事実と意見(感想)の違いを分けて話すように、言われたことがある人もいると思います。
また、事実はファクトとも呼ばれており、事実はすべてが正しいことのように思われますが、真実ではないこともあります。
ただ、「事実と意見」、「真実と事実」のそれぞれの違いについては、Web上に沢山の記事がありますが、この3つの違いをまとめて明確にしている記事は実はありません。
この記事では、この「真実と事実と意見」の違いを分かりやすく解説します。
この記事は、
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これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
(合せて読みたい、知っておきたいビジネススキル向上のための基礎知識をわかりやすく解説)
真実と事実と意見の違いとは?
「真実」と「事実」は、同じ場合と違う場合がある
「真実・事実」と「意見」の違いは、本当のことと、感じたことなので違う
これら3つの関係を図にすると以下になります。

ちなみにそれぞれを一言で言うと以下になります。
真実は、本当のこと
事実は、実際におこったこと
意見は、真実や事実を見た感想
真実と事実と意見の違いの詳細
真実と事実と意見の違いを以下2つの順番で紹介します。
・それぞれの言葉の意味
・それぞれの違い
真実とは?
真実とは本当のことです。辞書的な解釈では、この通りです。
ただ、事実と比較して解説される場合、事実はたった一つのこと、真実は事実の人による解釈なので、複数あるとも言われています。
「本当のこと」なのに、解釈が複数あるというのはどうもしっくりしませんが、事実と区別するために、このように説明している場合があります。
ただ、この説明だと、後述する「意見」と同じ意味になってしまうので、この記事では、「本当のこと」という解釈にしています。
事実とは?
事実とは、実際におこったことです。実際におこったことなので、目に見える現象をあらわしたり、数字としてあらわすことができます。
意見とは?
意見は、真実や事実を見た感想です。真実や事実を見て、自分自身がどのように感じたか?考えたか?を言葉にしたものです。
真実と事実の違い
真実は本当のこと、事実は実際におきていることです。この2つの違いは、同じことを表す場合とそうでない場合があります。
実際に起きていることが本当のことと言い切れるのでしょうか?
言い切れる場合は同じだし、そうでない場合は違うものとなります。
例えば、ある事件で犯人を特定する場合を例に説明します。
ある容疑者が、アリバイがないという事実、被害者と顔見知りで普段から喧嘩をよくしていた事実があったとします。
この容疑者が犯人だと言い切れますでしょうか?この事実だけでは真実とは言い切れないのです。
このように、真実と事実が同じはない場合があるのです。
違う例ですが、机の上にバナナがあります。これは、事実であり、真実でもあります。事実と真実が同じ場合になります。
事実と意見の違い
事実は実際におきていることです。そして意見は実際に起きていることなどを見て、感じたことを言葉にしたものです。
したがって違うものになります。
例えば「この時計は2万円でした。とてもお得な買い物ができました。」という発言を見てみましょう。
時計が2万円で買えるというのは事実です。ただ、お得な買い物であったかどうかは、人により変わりますので、意見となります。
真実と意見の違い
真実は本当のことです。意見は、本当のことを見て、感じたことになります。
したがって違うものになります。
見分け方は、事実と意見の違いと同じになります。
真実と事実と意見の違いの「まとめ」
「真実」と「事実」は、同じ場合と違う場合がある
「真実・事実」と「意見」の違いは、本当のことと、感じたことなので違う
3つの言葉の関係は上記となります。
まずは、「真実・事実」と「意見」に分けるのがわかりやすいです。
本当のこと・おきていることと、あなたが感じたり考えた意見は冷静になれば分けることが簡単だからです。
その後、「真実と事実」を区別するのか?区別しないのか?を考えるとわかりやすいです。
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