社会人として仕事をするうえで、沢山の知識が必要になります。その知識を得る方法として、読書がとても有効です。
ただ、今まで、1,000冊弱の本を読んできましたが、とても役立った本もあれば、そうでない本もありました。
ビジネスに役立った本を分類してみると、4領域13テーマに集中していることがわかりました。
この記事では、この4領域のひとつである「外的環境を学ぶ」のひとつのテーマである「地政学」の本を紹介します。
この記事は、
・1,000冊近い読書経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
乱雑ですが、私の本棚です。見えないですが、すべて前後2段になっていることと、一度大量に処分したので、読んだ本の一部となります。
以下で紹介している本は、ここに並んでいる読んだ本に限定しているので、古い本や中古しかないものを紹介している場合もあります。ご了承下さい。
(合わせて読みたい何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介)
今、本を読む習慣がついていない人は、「ビジネス書を読む」習慣がつかない3つの理由とその解決策をわかりやすく解説を読んでみてください。習慣化できるヒントを書いています。
学んでほしい4領域13テーマとは?
ビジネスでは、様々な知識が必要となります。ただ、それらを学ぶ際に、どの領域を学べばいいかわからない人も多いと思います。
このような悩みを解決するために、学びの4領域を定義しました。私のビジネスの30年経験の中で必要だと感じた領域に絞った結果が以下の図です。
上記4領域13テーマとなります。
各領域とテーマへは以下をクリックしてください。
・ビジネスを学ぶ
→課題・戦略、Webマーケ、会計、経営・マネジメント
・思考方法を学ぶ
→論理思考、教養・リベラルアーツ、思考の癖
・人を学ぶ
→歴史・進化心理学・自分を知る
・外的環境を学ぶ
→経済・文明・地政学
4領域の詳細は、学ぶ範囲がわかる!「ビジネス学びの4領域」を1枚の図でわかりやすく解説を参照下さい。
「地政学」でおススメする11冊
おススメ順に紹介していますので、迷ったら上から順番に読んでください。
「世界史で学べ! 地政学」
まずはこの本を読むことをおすすめします。予備校の先生でもある茂木誠さんの本です。
ランドパワーとシーパワーという切り口でとても分かりやすく解説してくれています。
【本の特徴】
地政学の基礎が分かる
とにかくわかりやすい
ロングセラー
【学べること】
国際情勢の根幹
各国の考え方の本質
米国は島、欧州は半島
「学校では教えてくれない地政学の授業 」
世界情勢を知るには、陸続きの視野を持たないと理解しきれません。予備校の先生である茂木誠さんの本です。
その一つを知る方法として地政学があります。地政学を理解すると世界が見えるようになりますよ。
この本は、地政学の入門書としてとてもおススメな本です。
【本の特徴】
予備校講師がわかりやすく解説してくれている
対話形式で読みやすい
【学べること】
世界を見るには欠かせない知識である地政学の基本
地続きの国の考え方
「ビジネス教養 地政学 (サクッとわかるビジネス教養)」
さすが20万部売れている本です。地政学の基礎が完全に網羅されています。奥山真司さんの本です。
さらにユーモラスなイラストで内容をとてもわかりやすく表現してくれています。
地政学の入門書として最適です。
【本の特徴】
見開き完結でわかりやすい
すべてのテーマにわかりやすいイラスト付
【学べること】
地政学の根幹の基本
世界情勢の背景
世界の争いの根幹
「佐藤優の地政学入門 働く君に伝えたい本物の教養」
2P見開きで文字とイラストで各テーマを紹介。佐藤優さんの本です。
わかりやすいだけでなく、選ばれたテーマがとても重要なものばかりです。
地政学に興味をあればまずはこの本を読んで見ましょう。
【本の特徴】
1テーマ2ページで完結
文字とイラストを組み合わせ
入門書として最適
【学べること】
地政学の基本
各国の考え方
世界を見る眼
「ニュースの“なぜ?”は地政学に学べ 日本人が知らない57の疑問」
世界で起きている出来事を「地政学」というフィルターで見ると、本質が理解できます。
茂木誠さんの本です。
特に最近の出来事を元に解説してくれていますので、読みやすく得ることが多い良書です。
【本の特徴】
累計15万部突破の人気シリーズの地政学編
事例解説でわかりやすい
【学べること】
世界で起きている重要な出来事の本質
日本とは違う各国の考え方
「世界最強の地政学 」
地政学の基礎本を読んだ後にこの本を読んでほしいです。奥山真司さんの本です。
地政学=政治+地理の本質が理解できます。また、国際政治の本質も理解できます。
良書すぎる良書です。
【本の特徴】
地政学を6つのキーワードでわかりやすく解説
本場イギリスで学んだ著者
【学べること】
地政学のマクロの視点とミクロの視点
戦略とは何か?
「世界の「今」を読み解く!【図解】新・地政学入門~地理の政治学~」
売れた本を現在の状況に合わせて改訂。現在・過去・未来の各国の野心が分かります。高橋洋一さんの本です。
地政学を学んでおくと、日本に影響を及ぼす様々な出来事の本質を理解できます。本質を理解できるという事は、未来を予測できやすくなります。
とても読みやすい本なので、さらっと読んでみて下さい。世界でおきていることの本質を理解できますよ。
【本の特徴】
YouTube登録100万人を超える高橋洋一さんの本
プリンストン大学で学んだ国際政治の知識をベース
【学べること】
地政学の基本
各国が何を考えているか?
世界の今後の見方
「13歳からの地政学: カイゾクとの地球儀航海」
13歳でも分かる地政学の入門書であり、実用書。田中孝幸さんの本です。
話口調でとてもわかりやすい。世界がなぜ争うのか?の根幹が理解できます。
とてもおススメな一冊です。
【本の特徴】
・難しくなりがちな、地政学をわかりやすく解説
・20万部を超える発売部数
【学べること】
・世界の仕組みと世界の裏側
・歴史の根幹
・土地を奪い合う理由
「新しい戦争の時代の戦略的思考 国際ニュースを事例に読みとく」
戦略学・地政学者奥山真司さんの本。本当に奥が深い。
マクロな視点とミクロな視点がミックスされていて、本質理解に役立ちます。
タイトルに地政学とはいっていませんが、ベースに地政学の考え方がしっかり入っています。
とてもおススメです。
【本の特徴】
戦略学と地政学の第一人者が世界情勢の深層を解説
大きな文脈を軸に解説
【学べること】
アクションとリアクションの両面を見る重要性
各国の大戦略
「地政学が最強の教養である “圧倒的教養”が身につく、たった1つの学問」
“圧倒的教養”が身につくたった1つの学問が地政学。経済学、哲学、歴史学、宗教学、文化人類学、政治学、地理学などあらゆる学問が詰まっています。田村耕太郎さんの本です。
地政学の入門書を読んだ後に読むと、更に学びが大きくなるおススメ書です。
【本の特徴】
・地政学を通した世界の見方をとても論理的に説明
・今の事例を解説
【学べること】
・様々な国の人の考え方
・未来予測の精度アップ方法
・教養
「経済で読み解く地政学」
地政学と経済を組み合わせ地経学を提唱。上念司さんの本です。
地政学は政治、地理、世界史などたくさんの学問に関わります。
この本では、経済という切り口で、最近の実例を使って説明してくれているとても読みやすくわかりやすい本です。
【本の特徴】
地理と経済をあわせると、世界が見えることを解説
具体的な事例が豊富
【学べること】
今、世界でおきていることの背景
正しい情報を得る大事さ
「新しい地政学」
現状の世界情勢を解説する中に、地政学を埋め込んでくれています。9名の方の共著です。
地政学の基礎を学んだあとにこの本を読むととても深く地政学が近いできます。
【本の特徴】
9名の方が執筆
地政学というフレームで、世界情勢を深く解説している本
【学べること】
世界の動きの根幹にあるそれぞれの考え方
世界の動きの見方
各領域とテーマへは以下をクリックしてください。
・ビジネスを学ぶ
→経営・問題 課題 戦略 戦術・会計・Webマーケ
・能力アップ方法を学ぶ
→論理思考・自分を知る
・人を学ぶ
→思考の癖・進化心理学・歴史
・外的環境(国内)を知る
→経済
・外的環境(海外)を知る
→文明・地政学
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