転職者を減らす対策は、非常に難しい課題です。「良い会社」の基準は人それぞれ異なるからです。
多くの会社は、福利厚生の充実、労働条件の改善、1on1の導入などに取り組んでいます。しかし、これらを揃えても退職者は減りません。本質的な対策が打てていないからです。
では、本質的な対策とは何か?
それはたったひとつ、「社員が会社の明るい未来をイメージできるようにすること」です。
私自身、これまで多くの退職者を見てきました。会社に伝える公式な理由は様々ですが、本音の理由は「働く会社の未来が見えないから」です。
たとえ今の仕事が面白くても、未来に希望が持てなければ、人は別の明るい未来を求めて去っていきます。
しかし残念ながら、経営者の中にはこの事実に気づけない、あるいは「受け入れたくない」人がいます。
自社の未来が暗いと認めたくないため、この本質から目を背け、福利厚生などの部分的な対応に終始してしまうのです。その結果、離職率は下がらず、組織は疲弊していきます。
だからこそ働く側としては、「経営者がこの事実に向き合い、行動しているか」を見極めることが重要です。それこそが、その会社が本当に良い会社かどうかを測る決定的な基準になります。
皆さんの会社は、明るい未来をイメージできているでしょうか?

