「意思の弱さ」と「他人の批判」の意外な共通点。原因は私たちのDNA?

15.よしつの思考ログ

「今日から勉強しよう」と決意したのに三日坊主で終わる。一方で、職場の理不尽な上司やSNSの他者批判にイライラが止まらない……。

一見、まったく別物に見えるこれら2つの根底にある原因は同じです。

結論から言うと、私たちは数万年前の「初期設定(古いOS)」のまま、現代社会を生きているからです。

人類約30万年の歴史を「1日の24時間」に例えると、農耕が始まったのは23時55分。スマホが登場したネット社会なんて23時59分59秒の出来事です。

人間の心身(DNA)は1万年程度ではさほど進化しません。

つまり私たちの脳は、23時間以上を過ごした「狩猟採集時代」のルールのまま、最後の1秒で急激に作られた現代社会に対応しようとしてバグを起こしているのです。

では、なぜ現代のデメリットである「意思の弱さ」と「人の批判」がDNAに組み込まれているのでしょうか。

それは、過酷な大自然の中で、「持っていることで生き抜くことができる生存戦略」だったからです。

意思の弱さ(省エネモード)
常に飢餓と隣り合わせだった時代、無駄なカロリー消費(努力)を避け、手に入った報酬(誘惑)を今すぐ消費する個体だけが生き残れました。

あなたの三日坊主は、脳の省エネサバイバルモードが大成功している証拠なのです。

人の批判(集団の防衛システム)
数十人の緊密な部族で生き抜くため、義務を果たさない「裏切り者(フリーライダー)」は集団を崩壊させる最大の脅威でした。

だからこそ、ルールを破る異分子を猛烈に批判・排除する警報アラート(正義中毒)が脳に刻まれました。

現代のSNSの炎上は、このセンサーが会ったこともない他人にまで過剰反応している状態です。

これらは本能(初期設定)ですから、精神論や根性で書き換えることは絶対にできません。

だからこそ、現代を生きる私たちは「古いOSをスマートに騙すこと」が大事なのです。

例えば、集中したい時はスマホを隣の部屋に置く(手を伸ばすまで5秒以上かかる状態を作る)。

あるいは、「行きの電車に乗ったら本を開く」「会社の業務が終わったらブログ画面を開く」など。

毎日の生活で必ず起きる行動をレバー(引き金)にして次の行動をセットするのです。

自分の意思の弱さを責める必要は1ミリもありません。

根性を捨て、仕組みで自分をハックする。これこそが、この複雑な現代社会を打たれ強く生き抜くための、本当の「知性」です。

(あわせて読みたい、本編記事「意思の弱さ」と「人の批判」の意外な共通点。犯人は私たちの持つDNA?

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