思考が硬直化しているかどうかを自分で判別できるでしょうか?
かなり難しいことで、単に頑固なのか?融通が利かないなのか?意思が固いのか?自分では判別しづらいことです。
ただ、人や組織の思考が硬直化すると、変われない、新しいことを受け付けない、自分本位・会社本位になるなどの現象が起こります。
常に変化している外的環境に適合できず、人や組織の衰退の直接の原因になります。
更に悪いことは、一度硬直化すると治りにくい事です。
では、なぜ人や組織の思考が硬直化するのでしょうか?
この記事では、思考の硬直化の原因をわかりやすく解説します。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
この記事を読むと自分自身や働いている会社の硬直化具合がわかります。
(あわせて読みたい、知っておきたい 考え方・意識・スキル)
人や組織の思考が硬直化する原因
変化しない環境に身を置いているから
したがって、年齢には関係なく硬直化します。
原因は、
・脳の思考方法には癖がつきやすい
・脳の特性上思考の自動化が起きる
上記2点の脳の特性により、長く同じ環境にいると、癖や自動化が強固になり思考が硬直化します。
また、組織は人の集まりなので、働く人が硬直化すれば当然組織も硬直化します。
脳を働かせるには、非常に大きなエネルギーが必要です。
エネルギーを大量に使うので、普段はできるだけ動かないようになっているのが人の脳の特徴です。
したがって、慣れた環境においては、上記2つのことでさまざまなことに対応できる特性を持っています。
よく言われる、脳を通さず考えるという状態は、人間の強みであると同時に、弱みにもなり得ます。
ただ、硬直化は誰にも訪れます。人としてはしょうがないことですが、人により違うことがあります。
硬直化が早く訪れるかどうかです。
確かに高齢の方が硬直化しやすいですが、若くても硬直化している人も多くいます。
今まで、5社で働いて、数千人の方と直接接点を持って仕事をしてきましたが、20代でも硬直化している人を多く見てきました。
思考が硬直化する上記2つの原因をわかりやすく解説した後に、硬直化を遅らせる方法を紹介します。
脳の思考方法には癖がつきやすい
同じ手順で考えるようになる
ゼロから考え方を生み出すことと、過去に使った考え方ではどちらが楽でしょうか?当然後者です。
当然対処すべき内容により、答えの出し方は変わってきます。
ただ、私たちは、日頃沢山の対処すべきことに追われます。その中で、過去に使ったことがある考え方を使うことで、脳に負担をかけずに対処できます。
また、ある考え方がうまくいくと、その考え方を使いがちになります。
所属する会社等の組織の影響も受けます。組織ごとに考え方の癖があり、それが移るのです。
脳の特性上思考の自動化が起きる
過去の経験から自動的に同じ答えを出す
ある一定期間同じことをしていれば、慣れてきて楽になります。
理由は、経験値が上がることで、さまざまことに簡単に対応できるようになるからです。
その上、更に同じ環境に居続けると、脳を使わずとも、自動的に答えを出すことができるようになります。
過去の経験から答えがわかるからです。
同じ環境にいればいるだけさまざまな経験を積み、自動化できる内容が増えていきます。
とても素晴らしい能力ですが、行き過ぎると自動化のみで対応しがちになります。
2つの原因からわかること
短期的には良いが、中長期では問題となる
2つの原因からわかることは、同じ環境に居続けることで、考え方が固定しやすいことと、答えの自動算出ができるようになることです。
仕事を回す上ではとても重要なことで、間違いなく効率が上がるだけでなく、正しい答えを出しやすくなります。
ただ、問題があります。外部環境は必ず変わってしまいます。
結果、今までの考え方や自動算出した答えが使えなくなる時がくることです。
答えが変わっているのに、それに気づかずに同じ考え方を使い続けるのです。
皆さんの会社のベテランさんにいませんか?昔の方法にこだわって、今の時代に合わないのに変えようとしない人が。
特に経営や上司にいれば、その方法を変えることができないので困ります。
本来課題や目的の対しての方法ですが、課題や目的は忘れられてしまい、そもそもの議論ができずに方法に従わざるを得なくなることが起きるからです。
したがって、短期ではとても良いことですが、中長期では悪いことになります。
硬直化を遅らせる方法
変化し続ける
人や組織の硬直化を防ぐ方法は上記の通りシンプルです。ただ、脳の特性から常に変化を意識する必要があります。
具体的には下記2つが変化し続ける方法です。
・環境を変える
・知らないことを知る、おこなう
それぞれ解説します。
環境を変える
一番手っ取り早い方法
強制的に環境を変えてしまう方法です。他の部署に異動する、転職するなどがわかりやすい方法です。
新しい知識や方法などを得ないといけませんし、初めて会う人ともコミュニケーションを取らないといけません。
自分で意識しなくても、環境が変われば変化しないといけないので、ある意味楽な方法とも言えます。
もし、そこまでできない場合は、趣味などのプライベートで新しいコミュニティに入る等でも、同じ効果を得ることができます。
知らないことを知る・おこなう
新しい知識を入れ続ける
今知らないことを知る、今やっていないことをやることで変化することができます。
新しい知識を得ることで、今やり方を変えるきっかけになりますし、そのきっかけを元に行動することで、初めておこなうことができます。
本を読むなどが最適です。
ただ、ネットのリコメンドには注意下さい。ほとんどのSNSや動画は過去の閲覧情報から興味があるものをおススメとして提示してきます。
これにより、変化するに至らない情報しか得ることができなくなるので、まったく違うテーマで検索するようにしましょう。
ビジネスに役立つおススメの本を4領域13のテーマでまとめた記事を書いています。
詳しくは、何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介を参照下さい。
変えることに対する疑問
定期的に変化し続けることは理解していただけたと思いますが、さまざまな疑問が沸いている方もいると思います。
代表的な質問に回答します。
専門知識の習得が中途半端になるのでは?
この質問に関しては、専門知識をどこまで得たいですか?に対して自分なりの答えを持つ必要があります。
簡単には答えることができない質問です。
同じ問いを別の言い方で聞くと、あなたはゼネラリストとスペシャリストのどちらを目指していますか?という質問になります。
人により答えは変わりますが、どちらを目指すかによって、専門知識をどこまで得るかが変わります。
当然スペシャリストを目指すのであれば、かなり深い知識とその分野での能力が必要です。
ただ、ゼネラリストを目指すのであれば、ひとつの深い知識よりも、さまざまな仕事を経験する方が将来の役に立ちます。
まずは、どちらを目指すかを決めることができれば、おのずと答えが出ます。
スぺシャリストとジェネラリストについて書いた記事があります。
詳しくは、たった2ステップ キャリアプランの考え方をわかりやすく解説を参照下さい。
そもそも変化する必要があるか?
「個人の判断だが、見ていて辛くなる」ので、変わることをおススメします。
5社で働いているので、同じ仕事で同じ担当業務を10年以上やっている人をたくさん見てきました。
多くの人は、本人が持っているポテンシャルに見合った能力を得ていません。
新しく知識を得る機会が少ないからです。
本人が高い意識を持ち続ければいいのですが、私を含めて多くの人はできません。
更に長く時間がたってしまっていると、本人自ら新しい部署や職場へチャレンジすることに対しても躊躇します。
その上、上司も異動させることに躊躇します。他部署でやっていけるか心配だからです。
結果、ポテンシャルに見合った能力を得る機会が少ないまま、年齢を重ねてしまうことになります。
それでもいいのであれば、その道を選ぶのも自己判断ですが、そうなりたくなければ変化することをおススメします。
変えるタイミングは?
質問された多くのことに答えることができると感じた時、条件反射で答えを出せる状態になったら、環境を変えるタイミングです。
知っていることが武器にはならない時代ですし、学べることが減るからです。
(詳しくは、仕事で環境を変えるベストなタイミングとは?を参照)
変化することにいつかは慣れますか?
考え方の固定化と自動化を逆に活用することで慣れます。
最初はしんどいですが、変わり続けると、変わり続けることがスタンダートになります。
脳は優秀です。
人や組織の思考が硬直化する原因の「まとめ」
人や組織の思考が硬直化するのは、
変化しない環境に身を置いているから
原因は、
・脳の思考方法には癖がつきやすい
・脳の特性上思考の自動化が起きる
上記2点の脳の特性により、長く同じ環境にいると、癖や自動化が強固になり、思考が硬直化します。
したがって、年齢に関わらず硬直化します。
気を付けても、気づかないことも多いため、明確にスペシャリストを目指したい人以外は、環境を定期的に変えることをおススメします。
他にも「知っておきたい、考え方・意識・スキル」について以下の記事を書いています。参照下さい。
- 成長とは?成長する方法とは?
- 少しの工夫で「成功体験」を積む方法
- 新社会人3年間の「成長のステップ」
- 才能と努力の関係とは?
- 歴史を学ぶでななく、歴史に学ぶ
- 「管理職になりたくない」と思った時に知っておいてほしいこと
- 「ブラック企業減」が、人の成長のブラック会社を増やす理由
- 徹底的に真似る・パクる
- 「知識を得るコツ」 深狭?広浅?
- 「学びのコツ」すぐに検索せずに一旦考える
- 仕事の環境を変えるタイミングとは?
ビジネスの知識を増やすには、本を読むことがおススメです。
失敗しない本選びのために、何回も読んだおススメ本を紹介しています。参照下さい。

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(詳細は、Kindle端末の選び方とおススメをわかりやすく紹介を参照)
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