成功体験が大事なたった一つの理由と、成功体験を積む方法をわかりやすく解説

4.個人力(考え方)

成功体験は、誰もが積みたいことだと思います。成功体験を積むことで、とても大事なことを得ることができます。

ただ、成功体験はそれほど多く積めないことも事実です。

そんな成功体験ですが、体験できる方法がちゃんとあります。

この記事では、成功体験がなぜ大事か?のたった一つの理由と、成功体験の積む方法をわかりやすく解説します。

この記事は、風土の違う5社での経験、数百名のマネジメント経験、数千社への営業経験、100回を超える若手向け勉強会の講師経験を持つよしつが書いています。

(合わせて読みたい、若手社会人が最初に知っておきたいこと 考え方・意識・習慣

成功体験が大事なたった一つの理由とは?

見えない未来に対して自信を持って行動できる

成功体験を積むことの効果は、この一言に尽きます。

成功体験の効果は、自信がつく、チャレンジ意欲がわくなどと言われます。

それらの効果がなぜあるのか?を突き詰めてみると、ある共通点が浮かび上がります。

それは、「心の余裕」です。では何に対する心の余裕なのかと言えば、まだ訪れていない未来へ進むことへの余裕なのです。

未来はまだ訪れていないので見えていません。したがって、人は不安になります。

ただ、どのような事態になっても、対応できる方法論を持っていると、どんなことにぶち当たってもなんとかなるイメージが湧きます。

このイメージが、まだ見えていない未来へ進む行動力を生み出すのです。

成功体験とは?

成功体験の積む方法の前に「成功体験の条件」、「成功体験のデメリット」について解説します。

成功体験の条件

成功体験とは、「努力」して「目指したい姿を実現」したこと

努力と目指したい姿を実現することの2つで、初めて成功体験を積めたことになります。

成功体験の究極の姿は、感動の涙を流すことです。スポーツ選手が長年の努力の結果優勝した際によく見ますよね。

ただ、これはあくまで究極の姿です。成功体験を積めないという人もいますが、探せば必ず成功体験を積んでいます。

例えば、Twitterを1か月毎日投稿するぞと決めて、やめそうになる気持ちを乗り越えて実現したこともひとつの成功体験です。

少しでも努力したかどうか?結果が出たかどうか?を見れば沢山の成功体験が見つかるはずです。

成功体験のデメリット

「過去の体験」であるため、陳腐化してしまうこと

上記が成功体験のたったひとつのデメリットです。

現時点で役立つ経験でも、2年後には役に立たない成功体験があります。

例えば、新しい商品や競合会社の台頭など、競争環境が変わった場合です。

このように、成功体験を積んだ過去と今の環境が違い、そのノウハウが使えなくなります。

ただ、成功体験はとてもうれしいことなので、せっかく体験したことを簡単に捨てることはできません。

人は変わりたくない生き物なので、一度得たことを簡単に捨てることができない性質を持っていることも大きな要素です。

これにより、過去の成功体験の呪縛を捨てることができない人が多くいるのです。

したがって、成功体験は「過去の体験」であるという事実を心の奥底にしっかり置いておくことが大事なのです。

成功体験を積む方法

成功体験を積むには、計画を立てること

このことが一番大事なことになります。成功体験は、努力しないと積めません。また努力の評価は自分自身です。

手を抜いたことやたまたまできたことは、自分でわかります。

したがって、自分で努力を認めやすくするためにちゃんと計画するのです。

ゴール・目指したい姿を決めて、問題点を設定し、解くべき問題=課題を設定し、戦略を立てて実行する一連の流れを計画する必要があります。

計画があると、出来た事実はもちろん、自分で努力したことがわかることで自己認知でき、成功体験となるのです。

(ゴール・問題・課題・戦略の関係については、「目指す姿・現状・問題・課題・戦略・戦術」をたった1枚の絵で表すを参照)

成功体験を積む計画の立て方

前述の通り、成功体験とは、「努力」して「目指したい姿を実現」したことを言います。

目の前のすべてのことに努力をすることは、超優秀な人以外は非現実です。

超優秀な人以外は、何かに絞るしかないのです。

成功体験が積むことを絞って、成功体験できるように、計画して実行することが大事なことです。

成功体験は、受け身で待っているだけだと、いつ成功体験を積めるかわかりません。

前述したように、成功体験は、努力とセットだからです。

具体的な計画立案方法

・目指したい姿や目標を絞る
・絞ったものに対して、深く深く頑張る

それぞれ説明します。

目指したい姿や目標を絞る

とにかく絞る。全部は無理です。

好きなこととか、興味がわくことから選ぶのが一つの方法です。できれば、それほど簡単でないものを選ぶのがおススメです。

絞ったものに対して、深く深く頑張る

絞ったものに対して深く深く考えて行動しましょう。

知識やノウハウの獲得の仕方は以下の2つです。

浅く広く知識を得た後に、深さを得ていく方法。もう一つは、深く狭く知識を得た後に、他に広げていく方法です。

どちらの方が大きな成功体験を詰めるでしょうか?もちろん後者ですね。

その上もう一つメリットがあります。

横展開がしやすいことです。

広く浅くだと、深さについては「わからないからできない」状態です。

深く狭くだと 深さがわかっているので、広げる際は「わかっているけどできない」状態です。

ということは、横展開する時に大きな差になります。

まずは深く狭く知識を得る。その後広めていく方がより効率的だし、わかっているけどできない状態まで早くいけます。

(詳しくは、知識を得るコツは「深狭?広浅?」をわかりやすく解説を参照)

その結果、横展開が早くできることで、成功体験を積み「続けやすい」状態が作れます。

成功体験が積みやすい方法

成功体験が難しいことの一つに、インパクトの大きい成功体験は、時間がかかってしまいます。

逆に、短時間での成功では、インパクトに欠けるという二律背反の問題があります。

当然、インパクトの大きさが得ることができることの大小となります。

したがって、計画を立てることと、マイルストーンという途中途中のゴールを設定することが大事になります。

よく言われる小さな成功体験を積み続けましょうということです。

ただ、小さな成功体験ではだめだという論調もありますが、ひとつの条件を踏まえておけば、小さな成功体験でも問題ありません。

その条件とは、大きな成功体験につながるマイルストーンでの成功体験であることです。

もちろん、小さな成功体験でも数を沢山積めば、インパクトの大きな成功体験になります。

したがって、当初は大きなゴールを置くのではなく、小さなゴールを沢山置くことも一つの方法です。

成功体験が大事なたった一つの理由と成功体験を積む方法の「まとめ」

成功体験が大事なたった一つの理由とは

見えない未来に対して自信を持って行動できる

成功体験を積む方法は

成功体験を積むには、計画を立てること

この2つをおさえておきましょう。ただし、成功体験がデメリットになる場合があることは、頭の片隅においておきましょうね。

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