットしたのが、

「勝手に夢に相乗りさせてもらっている」です。

応援を通じて、勝手に勝負の当事者にさせてもらっている。

世の中には芸能人やアイドルのファンも存在しますが、「勝敗という明確な結果」に一喜一憂するスポーツファンならではの特徴が、ここにあるのかもしれません。

ファンになるのは自由です。勝手にファンになることを決めることができますし、チームや本人から拒否されることもありません。

その上、自分は競技に参加するわけではなく、空調のきいた部屋などで応援します。

選手たちのようなしんどい思いをすることもなく、苦しむこともありません。

選手が背負うドラマや苦労には共感しつつも、自分自身はノーリスクで応援できる。

だからこそ、チームや選手の夢に「勝手に相乗りしている」と言えるのです。

そのような状態なので、勝つと喜び負けると悲しくなるのです。

ただ、勝手にファンになっているにもかかわらず、SNSを中心に、ファンなのに心無い言葉で応援しているチームを批判している人も多くいるのを残念に思っています。

勝手にファンになって勝手に怒って批判している・・・。

実はこれは、進化心理学で説明できるのです。

私たちの脳には、自分たち(内集団)とよその集団(外集団)を本能的に区別する仕組みがあります。

かつて、自分たちの所属する部族や集団を結束して応援することは、過酷な環境を生き抜く(生存する)ために有利でした。

だからこそ、勝利が気持ち良い理由=代理的な成功体験を得ているのです。

現代のスポーツ観戦では実際の利益はほとんどありません。

しかし脳は、「自分が所属する集団が勝った」と解釈します。

人類は集団で生きてきましたので、集団を良くしたいという本能があるのです。

そのため、集団の問題を指摘する人は必ず存在しました。

集団を維持するために、「問題を見つけて修正しようとする心理」が発達したとも考えられます。

「監督が悪い」「補強が足りない」と言います。本音では、「もっと強くなってほしい」なのですが。

この気持ちが強くなることで批判が強くなるのです。

ただ、批判の反対は称賛ではありません。無関心です。

本当に興味がなくなった人は、何も見なくなりますが、毎試合見て文句を言う人は、実はかなりのエネルギーを投資しています。

だからこそ、時に強い批判となって表に出てしまうのです。

これは「嫌いになったから」ではなく、「好きだからこそ期待し、その期待が満たされないときに起こる心の反応」と考えると理解しやすいでしょう。

なぜ、ファンがここまで熱狂し、時に攻撃的になるのか。

その答えを探す中で、私は進化心理学に出会いました。興味がある方は、こちらの本がおすすめです

進化心理学を学ぶ!何回も読んだ本おススメ7選を参照

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