本当に良い上司が行う8つの行動

7.20代の転職
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会社の入ると必ず直属の上司がいます。ただ、本当に良い上司に出会う確率は低いのが現状です。

私は今まで17名の直属の上司がいましたが、分類分けすると、良い2名、普通5名、悪い6名、存在を抹消4名です。これ位の確率が普通です。

もうひとつの問題は、良い上司がおこなってくれてる良い行動を、上司の経験がない皆さんが気付かない場合もあります。

お互い人なので、相性は当然あります。ただ、相性の問題なのか?上司として不適合なのか?は判断しずらいからです。

実際に上司が変わったり、転職した時に、前の上司が実は良かったと思うことが多いのも事実です。

この記事では、良い上司がおこなってくれる8つの行動をわかりやすく解説します。

これを知ることで、良い上司に当たる確率が低いのはしょうがないとしても、実は良い上司であることを見逃すことがなくなります。

この記事は、
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験

これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい 20代「転職の判断から転職活動の進め方」をわかりやすく解説

良い上司の定義

まずは、良い上司とはどんな上司なのかを明確にしておきます。

成長支援を精一杯おこなってくれる上司が良い上司です。

成長支援とは、helpではなく、supportです。なんでも教えてくれる上司が、必ずしも良い上司ではないのです。

なぜなら、なんでも教えてくれる上司は、あなたの成長機会を奪っている場合があるからです。

成長のために一番大事なことは、自分で考えて自分で行動して成功体験を積むことです。

(詳しくは、成功体験が大事なたった一つの理由と体験方法をわかりやすく解説を参照)

したがって、上司が何でも教えてくれると、自分でしっかり考えないで経験を積むことになり、その経験が成功体験であっても、能力アップにつながらないことになります。

もちろん、何も教えてくれないのは問題です。ただ、helpとsupportの違いをその場その場で判断しながらメンバーと関わり、メンバーの成長支援をおこなうことが、上司の役目なのです。

では現象ごとにどんな上司が良い上司かを解説していきます。

事象ごとに見る良い上司の見分け方

良い上司は「結果に至るプロセスを気づかせてくれる」

良い上司は、結果をほめてくれるだけではなく、その結果に至ったプロセスもほめてくれます

更に最高の上司は、自分が気づいていないプロセスを気づかせてくれた上でほめてくれます

結果には必ずプロセスがあります。各自でおこなうことはプロセスです。そのプロセスにより、結果が出るのです。

したがって、結果が出たプロセスを理解できると、良い結果の再現性を生み出すことができるのです。

良い上司は、このことをよく知っているからプロセスをほめてくれるのです。

また、当たり前なことや無意識におこなっているので、プロセスを本人が認識していない場合が多くあります。

したがって、最高の上司は、気づいていないプロセスを認識させてくれるのです。

良い上司は「ほめる時はみんなの前、叱る時はこっそり」

褒めてくれる時はみんなの前で褒めてくれる。叱られる時は、出来るだけみんなにわからないように、時や場所を配慮して叱ってくれる上司は良い上司です。

誰だってほめられるのはうれしいです。それが、みんなの前だと更にうれしいですね。

逆に、みんなの前で叱られるのは、あまり気持ちの良いものではないです。

その上、みんなの目が気になり、素直に受け入れることができなかったり、逆に言いたいことが言えなくなったりします。

したがって、会議室を使ったり、周りに人ができるだけ少ない時を狙ったり、小声で叱ってくれます。

逆にみんなの前で大声で怒る上司は、普段どんなに良い人でも、心を許してはいけません。

人として大きな問題があります。メンバーのためではなく、単に自分の不満をまき散らすことが大事な人だからです。

良い上司は「ほめる時はほめるだけで終わる」

良い結果が出て結果を褒めてくれて、そのまま会話を終えたら良い上司です。

よくあるパターンが、ほめた会話の続きに別の話になり、気がつけば叱られることがあります。

ほめる会話が最終的にこのようになる上司は悪い上司です。

良い上司はメンバーをほめたいのです。だから、ほめたことが帳消しになるこのような行為は絶対に避けます。

良い上司はぐっと我慢して一旦会話を終え、時間をおいてから叱るのです。

良い上司は「相談している時は相談に全集中」

相談した時に、手を止めて(パソコンなどをやめて)対応してくれる上司は良い上司です。

忙しいとか言って、作業しながら対応する上司は、相談相手のことを何も考えていない悪い上司です。

どれだけ忙しくても、上司の大事な仕事のひとつに、メンバー対応があります。

その大事な仕事を大事にしない行動をとるということは、まずは自分、その次にメンバーという考え方なのです。

メンバーが大事なのであれば、ちゃんと作業をやめて話を聞きます。

どうしても急な仕事がある場合は、良い上司は、相談されないように会議室等の別場所に籠るか?もしくは今から〇分間緊急の仕事をしないといけなから、その後でも大丈夫?と確認してくれます。

良い上司は「メンバーの失敗は自分の責任」

上に立つ人の基本スタンスは、メンバーの失敗は上司である自分の責任、メンバーの成功はメンバー自身の成果と考えることです。これが実践できていれば良い上司、違えば悪い上司です。

人を含めた組織を任されてる人は、メンバーの業務を通して、組織の成果を出すのが仕事です。したがって、メンバーに業務を割り振り、進捗管理を行い、全体調整を行い、成果につなげていきます。

ということは、メンバーが失敗したことは、自分が組織運営をできていないがゆえに失敗したと考えるのです。

逆に失敗したことを失敗した人だけのせいにするのは、自分の仕事を投げ出していることを理解していないのです。

良い上司は「起きた事象に対して叱る」

メンバーの人間性そのものを叱るのではなく、起きた事象を叱る上司は良い上司です。

上司には、メンバーの成長のために叱らなければならないこともあります。ただその時は、起きた事象(=ミスなど)をベースに叱るのが基本です。

起きたことの理由と対策が会話のベースとなります。

人物否定をする上司は悪い上司です。もっと悪い上司は、変えようがないこと(例えばあなたはセンスがないなど)を怒ります。

良い上司は「メンバーの基準を理解しようとする」

たとえば、成長したいという思いは誰もが持っています。ただ、成長の高さは人によって全然違います。

だから、その高さを理解しようとしてくれる上司は良い上司です。更に自然とその高さを引き上げてくれるのは最高の上司です。

悪い上司は、自分基準を前提とするので押し付けとなり、時にはパワハラとなります。

ただ、人により要望の高さを変えると業務のばらつきが出て、その結果組織目標を達成しずらくなります。

ただ、この二律背反を解くのは上司の大事な仕事です。

良い上司は「提出した提案書を持っている」

提出した提案書を、ちゃんと持っておいてくれるのは良い上司です。部下の仕事に敬意があるから簡単には捨てることができません。

悪い上司はその逆で、すぐに捨てるか返却します。当然その提案書の内容を忘れており、後程その提案書の内容について、平気で聞いてきます。

本当に良い上司が行う8つの行動の「まとめ」 

業務で直接関わることになる上司は、とても大事な存在です。良い上司であれば最高ですが、良い上司に出会う確率は低いのが現状です

そう思って上司を見たほうが現実的だと思います。期待しすぎないことが皆さんの精神状態を守ることになります。

だからこそ、良い上司や普通の上司に当たったら感謝しましょう。確率の低いことが実現しています。

1回目の転職ってとても大事です。

良い会社の見分け方を書いた、今働いている会社が「良い会社かどうかの見分け方」11例とこの記事の「良い上司かどうかの見分け方」を参考にして、本当に転職の必要があるかの判断の参考にしてみてください。

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