ネット検索結果の上位に同じような記事が多い理由

4.ビジネススキルを支える基礎知識
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様々な検索エンジンがあります。Googleさんを中心に皆さんも活用していると思います。

何かを調べた時に、検索結果の上位から内容を確認していくと思いますが、内容が同じような記事が多いと感じたことはありませんか?

検索キーワードにもよりますが、実はよくあることです。

では、なぜこのようなことになっているかご存じでしょうか?

この記事では、同じような記事が上位を占めている理由についてわかりやすく解説します。

この記事は、
・自社HPの責任者の経験
・ブログ運営の経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、ビジネススキル向上のための基礎知識60選をわかりやすく解説

上位に同じような記事が多い理由とは?

上位表示のために上位の記事を真似るため

記事を作成している企業や個人は、たくさん記事を見てもらうために検索結果の上位を目指し、さまざまな対策をおこなっています。

俗に言うSEO対策です。

上位に掲載されている記事は、Googleさんなどの検索エンジン運営者から高い評価を得ているため、上位の記事を真似る手法を多くの企業や個人が取ります。

上位と戦うためには、普通は真似るのではなく、いかに差別化していくかを考えるのですが、Webでは真似る手法が主戦略となります。

その結果、同じような記事が上位を占めることが起きるのです。

詳細は、

・検索エンジンの表示ランキングの仕組み
・手間がかかる仕組みを構築する理由
・同じような記事が上位に並ぶ詳細理由

上記順番で解説します。

表示ランキングの仕組み

「独自基準」で検索キーワードの「最適解」を表示する仕組み

検索エンジン会社は、独自基準で検索キーワードの最適解を表示する仕組みを構築しています。

最適解とは?

ユーザーが検索エンジンを使う場合、何かの意図で使用します。

知りたい、行きたい、やってみたい、買いたいが4大検索意図です。

その意図に対する最適解を表示するために、検索エンジン運営会社は、事前に世の中にあるWebサイトを評価しています。

ユーザーが検索窓に入力したキーワード(1語だったり、2語だったり、3語だったり)の意図を読み取り、答えとなる可能性の高いWebサイトから順番に表示する仕組みを構築しています。

このような仕組みを創る目的は、たくさんの人に検索エンジンを使ってもらうためです。

たくさん使ってもらうことで、大きなビジネスになるからです。

独自基準とは?

上記のような最適解を表示するために、入力されたキーワードの意図を読み取ること、世の中にあるWebサイトの内容を把握すること、そして、マッチングさせることが大事なことです。

入力されたキーワードの解析はまだやりやすいのです。

ただ、世の中にWebサイトは17億あると言われており、すべてを解析することは不可能ですが、すべてを解析しないと最適解を提示できない二律背反問題を抱えています。

この解析の仕組みは各検索エンジンのノウハウとなるので、オープンにはなっていません。

したがって、Webサイト運営者はクローズな基準を「推測」して、少しでも上位掲載されるように記事を書いているのです。

手間がかかる仕組みを構築する理由

広告収入を得たいから

たくさんの人に訪問してもらい、広告収入を得たいからこのような手間のかかる仕組みを構築するのです。

また、テレビや雑誌などの広告と大きく違い、とても大きなポテンシャルがあります。

・検索結果すべてに設定できる広告掲載
・大企業だけでなく中小零細企業も顧客

無限の広告枠とほぼすべての企業がターゲットとなるからです。

但し、検索サイト自体にたくさんの人が訪問することが条件となります。

検索エンジンの検索窓に入力したことに対して、適切な答えを返してくれると、皆さんもそのサイトをリピートして使いたくなると思います。

その結果、たくさんの人が集まります。たくさんの人が集まると、広告ニーズが発生します。

特に検索窓にニーズを入力する時点で何かの意図があるので、広告掲載したい会社からすると、ターゲットを絞った広告掲載ができます。

また、入力キーワードごとにページが作成されるので、雑誌などとは違い無限の広告枠が設定できます。

また、Webなので、クリックされたかどうかもわかりますので、見たかどうかではなく、クリックしたかどうかで広告単価を設定できます。

これらにより、実効果(クリック)があり、ターゲットに届く広告展開が少額からできる仕組みが構築されました。

TVのCMみたいに大きなお金をかけて、不特定多数に広告展開できるのは大企業だけですが、上記であれば、大企業だけでなく、中小零細企業も対象となります。

その結果、とても大きな広告収入のポテンシャルがあるマーケットとなりましたし、今現在では、テレビ・新聞・雑誌等の広告媒体より大きな広告収入をを得るマーケットになりました。

同じような記事が上位に並ぶ詳細理由

基準がクローズのため上位掲載記事を真似る

掲載上位のために同質化と差別化を同時に実現

掲載上位に行くためには、上位掲載記事に対して、同質化と差別化を同時におこなうことがポイントとなります。

同質化(=同じような記事)は、現在検索エンジンが評価されている記事を真似ることで実現できます。

ただし、まったく同じ記事にすると検索エンジンは評価しません。なぜなら、同じ記事がすでにあるからです。

したがって、同質化しながら差別化要因も付加していかないといけないのです。

現状では、同質化と差別化の比重は、同質化をメインに差別化をする場合と、差別化をメインの一部同質化をするのでは、前者が上位に掲載されるとみんなが思っていますし、そうなっています。

その結果、アルゴリズムが不明なので、記事の多くは上位の記事を真似て同じような内容になるのです。

上位に同じような記事が多い理由の「まとめ」

現状のアルゴリズムでは、同質化した方が上位表示されるので、上位記事を真似る企業と個人が多いからです。

ただ、当然Googleさんをはじめとした検索エンジンは、検索者のニーズを満たすことを第一に考えます。

その結果、年に大きなアルゴリズム変更を3~4回行いますし、微調整は毎日おこなっています。

上位掲載の方法論が確立すると、みんながまねしたり、ズルしたりします。そうすると、検索エンジンサイトとしては検索者のニーズを満たしません。

結果、検索アルゴリズムを変更するというイタチごっこがずっと続けています。

特に近年は、上位に行く方法で上位掲載されても、すぐアルゴリズム変更になります。

結果、検索者の意図をどのように満たすかをいう本質的な解決策が求められる時代となっています。

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