「事実」と「意見」と「真実」の違いを分かりやすく解説

3.ビジネス基礎知識
※当ページのリンクには広告が含まれています。

「事実」と「意見」を分けて話すように、言われたことがある人も多いでしょう。

ただ、「事実」はすべてが正しいことのように思われますが、「真実」ではないこともあります。

「事実と意見」や「真実と事実」それぞれの違いについては、Web上に多くの記事がありますが、これら3つの違いをまとめて明確に解説している記事は多くありません。

この記事では、この「真実」と「事実」と「意見」の違いを分かりやすく解説しています。

この記事は、

・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、知っておきたい ビジネス基礎知識を参照)

「真実」と「事実」と「意見」の違いとは?

「真実」と「事実」と「意見」のそれぞれの意味は以下です。

・「真実」は「本当のこと」
・「事実」は「実際におこったこと」
・「意見」は真実や事実を見た「感想」

「真実」と「事実」と「意見」の関係は以下です。

・「真実」と「事実」は、同じ場合と違う場合がある
・「真実・事実」と「意見」は、違う

これら3つの関係を図にすると以下になります。

「真実」と「事実」と「意見」の違いを詳しく解説します。

「真実」と「事実」と「意見」の違いの詳細

「真実」と「事実」と「意見」の違いを以下2つの順番で紹介します。

・それぞれの言葉の意味
・それぞれの違い

「真実」とは?

本当のこと

辞書的な解釈では、上記の通りです。

ただ、「事実」と比較して解説される場合、「事実」はたった一つだが、「真実」は「事実」の人による解釈と言われるので、複数あるとも言われています。

「本当のこと」であるにもかかわらず、解釈が複数あるというのはどうもしっくりきませんが、事実と区別するためにこのように説明されることがあります。

しかし、この説明だと後述する「意見」と同じ意味になってしまうため、本記事では「本当のこと」と解釈します。

「事実」とは?

実際に起こったこと

です。実際に起こったことなので、目に見える現象や数字として表せます。

「意見」とは?

「真実」や「事実」を見た感想

「真実」や「事実」を見て、自分自身がどのように感じ、考えたかを言葉にしたものです。

「真実」と「事実」の違い

同じことを表す場合とそうでない場合がある

実際に起きていることが「本当のこと」であれば同じですが、そうでない場合は異なるものとなります。

例えば、ある事件で犯人を特定する場合を例に説明します。

容疑者にアリバイがないという事実、被害者と顔見知りで普段から喧嘩をよくしていたという事実があったとします。

この容疑者が犯人だと言い切れますでしょうか?

この事実だけでは真実とは言い切れません。そのため、真実と事実が必ずしも同じとは言えないのです。

別の例として、机の上にバナナがあるとしましょう。これは事実であり、真実でもあります。この場合は事実と真実が同じです。

「事実」と「意見」の違い

事実は実際におきたこと、意見はその感想

「事実」は実際におきていることです。一方、「意見」は実際に起きていることなどを見て、感じたことを言葉にしたものです。

例えば「この時計は2万円でした。とてもお得な買い物ができました。」という発言を見てみましょう。

時計が2万円で買えるというのは「事実」です。ただ、お得な買い物であったかどうかは人により変わりますので「意見」となります。

「真実」と「意見」の違い

「真実」は本当のこと、「意見」はその感想・意見

「真実」は本当のことです。「意見」は本当のことを見て感じたことになります。

見分け方は、「事実」と「意見」の違いと同じになります。

真実と事実と意見の違いの「まとめ」

「真実」と「事実」と「意見」の意味は以下です。

・「真実」は「本当のこと」
・「事実」は「実際におこったこと」
・「意見」は真実や事実を見た「感想」

「真実」と「事実」と「意見」の関係は以下です。

・「真実」と「事実」は、同じ場合と違う場合がある
・「真実・事実」と「意見」は、違う

これら3つの関係を図にすると以下になります。



まずは、「真実・事実」と「意見」に分けるのがわかりやすい分類方法です。

本当のこと・おきていることと、あなたが感じたり考えた意見は分けやすいからです。

その後、「真実と事実」を区別するのか?区別しないのか?を考えると理解できます。

他にも混同しやすい言葉の違いを記事にしています。参照下さい。

失敗しない本選びのために、何回も読んだおススメ本を紹介しています。参照下さい。

何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介
今まで、1,000冊弱の本を読んでいますが、結果、沢山の分野の本を読むことになりました。この記事では、私が実際に読んだ本の中から、気づきがとても多くあった、おすすめ本を厳選して紹介します。

何何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介はこちら

本の購入費が気になる方は、アマゾンさんが電子書籍の定額読み放題サービスをおこなっています。参照下さい。

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人
AmazonさんのサービスにKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)があります。指定された電子書籍であれば、定額で読み放題となるサービスです。月額税込980円というお手ごと価格となっていますが、サービスの内容からおススメす...

読み放題「Kindle Unlimited」をおススメする人しない人はこちら

本を読むのが苦手な方には、プロのナレーターが本を朗読してくれるサービスがあります。参照下さい。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較
本を朗読してくれるサービスがあります。「オーディオブック」という総称で呼ばれており、「Amazon Audible(オーディブル)」と「audiobook.jp」の2社がこのマーケットの2強となっています。この記事では、この2社のサービスの違いについて詳細に紹介します。

オーディオブック2強「Amazon Audible」「audiobook.jp」を徹底比較はこちら

本の置き場や持ち運びが嫌な人は、アマゾンさんのKindle(キンドル)端末がおススメです。

(詳細は、Kindle端末の選び方とおススメをわかりやすく紹介を参照)

他にもたくさんの記事を書いています。参照下さい。

記事一覧
知っておきたい おススメの学び方まとめ記事社会人の勉強 おススメの学び方とは?各記事「ビジネススキル一覧付」ビジネススキルとは?「社会人の勉強」おススメする2つの方法ビジネス書を読む3つのメリットビジネス書を読む「習慣化」の方法文章を書く2...

サイトマップはこちら

記事を用語から探したいなら、以下を参照下さい。

【用語一覧】ビジネス用語・基礎知識 超簡単解説&使い方紹介 
固い表現や小難しい言葉で理解できなかったり、困ったことがある方向けに、すべての用語を超簡単に解説します。説明が短すぎないように、細かすぎないように、難しい言葉を使わないようにわかりやすく解説することにこだわっています。ア行~ワ行 (日本語)...

掲載用語一覧はこちら

タイトルとURLをコピーしました