能力につながる才能と努力の関係は永遠のテーマです。
ただ、この関係をとても分かりやすく表現できる方法があります。
人生を歩む上でとても大事な知識なので、できるだけ早い段階で知っておいてほしいです。
この記事では、才能と努力の関係をわかりやすく本質を突く表現で解説します。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい、知っておきたい 考え方・意識・スキル)
才能と努力の関係とは?

才能×努力=能力
才能と努力と掛け合わせると能力になる、という関係です。上図のように満点の9から最低の0に分類されます。
縦軸の才能は、3(ある)、2(普通)、1(ない)です。
横軸の努力は、3(している)、2(普通)、1(少し)、0(していない)です。
才能が3で努力が3であれば、3×3で最高点の9となりますが、才能が1で努力が0であれば1×0で0となります。
才能の3段階と努力の4段階を掛け合わせが才能と努力の関係となります。
才能と努力の関係を詳細に解説
まずは、「才能」と「努力」をそれぞれ説明した後に、才能と努力の関係を詳細に解説します。
才能とは?
生まれつき備わっている、優れた能力や資質
元々持っているもので、生まれた時点で決まってしまうものです。
足が速い人は、小さい頃から早いですし、勉強ができる人は、小さい頃から勉強ができます。
人により才能は違い、残念ながらもって生まれるものなので、平等ではありません。
努力とは?
目標等の実現のため、心身を労してつとめること
努力するということは、今持っている力を使って行動します。この行動が努力となります。
したがって、努力には程度問題が発生します。全く努力しない、少し努力する、ものすごく努力するなどです。
努力の特徴は、努力することで、気づいていない才能を引き出すことができることです。
足が速いなどわかりやすい才能もありますが、多くの才能は、努力しないと才能があるかどうかわからない場合が多いからです。
才能と努力の関係の詳細
・才能と努力の掛け算が能力になる
・才能は努力することでわかるものが多い
・人により努力の基準が違う
・努力しても才能がなければ開花しない
・見えているところに惑わされない
上記5つが才能と努力の関係です。それぞれを解説します。
才能と努力の掛け算が能力
才能と努力の関係は掛け算で表わすことができる
才能が同じであれば努力の量が差となります。
ということは、才能が違う人が2名いた場合、努力の量だけではどちらの能力が上かわかりません。
「才能3×努力2」と「才能1×努力2」なら、才能が高い前者が能力が上になるからです。
また、「才能3で努力3」と「才能2で努力2」の場合では、少しの差ではなく大きな差となりますので、足し算ではなく、掛け算となります。
才能は努力することでわかるものが多い
才能があるかどうかは努力しないわからない場合が多い
上記で才能と能力の関係は掛け算だと言いました。
顕在化している才能であれば上記なのですが、人の奥深さでしょうか、努力してみて始めてわかる才能がたくさんあります。
継続し続ける力、あきらめが悪い力のような才能は自分ではわかりにくく、他者とは比較しづらいものですし、測定もできません。
努力した結果を他者と比較した場合にわかるものです。
また、能力が上がることで初めて使える才能もあります。例えば経営の才能です。
努力して経営者にならないと、才能があるかどうかがわかる位置までたどり着けないからです。
また、努力の量や質によって、はじめて才能がわかる場合もあります。
例えば、努力し続けることができる才能や物事を深く考えることができる才能などです。
このように、才能にはわかりやすいものもありますが、自分では認知しづらい才能もたくさんあります。
人により努力の基準が違う
努力しているという言葉には大きな差がある
Aさんは努力していないといいます。Bさんは努力しているといいます。どちらが努力しているでしょうか?
答えはAさんBさんどちらの可能性もあります。理由は前提に違いがある場合があるからです。
人により、「当たり前行動」と「努力の基準」が違います。
例えば、1日に3時間勉強するのが当たり前の人は、5時間勉強したら2時間分が努力したことになります。
ただ、普段勉強しないのが当たり前の人は、1時間勉強しても努力したことになります。
また、当たり前行動の基準が高い人は、それが当たり前だとしか思っていませんので、努力しているとは思いません。
また、努力したという言葉にも人それぞれの基準があります。
1時間努力したら、とても努力したと思う人もいますし、5時間努力してはじめて努力したと思う人もいます。
このように、「当たり前基準の違い」と、「努力しているという基準の違い」が人により変わります。
努力しても才能がなければ開花しない
・才能がなければ努力しても無駄になる場合がある
・やりたいこととできることは違う場合がある
残念ながら、上記のマトリクスから才能がないことを努力しても能力がさほど上がりません。
これは残念ながら現実です。
わたしが、仮に小学生に戻れたとして、大谷選手と同じ努力をしたとしても、大リーグで活躍はできません。
あきらかに才能が違うからです。
また、やりたいこととできること(=才能があること)が違う場合があります。

上記はやりたいこと×できることのマトリクスです。
① と③は能力が上がる可能性は高いですが、②と④は能力が上がる可能性は低いです。
そして、一番やっかいなのは②です。やりたいことなので、ついついできないことに手を出してしまいます。
この見極めは本当に大事なポイントです。
見えているところに惑わされない
人を羨ましがらない
スポーツ選手や芸能人の成功者を私たちは常に見ています。
ただ、彼ら彼女らはほんのひと握りの例外です。
才能がとてもあり、その上努力もしています。メディア等に写る姿しか見ることはできないですが、裏ですごい努力をしています。
それ以外の人で、才能があまりなくても努力している人はたくさんいます。
人を羨ましがらずに自分ができることをしっかり探す努力をしたいですね。
才能がないので努力しないではなく、才能があるとわかった時に、すでに土台が完成していれば大きく飛躍できます。
才能が見つかった時のことを考えながら、準備をすることが人生を楽しむ一つの方法です。
才能のあることが見つかった時に大きな喜びにつながります。
才能と努力の関係の「まとめ」
才能×努力=能力
・才能と努力の掛け算が能力になる
・才能は努力することでわかるものが多い
・人により努力の基準が違う
・努力しても才能がなければ開花しない
・見えているところに惑わされない
上記5つが才能と努力の関係です。
この才能と努力の関係の記事は、実は18才の時に、ある人から教えてもらったことを私なりの意見を加えて書いています。
その人の名前は、島田紳助さんです。
好き嫌いが明確に分かれる人ですが、私にとっては、18歳で知ることができてい良かったと思っています。
以下の「紳竜の研究」は、上記の内容を若手芸人へ講義している様子と、どんなことを考えて漫才をしていたかを紹介しています。
漫才が好きかどうかは別として、「成功した戦略」を学ぶことができます。DVDしかないですが気になる方にはおススメです。
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- 成長とは?成長する方法とは?
- 少しの工夫で「成功体験」を積む方法
- 新社会人3年間の「成長のステップ」
- 最初の3年間で経験してほしい「たった1つのこと」
- 自分で自分をほめる方法
- 徹底的に真似る・パクる
- 「知識を得るコツ」 深狭?広浅?
- 「学びのコツ」すぐに検索せずに一旦考える
ビジネスの知識を増やすには、本を読むことがおススメです。
失敗しない本選びのために、何回も読んだおススメ本を紹介しています。参照下さい。

何何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介はこちら
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(詳細は、Kindle端末の選び方とおススメをわかりやすく紹介を参照)
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