今働いている会社の上司が「良い上司かどうかの見分け方」8例

8.20代の転職
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この記事は、新卒で入社し現在在職中の方向けに、「事象」「現象」ごとに、今の直属の上司が、良い上司か悪い上司かを判断できるように解説します。

お互い人なので、相性は当然あります。ただ、相性の問題なのか?上司として不適合なのか?は中々判断しにくいと思います。

実際よしつにも、17名の直属の上司がいましたが、分類分けすると、良い2名、普通5名、悪い6名、存在を抹消4名です。

ただ、これでも恵まれていたと思います。

新卒で入社した会社を退職後、違う会社に入ってみて、前の会社の上司の方が良かったと思うことが多いのも事実です。

この原因は、初めての会社生活なので、上司の経験人数が少ないから総合判断しにくいこと、自分自身の感情だけで判断してしまうことです。

私は、様々な風土風習を持っている5社で働いていますし、沢山の上司の元で働いた経験、上司の立場で沢山のメンバーと働いた経験を持っています。

これらの経験を元に、このような現象があればこのような上司ということを中心に書いていきます。

この記事を読むと上司の見方のバリエーションが広がるようになります。

(あわせて読みたい 20代「転職の流れ(転職判断・会社選択・広告の見方・面接のポイント)」をわかりやすく解説

良い上司の定義

まずは、良い上司とはどんな上司なのかを明確にしておきます。

成長支援を精一杯行ってくれる上司が良い上司です。

成長支援とは、helpではなく、supportです。なんでも教えてくれる上司が、必ずしも良い上司ではないのです。

なぜなら、なんでも教えてくれる上司は、あなたの成長機会を奪っている場合があるからです。

成長とは、知識量を上げることではなく、能力を上げることです。

(知識と能力の違いは「知識と能力の関係」をわかりやすく解説を参照)

能力を上げるために一番大事なことは、自分で考えて自分で行動して成功体験を積むことです。

だから、上司が何でも教えてくれると、自分でしっかり考えないで経験を積むことになり、その経験が成功体験であっても、能力アップにつながらないことになります。

もちろん、何も教えてくれないのは問題です。ただ、helpとsupportの違いをその場その場で判断しながらメンバーと関わり、メンバーの成長支援をおこなうことが、上司の役目なのです。

では現象ごとにどんな上司かを解説していきます。

事象ごとに見る良い上司の見分け方

良い上司は「結果に至るプロセスを気づかせてくれる」

良い上司は、結果をほめてくれるだけではなく、その結果に至ったプロセスもほめてくれます

更に最高の上司は、自分が気づいていないプロセスを気づかせてくれた上でほめてくれます

結果には必ずプロセスがあります。各自でがんばるのはプロセスです。そのプロセスにより、結果が出るのです。

だから、結果が出たプロセスをわかっていると、良い結果の再現性を生み出すことができるのです。

良い上司は、このことをよく知っているからプロセスをほめてくれるのです。

また、当たり前や無意識などにより、思った以上にそのプロセスを本人が認識していない場合も多いです。

だから、最高の上司は、気づいていないプロセスを認識させてくれることからはじめてくれるのです。当然メンバーの良い結果の再現性をより上げることができます。

良い上司は「ほめる時はみんなの前、叱る時はこっそり」

褒めてくれる時はみんなの前で褒めてくれる。叱られる時は、出来るだけみんなにわからないように、時や場所を配慮して叱ってくれる上司は良い上司です。

誰だってほめられるのはうれしいです。それが、みんなの前だと更にうれしいですね。

逆に、みんなの前で叱られるのは、あまり気持ちの良いものではないです。

その上、みんなの目が気になり、素直に受け入れることができなかったり、逆に言いたいことが言えなくなったりします。

だから、会議室を使ったり、周りに人ができるだけ少ない時を狙ったり、どうしようもない時は小声で叱ってくれます。

逆にみんなの前で大声で怒る上司は、普段どんなに良い人でも、心を許してはいけません。

人として大きな問題があります。メンバーのためではなく、単に自分の不満をまき散らしているだけだからです。

良い上司は「ほめる時はほめるだけで終わる」

良い結果が出て結果を褒めてくれて、そのまま会話を終えたら良い上司です。

よくあるパターンが、ほめてくれたけどその流れで、上司はアドバイスのつもりで、別の話を続けて、結局気がつけば叱られることがあります。

ほめる会話がこのようになる上司は悪い上司です。

良い上司はメンバーをほめたいのです。だから、ほめたことが帳消しになるこのような行為は絶対に避けます。

良い上司はぐっと我慢して、時間をおいてから叱るのです。

良い上司は「相談している時は相談に全集中」

良い上司かどうかの見分け方。相談した時に、手を止めて(パソコンなどをやめて)対応してくれる上司は良い上司です。

忙しいとか言って、作業しながら対応する上司は、相談相手のことを何も考えていない悪い上司です。

どれだけ忙しくても、上司の最も大事な仕事のひとつに、メンバー対応があります。

その大事な仕事を大事にしないということは、その上司のすべての対応が、まずは自分、その次にメンバーという考え方なのです。

メンバーが大事なのであれば、ちゃんと作業をやめて話を聞くのはあたり前です。

どうしても急な仕事がある場合は、良い上司は、会議室等の別場所に行くか?もしくは今から〇分間緊急の仕事があるから、緊急案件以外はあとにしてほしいと宣言します。

良い上司は「メンバーの失敗は自分の責任」

上に立つ人の基本スタンスは、メンバーの失敗は上司である自分の責任、メンバーの成功はメンバーの成果です。これが実践できていれば良い上司、逆をいってるなら悪い上司です。

人を含めた組織を任されてる人は、メンバーの業務を通して、組織の成果を出すのが仕事です。だから、メンバーに業務を割り振り、進捗管理を行い、全体調整を行い、成果につなげていきます。

ということは、メンバーが失敗したことは、自分が組織運営をできていないがゆえに失敗したと考えるのです。

逆に失敗したことを失敗した人だけのせいにするのは、自分の仕事を投げ出していることになることをわかっていないのです。

要は組織長としての仕事を理解していないのです。

良い上司は「起きた事象に対して叱る」

メンバーそのものを叱るのではなく、起きた事象を叱る上司は良い上司です。

上司には、メンバーの成長のために叱らなければならないこともあります。ただその時は、起きた事象(=ミスなど)をベースに叱るのが基本です。

起きたことの理由と対策が会話のベースとなります。

人物否定をする上司は悪い上司です。もっと悪い上司は、変えようがないこと(例えばあなたはセンスがないなど)を怒ります。

良い上司は「メンバーの基準を理解しようとする」

たとえば、成長したいという思いは誰もが持っています。ただ、成長の高さは人によって全然違います。

だから、その高さを理解しようとしてくれる上司は良い上司です。更に自然とその高さを引き上げてくれるのは最高の上司です。

悪い上司は、自分基準を前提とするので押し付けとなり、時にはパワハラとなります。

ただ、人により要望の高さを変えると業務のばらつきが出てしまいます。その結果組織目標を達成しにくくなります。

でも、この二律背反を解くのは、上司の大事な仕事です。

良い上司は「提出した提案書を持っている」

提出した提案書を、ちゃんと持っておいてくれるのは良い上司です。部下の仕事に敬意があるから簡単には捨てることができません。

悪い上司はその逆で、すぐに捨てるか返却します。当然その提案書の内容を忘れており、後程その提案書の内容について、平気で聞いてきます。

今働いている会社の上司が「良い上司かどうかの見分け方」まとめ 

業務で直接関わることになる上司は、とても大事な存在です。良い上司であれば最高ですが、基本良い上司にあたるのは、あまりありません

そう思って上司を見たほうが現実的だと思います。期待しすぎないことが皆さんの精神状態を守ることになります。

だからこそ、良い上司や普通の上司に当たったら感謝しましょう。確率の低いことが実現していますので。

1回目の転職ってとても大事です。

良い会社の見分け方を書いた、今働いている会社が「良い会社かどうかの見分け方」11例とこの記事の「良い上司かどうかの見分け方」を参考にして、本当に転職の必要があるかの判断の参考にしてみてください。

その上で、転職を検討する場合は、転職の判断から面接まで解説している、20代「転職の流れ(転職判断・会社選択・広告の見方・面接のポイント)」をわかりやすく解説を参照下さい。

転職エージェント・転職サイトの選び方は、失敗しない転職エージェント・転職サイトの選び方と活用方法を参照下さい。

3回の転職経験と20代の中途採用の責任者として、数百名の応募書類選考や面接を行った経験元に記事にしています。

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