「AIが発達すれば人は考えなくなり、能力が退化する」
様々なメディアや識者が、そんな警鐘を鳴らしています。
果たして、これは本当なのでしょうか?
私は、そうは思いません。
歴史は繰り返される
実は、この数十年の間にも、新しい技術が出るたびに同じことが言われてきました。
・ワープロができれば、人は字が書けなくなる
・エクセルができれば、人は計算ができなくなる
・インターネットができれば、人は物を覚えなくなる
これらは、新しいサービスが登場するたびに繰り返されてきた「お決まりの心配事」でしかありません。
実感値としての「マクロな変化」
私は手書きの時代からデジタル化、そして現在のAI活用まで、ビジネスの変遷を直接体験してきました。
その実感値として言えるのは、マクロな視点で見れば、「サービスが発展するほど、人はどんどん忙しくなっている」ということです。
昔はもっと仕事に余裕があり、喫茶店で時間をつぶすような「サボり時間」も結構ありました。
しかし今はどうでしょう。便利になったはずなのに、求められる仕事のスピードと量は圧倒的に増えています。
人に求められる「レベル」が変わるだけ
確かに、今の仕事の一部をAIが代替することはあります(ミクロな視点)。
しかし、社会全体は慢性的な人手不足です。
AIとの共存が進んだ結果、起きるのは「思考の停止」ではありません。「より高いレベルの思考」が人に求められるようになるだけです。
AIにどうやって問い、AIが出した答えが正しいか判断し、それをどう活用して新しい価値を生むか。
道具が進化すれば、その使い手である人間にも、より高度な「使いこなす力」が求められる。
これがいつの時代も変わらない真理なのだと思います。
AIの活用は、AIを味方につける「3つの能力」と「土台」となるビジネス基礎知識・思考のフレームワークを参照)

