「知識と能力とスキルの関係」をわかりやすく解説

4.ビジネススキルを支える基礎知識
※当ページのリンクには広告が含まれています。

沢山のことを知っている=知識が豊富な人が、能力がある人なのでしょうか?

この質問の中に、知識と能力の関係が隠されています。

全く違うものですが、よく混同されてしまいがちなものでもあります。ここにスキルが加わると、更に混同されてしまいます。

この記事では、知識と能力とスキルの言葉の意味だけではなく、それぞれの関係をわかりやすく解説します。

知識と能力とスキルの関係性がわかると、能力を上げるために何をしないといけないがわかりますよ。

この記事は、
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、ビジネススキル向上のための基礎知識をわかりやすく解説

知識と能力・インプットとアウトプットの関係

質問です。「Aさんは、なんでも知っている。週に1冊本を読み、新聞も毎日3紙読み、隙間時間にはネットニュースをチェックしているからだ。だから、とても能力の高い人だと思う。」

なにか違和感を感じませんか?その通りです。沢山の情報を知っている=知識があることが能力があるとは言えないからです。当たり前と言えば当たり前。

聞く・読む・見ると知識が上がります。知識を使って、話す・聞く・実行することができると能力がある状態となります。

このことをわかりやすく表現するとインプットすると知識が上がり、アウトプットができると能力がある状態になります

まとめると上図の関係となります。

また、知識と能力のありなしを4象限で表現すると以下となります。

  • ①知識があり能力がある人
  • ②知識があり能力のない人
  • ③知識がなく能力のある人
  • ④知識がなく能力もない人

知識のありなし、能力のありなしで4象限に分けると①すごい人 ②知っていることは多いけど、それを使えない人③過去の実績はあるが、新しい環境等に変わったことで知識がない人 ④は 新卒新人が典型的です。

自分の立ち位置を把握して、①に向かいたいですね。

知識がついてから能力が上がる

知識と能力のつながりは上記のようになります。

何事もわからないからできない(できないことを認識できない)状態からのスタートとなります。

そして、知識がつくと、わかっているけどできない状態になります。そして能力がつくとできるようになります。

したがって、まずは知識をつけることから始める必要があります。わからないからできない状態を抜け出すことができないからです。

知識と能力とスキルの関係

スキルは技能や能力と訳される場合が多いため、能力との違いがわかりづらい。

ただ、スキルの集合体が能力であると理解するとわかりやすいです。

能力を分解すると、語学スキル、課題解決スキル、コミュニケーションスキルなどに分解されます。逆に言えば、これらのスキルの合計が各個人の能力になると理解しましょう。

また、スキルとは、知っていることではなく、出来ることなので、知識とは違うのです。

能力を上げるための知識の増やし方

  • 実務をおこない、さまざまなことを経験する
  • 本を読むこと

それぞれに分けて解説します。

実務をおこない、色々なことを経験する

1つ目は実務をおこない、色々なことを経験することです。初めてのことを経験すると、知らなかった知識を増やすことができます。したがって、自分から手を挙げてでも、さまざまなことを経験することが大事になります。

そして、もっと大事なことは、時間当たりの課題解決経験数が多い会社で働くことです。会社によって、業務時間内の仕事の比率が変わります。何の比率かと言うと、単純作業業務と課題解決業務の比率です。

当然後者が多い会社で働く方が、能力を上げる知識を得ることができます。

(詳しくは20代で一番大事なこと「時間当たりの課題解決経験の多さ」をわかりやすく解説を参照)

本を読むこと

2つ目は、本を読むこと。ネットの記事は情報量が広く浅いため、深い理解にはなりにくい。それに比べて、本は1冊で1テーマです。必然的に深くまで知ることができます。知識を得るには、広く浅くではなく、深く狭く得るほうが知識が深まります。

本を読むメリットと習慣化のコツは以下の記事の一部で紹介しています。

(詳しくは、ビジネス書を読む習慣がつかない3つの理由とその解決策をわかりやすく解説を参照)

知識と能力とスキルの関係の「まとめ」

  • 知識があるからといって能力があるわけではない
  • 知識はインプット 能力はアウトプット
  • スキルの集合体が能力
  • わからないからできない→わかるけどできない→できるという流れ
  • 知識の獲得方法は経験数と読書

能力を上げたかったら、まずは知識を増やしましょう。すべてはそこからスタートです。

そのために、さまざまな業務を経験することと本を読むことがとても大事なことです。知識は意識してインプットしないと、慣れることでインプット量が減るからです。

他にも混同しやすい言葉の違いを解説した記事があります。参照下さい。

本を読む習慣がない方は、プロのナレーターが朗読した本をアプリ等で聴けるサービスがありおススメです。詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較
本を朗読してくれるサービスがあります。「オーディオブック」という総称で呼ばれており、「Amazon Audible(オーディブル)」と「audiobook.jp」の2社がこのマーケットの2強となっています。この記事では、この2社のサービスの違いについて詳細に紹介します。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較はこちら

アマゾンさんで電子書籍の定額読み放題サービスがあります。詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人
AmazonさんのサービスにKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)があります。 指定された電子書籍であれば、定額で読み放題となるサービスです。 月額税込980円というお手ごと価格となっていますが、サービスの内容から、おス...

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人はこちら

何回も読んだおススメ本の紹介は以下を参照下さい。

何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な5領域12テーマに分けて紹介
今まで、1,000冊弱の本を読んでいますが、結果、沢山の分野の本を読むことになりました。この記事では、私が実際に読んだ本の中から、気づきがとても多くあった、おすすめ本を厳選して紹介します。

何回読んでも学べた本厳選!ビジネスに役立つおすすめ本はこちら

記事一覧から探したい場合はこちら

記事一覧
ビジネス用語の本質 まとめ記事 ビジネス用語の「本質」 各記事 「会社」の本質とは? 「仕事」の本質とは? 「商売・ビジネス」の本質とは? 「会社組織」の本質とは? 「売上・利益」の本質とは? 「製品・商品・サービス」の本質とは? 「増収増...

サイトマップはこちら

用語から検索したい場合はこちら

【用語一覧】ビジネス用語・基礎知識 超簡単解説&使い方紹介 
固い表現や小難しい言葉で理解できなかったり、困ったことがある方向けに、すべての用語を超簡単に解説します。 説明が短すぎないように、細かすぎないように、難しい言葉を使わないようにわかりやすく解説することにこだわっています。 ア行~ワ行 (日本...

掲載用語一覧はこちら

タイトルとURLをコピーしました