知識を得る際に、広く浅く学ぶ?深く狭く学ぶ?どちらがいいか?について解説していきます。
普通は、広く浅く学ぶを選びがちなのですが、実はそうではなく、深く狭く学ぶことから始めたほうが、知識の獲得スピードが上がりますよという話です。
この記事は、風土の違う5社での経験、数百名のマネジメント経験、100回を超える若手向け勉強会の講師をした経験を持つよしつが、記事を書いています。
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知識を得るコツ 深狭・広浅 どちらがいい?
まずは結論から。
最初は「深く狭く」知ることが良い。
知識を得るコツ 深狭が良い理由
知識と能力の階段は以下の通り

まずは知識を得て、わかっているけどできない状態にどう持っていくかが大事です。
(知識の能力の関係は「知識と能力の関係」をわかりやすく解説を参照)
①浅く広く知識を得た後には、②深くに知識を広げますね。①深く狭く知識を得た後には、②広く知識を広げますよね。
どちらが①→②に行く際に知識を広げやすいか?
広く浅くだと、深さについては「わからないからできない」状態です。
深く狭くだと 深さがわかっているので、広げる際は「わかっているけどできない」状態です。
ということで、まずは深く狭く知識を得る。その後広めていく方がより効率的だし、わかっているけどできない状態まで早く行けることになります。
知識を得るコツ 具体例で説明
例えば私たちが営業担当だったとしましょう。
沢山のお客様のことを広く浅く知るのか?それとも深く狭く知るのかを考えるとわかりやすいです。
やりやすいのは、当然広く浅く知ることですね。わからないことだらけなので、わかる範囲(=自分の理解できる範囲)で進めると当然そうなるのです。
でも、一つのお客様(できれば色々話をしてくれる会社)のことを深く知る努力をする。
例えば、
- そのお客様自体のどんな商売をしているか?
- 何で儲かっているか?
- 売上はアップトレンドなのかダウントレンドなのか?
- 競合はどこか?(あなたの会社ではないですよ)
- トップダウンかボトムアップか?
- 誰が社内で力を持っているか?(役職が低い人でも力を持っている場合もあり)
- 営業先の担当者は誰か?
- 上司は誰か?
- 決裁者は誰か?
- どんな基準で判断することが多いか?
- 受注をいただく時に、原価なのか販管費なのか?
などを頑張って知る。そうすると、私たちの商品がなぜ売れたのか?売れないのか?の理由がわかる
ことと、どこまでわかれば、お客様のことをわかったかの基準ができます。これが大事なのです。
例えばネット広告担当だと、
- ネット自体の仕組み
- ネット広告の仕組み
- SEO
- 各種数字の読み方
- 流入の増やし方、コンバージョンの上げ方
- 広告作成(コピーライティング)方法
などに分解できます。そのうちの1つに絞って深く狭く知識を得に行く。
1つを知ると、他の内容についても、何を知ればいいのかの深さがわかっている。今知らないだけ。
そうすると何を知ったらいいかわかるので、他の内容を学ぶ指針となるのです。
ということで、最初にがんばって「深く狭く」知識を得れば、横展開がしやすく、効率よく全体の知識をつけることができるのです。
知識を得るコツ まとめ
- 深く狭く学ぶことを意識する
- 深さがわかっていれば、わからなければならないことがわかっているので広める際にも知識を得やすい。
深く深く知れば横展開が簡単にできますよ。
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