仕事は常にスピードと精度の両方が求められます。
あなたの周りにいる先輩や上司の仕事の早さに、驚いたことはありませんか?
それは「経験の差」や「スキルアップ」という、抽象的な言葉だけで片付けられがちです。
しかし、その正体はもっと具体的です。
仕事が早い人は、頭の中に「普通ならこうなる」というモノサシ(基準)をたくさん持っている。
ただそれだけなのです。
モノサシで「間違い」を見つける
そもそも、仕事の本質とは「誰かの役に立つこと」、つまり「課題解決」です。
そして課題解決で最も重要なのは、「解くべき問題がどこにあるか」を最速で見つけることです。
ここで、頭の中のモノサシが威力を発揮します。
あらかじめ「普通ならこうなるはずだ」という基準(モノサシ)を持って目の前の仕事を見ると、そこから外れているものが一瞬でわかります。
仕事の現場で「間違い探し」をしている状態です。
例えば、スマホの充電をイメージしてください。
朝満タンだった充電が、お昼に「20%」になっていたら、誰でも「何かおかしい」と気づきますよね。それは頭の中に「普通ならお昼は80%くらい残っているはずだ」というモノサシがあるからです。
仕事が早い人は、これと全く同じことを業務でおこなっています。
財務データを見るときも、顧客の言葉を聞くときも、自分のモノサシと現実の「ギャップ」を素早く見抜いているのです。
ゼロから悩まない 外部に頼らない
頭の中にモノサシがあるメリットは、大きく3つあります。
・ギャップ=問題がすぐに見つかる
・一から考えなくていい(モノサシを使い回せる)
・頭の中で素早く処理できる(スマホやAIに頼るより圧倒的に早い)
仕事が遅い人は、新しい案件が来るたびに「何から手をつけよう」と白紙のキャンバスの前でフリーズしてしまいます。
しかし、優秀な人は過去に得たモノサシを使い回すため、悩む時間そのものがありません。打合せの最中でも、自分の頭(ローカルメモリ)で即座に違和感を処理し、正しい切り返しができるのです。
モノサシを増やし、OSを書き換え続けよう
では、そのモノサシをどうやって増やすのか?
実は、世の中にあふれている「物事の本質」や「フレームワーク」、「ビジネス基礎知識」こそが、すべてモノサシの正体です。これらを学び、実務で使うことで、自分だけの強力な引き出しになります。
ただし、1つだけ注意点があります。
それは、「自分のモノサシに固執しないこと」。
テクノロジーや環境が変われば、これまでの「普通」が突然、時代遅れになることもあります(Google検索からAIへのシフトがまさにそうです)。
だからこそ、私たちは常に新しい知識を学び、頭の中のOSをアップデートし続けなければなりません。
まずは明日からの実務で、自分の中に「普通ならこうなる」というモノサシを意識してみてください。問題を見つけるスピードが、劇的に変わるはずです。
さらに詳しい「モノサシの増やし方」や「ビジネスの本質」について学びたい方は、以下の本編記事もあわせて読んでみてください。
