転職や就職で会社を選ぶ際、すべてを理解して会社を選ぶことができません。
ただ、一日の多くの時間を過ごすので、嫌いな会社で働くのではなく、好きな会社で働きたいですよね。
そのためにも、会社を好きになる条件を、事前に知っておき、その条件に合致した会社を選ぶことがとても大事になります。
突き詰めると、会社を好きになるのは、たった2つの理由しかありません。
この記事では、このたった2つの理由についてわかりやすく解説します。
この記事は、
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(合わせて読みたい、20代「転職の流れ(転職判断・会社選択・広告の見方・面接のポイント)」をわかりやすく解説)
会社を好きになるたった2つの理由
1.一緒に働く人が好き
2.商品が好き
この2つが会社を好きになる理由です。
細かい話をしだすと、もっとたくさんの要素が出てきます。ただ、それらの根幹には上記2つが大きく関わっています。
主従を考えると、この2つにまとめることができるのです。
そして、この2つが一つも当てはまらなければ、その会社を好きになることはないです。
会社を好きになるたった2つの理由の「詳細」
・一緒に働く人が好き
・商品が好き
それぞれについて解説します。
一緒に働く人が好き
当然すべての人を好きになることはないでしょうが、多くの人が好きな人だと、会社に行くのが楽しくなります。
仮に給料が高くても、毎日嫌な人たちと一緒の空間でコミュニケーションを取る場合、多くの我慢が生じます。
人事評価でも、評価する人が嫌な人なら、納得できません。
仕事終わりに飲みに行くことになってしまったら、嫌な人ばかりだと苦痛でしかありません。
何かを相談したいと思っても、嫌な人には腹を割って相談できません。
このように、一緒に働く人が嫌な人なら、1日最低8時間拘束される会社において、とても苦痛です。
だからこそ、給料が高かろうが、福利厚生が良かろうが、有名会社であろうが、一緒に働く人により、その会社が好きになるかどうかが分かれるのです。
一緒に働く人が好きになる会社の見つけ方
・採用担当者だけで判断しない
・できるだけ同世代が多い会社を選ぶ
・ノリが合う会社を選ぶ
・内定が出たらオフィスを見せてもらう
ポイントは上記4つです。それぞれを解説します。
採用担当者だけで判断しない
採用担当者の人柄が、その会社で働く人の人柄を表しているわけではないことをキモに命じましょう。
採用担当の方は、あなた方がお客様です。当然悪い部分は見せないようにしています。
対策は、実際に働く上司の方に面談に出てきてもらうようにお願いする、もしくは、内定後にその上司と話をさせてもらうようにしましょう。
これだけで、採用担当と現場の違いが見えてきます。
できるだけ同世代が多い会社を選ぶ
20代の方が、40代50代の方たち中心の会社に入ると、いくらいい人が多くても、時代背景が違い、話が合いにくいです。
だからこそ、20代、30代が多い会社を選びましょう。
面接時に20代の人数シェアを聞けばわかりますよ。
ノリが合う会社を選ぶ
会社それぞれでノリが違います。体育会系だったり、文化系だったり、明るかったり、静かだったり、厳しかったり、あっさりしていたりします。
風土風習なので、会社によって違います。自分が嫌いな風土に入ると合わない人の確率が上がります。
ただ、実際に働いてみないとわかりにくいのが難点ですが、一つ良い方法があります。
その会社が、ビックサイトなどの展示会に出展していたら、そのブースに行ってみるのです。
そのブースの様子を眺めていて感じたことは、その会社の雰囲気を表している場合が多いです。
(詳しくは、良い会社の見分け方~展示会で直接接してみる~を参照)
内定が出たらオフィスを見せてもらう
とにかくオフィスに入ってみることが大事です。オフィスの中はうそがつけません。
内定前はセキュリティの関係で厳しいでしょうが、内定後なら、見せてもらえる可能性があります。
とにかく頼んでみることです。
入るだけで、様々なことがわかります。私も1度転職で失敗していますが、出社初日のオフィスに初めて入った1秒で失敗とわかりました。
活気や仲の良さ、ギスギス感はオフィスに一歩入るだけで誰でもわかります。
商品が好き
販売する商品が自分にとって好きなものであれば、人に役に立つイメージが沸きやすく、その会社を好きになりやすいです。
仮に給料が良くても、嫌な商品を売る場合、営業担当ではなくても、自分の会社にコミットできません。
商品は会社の一番大事なものなので、その商品が好きになれないと、その会社は好きにならないですよね。
商品が好きになる会社の選び方
一見自分の興味があるものを選べば良さそうなので、簡単に感じると思います。
ただし、ここには、大きな落とし穴があります。
自分の知識の限界という落とし穴です。
若手の皆さんは、たくさんの会社の情報を持っていません。ただ、世の中にはとてもたくさんの会社があります。
その上、今興味がある商品の会社でも、興味がなくなる可能性もあります。
だからこそ、選ぶ方法はたった一つです。
「自分が嫌いな商品を除外する」です。そして除外したもの以外は対象とするのです。
たとえば、家族親戚友達に自信を持ってその商品を進めることができるか?と考えてみましょう。
進めたくないと思ったものが、あなたの嫌いな商品です。
私も1回の就活と3回の転職活動をおこなっていますが、この考え方で選びました。
私の場合は、家族や友達に商品を売りたくないので、BtoCはすべて除外しています。
その上、BtoBでもお金の売り買い、一生に一度の買い物(不動産)、生死には関わりたくないので、金融機関、不動産業、製薬会社は除外しています。
そしてこれ以外は対象とすることで、関わりたくないものを除外しつつ、今は知らないけど、今後好きになる可能性のあるものを対象外にしないようにしています。
(詳しくは、自分にあった会社の見つけ方!やりたいことが見つかっていない20代向けに解説を参照)
「会社を好きになるたった2つのこと」のまとめ
会社を好きになるたった2つの理由は、以下2つです。
1.一緒に働く人が好き
2.商品が好き
一緒に働く人が好きになる会社の見つけ方は、以下4つです。
・採用担当者だけで判断しない
・できるだけ同世代が多い会社を選ぶ
・ノリが合う会社を選ぶ
・内定が出たらオフィスを見せてもらう
商品が好きになる会社の見つけ方は、以下のひとつです。
「自分が嫌いな商品を除外する」
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