「仕事でミスをしてしまった……」
上司から厳しく叱られたり、周りの目が気になってしまったり。
夜、ベッドに入っても「なんであんなミスをしたんだろう」と自分を責めて、落ち込んでしまう夜もありますよね。
でも、ちょっとだけ視点を変えてみてほしいのです。
実は、ミスが起きたときの「会社の対応」を観察するだけで、その会社が「これからも伸びる良い会社」なのか、それとも「早く離れるべき会社」なのかが分かります。
良い会社は、ミスをした「人」を責めません。代わりに「会社の仕組み」を疑います。
この記事は、なぜ、個人の責任にしない会社こそが、あなたにとっての「良い会社」と言えるのか、ミス発生時の考え方から見えてくる「会社の本当の姿」とその理由を含めてわかりやすく解説します。
今の職場にモヤモヤを感じている方、これからのキャリアを考えている方は、ぜひ一つの判断基準として参考にしてみてください。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つ「よしつ」が実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい【会社の環境】良い会社の特徴)
良い会社がおこなうミス発生時の考え方
ミスの原因を「人」ではなく「会社の仕組み」の問題と考える
良い会社は、ミスを誰か個人の責任にするのではなく「仕組みの不備」として捉えます。
もちろん、本人に全く非がないわけではありません。
しかし、良い会社は本人を責めるのではなく、一緒に原因を掘り下げた上で「二度と同じことが起きないような仕組み」を考えさせるのです。
では、なぜ良い会社はこのように考えるかを見ていきましょう。
なぜミスの原因を「会社の仕組み」と考えるのか?
・人の問題にするデメリットを知っている
・根本解決しようとしている
・費用対効果の判断をしている
この3つの理由で、良い会社はミスの原因を会社の仕組みに求めます。
それぞれ解説します。
人の問題にするデメリットを知っている
人は必ずミスをします。
「人の問題」にすると、社員一人ひとりの性格や注意力の差に合わせた対策が必要になり、組織としての再現性がなくなります。
さらに、ミスを個人のせいにし続けると、深刻な副作用も生まれます。
「怒られたくない」という心理から、ミスを隠したり報告が遅れたりするようになり、最悪の事態を招きかねません。
このように人の問題には大きなデメリットがあります。
根本解決しようとしている
人の問題にしてしまうことはとても簡単です。ただ、これにより本来の問題解決ができなくなります。
その上、個々人でのミスの対策で終わらすと、ミス対策のノウハウは個人にしかたまりません。
退職や異動によって人が変わったらまた最初から対策を打たないといけなくなります。
逆に会社の問題にするということは、問題解決を深く考える必要があります。誰がおこなっても、ミスが最小になる方策を考えないといけないからです。
経験上、根本解決しようとすると、対策は会社の仕組みに帰結することがほとんどです。
結果、ミスを減らすためには、会社の仕組みをどのように作るか、今の仕組みをどのように変えるかという根本解決に行き着きます。
費用対効果の判断をしている
対策を考える上で欠かせないのが「費用対効果」の視点です。
例えば、一つのミスを防ぐために「全員で3回チェックする」というルールを作ったとします。
これではミスは減るかもしれませんが、膨大な残業が発生し、疲労からまた別のミスを招くかもしれません。
何より、本来やるべき創造的な仕事の時間が奪われてしまいます。
こうした「全体最適」の視点は、経営層が仕組みとして判断すべきことなのです。
責任の所在を人にしがちな組織の特徴
・業績が低迷
・業績が良くても極度に人に依存
・社長のパワハラ体質
5社で働き、営業で沢山の会社と接した経験から、人に責任を押し付ける会社には上記3つの特徴があることがわかりました。
それぞれ説明します。
業績が低迷
なぜ業績が悪いと人の問題にするかは、組織の特性に紐付きます。
歴史を学ぶと国や会社などの組織の特性がわかります。
(歴史を学ぶおススメの本は、歴史に学ぶ!何回も読んだ本おススメ21選)
その特徴のひとつに、組織の成長時には意識は組織の外に向かい、成長が止まると意識は組織の中に向かうというものがあります。
具体的には、成長している時は『どうすればもっと売れるか?』という前向きな課題に全員が集中しているが、停滞すると『誰が足を引っ張っているか?』という犯人探しにエネルギーが使われるようになるような場合です。
理由は、誰もが「環境に対応する」という思考の特性を持っているからです。
成長時には、環境が目まぐるしく変わります。そうなると人は自分自身のことよりも、その「外部環境」にどのように適合するかを考えます。
逆に成長が止まると、外部環境は大きく変わらなくなります。そうなると、今度は外部環境ではなく自分自身に思考がいきます。
成長が止まると、それまで見過ごされていた組織の歪みが一気に表面化します。
しかし、組織の構造的な課題を解決するのは時間がかかり、非常に困難です。そのため、手っ取り早く「あいつが仕事ができないからだ」と、特定の個人に原因を求めて攻撃する方が楽なのです。
こうして不満の矛先は「仕組み」ではなく「人」へと向かってしまいます。業績が低迷している多くの場合にこの特性が出てくるのです。
業績が良くても極度に人に依存
どのような組織でも、働く人の能力で業績が変わります。だからこそ経営者は働く人の能力を上げたいと思いますし、期待もします。
ただ、本来働く人に求めるのは、仕組みを作るか仕組みを回すかですが、この観点が抜けてしまう経営者が多いもの事実で、過度に人の能力に依存てしまいます。
なぜなら、そのような人がいれば一定水準までは成長できるからです。
そのような成功体験を積むことで、本来考えるべき経営戦略が蔑ろになり、人をどう育てるかに神経を集中させます。
この結果、その人が辞めたら会社が成長できなくなるだけでなく、人に頼らない方針に変更しても、経営戦略が不十分なので業績回復が難しくなります。
結果、また人に頼ろうとしてもそのような優秀な人はそんなに現れるわけでなく、業績不振に陥ります。
社長のパワハラ体質
総じて起業をした社長は優秀です。そうでないと会社は存続できないからです。
優秀な人なので、自分がやってきたことが他の人にとっては高いレベルであることが多くあります。
これが要因で、一定数の社長は部下に対して自分基準で個人に対して高い成果を出す仕事を求める結果、俗に言うパワハラとなります。
このような環境を若手一人の力で変えるのは不可能に近いので、仕組みで解決しようとする文化があるかどうかを見極めることが、あなたのキャリアを守ることに繋がるのです。
まとめ
良い会社がおこなうミス発生時の考え方は、ミスの原因を「人」ではなく「会社の仕組み」の問題と考えます。
理由は以下の3つです。
・人の問題にするデメリットを知っている
・根本解決しようとしている
・費用対効果の判断をしている
今、あなたが働いている職場の雰囲気はどうでしょうか?
もし、ミスが起きるたびに誰かがその人の問題として責められているのなら、その組織での成長は難しいかもしれません。
自分自身のキャリアを大切にするために、少し広い視野で「次のステップ」を考えてみる時期に来ているのかもしれません。
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