なぜ出社しなければならないのか?をわかりやすく解説

2.考え方・意識・スキル
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出社が当たり前だった時代から、テレワークが働き方の主流となりました。

しかし、近年では「出社回帰」の動きが強まり、出社を必須とする企業も増えています。

テレワークで十分対応できていたのに、「なぜ出社しなければならないのか?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなあなたの疑問を解消するため、「なぜ出社が必要なのか」を分かりやすく解説します。

この記事は、

・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。

(あわせて読みたい、知っておきたい 考え方・意識・スキル

なぜ出社しなければならないのか?

自分で自分を守るため

なぜ自分を守ることになるか?

多くの人はテレワークより仕事の能力が上がる

この記事の対象となる方であれば、テレワークと出社で同じ時間働いた場合、出社した方が能力アップにつながるケースがほとんどでしょう。

仕事の能力が上がれば、給料アップや良い会社への転職といった選択肢が広がります。

逆に能力が停滞すると、将来的に選択肢が狭まってしまう可能性があります。

出社すると仕事の能力が上がるのは、

1.出社した方が働くから
2.無意識に得ることがたくさんあるから
3.正しい評価やフィードバックを受けやすいから

この3つが理由です。

この記事の対象である人を明確にして上で、上記3つを紹介します。

この記事の対象となる人

ここでは、この記事を読んでいただきたい方を明確にします。

・自身の働く環境にパフォーマンスが左右されると自覚している人
・現状よりもさらに成長したいと願っている人

この2点に当てはまる方は、ぜひ読み進めてください。

一方で、以下のような方は、この記事の対象外です。

・周囲の環境に左右されず、テレワークでも高い生産性を維持できる「自己管理能力に優れた人」
・現時点での成長をあまり重視していない人
・今働いている会社が根本的に間違っていると感じている人(これは別の課題であり、まずは転職を検討すべきです)

周りの環境に左右される自覚をしている人

自己マネジメントではどうしても頑張り切れないから

私を含めた多くの人は、働く環境に左右されます。周りに人がいないと力を抜いたり、本来今日までにやらないといけないことを先送りしたりした経験を持っていると思います。

この結果、テレワークと出社では、同じ8時間拘束でも実労働時間は変わります。

したがって、自分をある意味追い込むことができる環境で働くことが必要になります。

今より成長したいと思っている人

環境を求める目的は成長することだから

この記事の主旨は、出社することで仕事の能力が上がることです。したがって、個人により望む成長はそれぞれだとは思いますが、少しでも成長したいと思っていることが条件となります。

1.出社した方が働くから

一般人は環境に大きく左右される

シンプルに他者の目があることで、適度な緊張感が生まれ、サボりにくくなります。

結果として、同じ時間拘束されていても、実際の労働時間は増える傾向にあります。

また、先輩や同僚、後輩が見ている前で「恥をかきたくない」という心理も働き、自然と仕事に集中せざるを得ない状況が生まれます。

また、モチベーションの高低に関わらず、働くことに向き合う時間が長くなるのです。

テレワークでは、モチベーションが低いとつい仕事以外のことに手を出してしまい、結果的にサボってしまう時間が増えがちです。

成長には「経験」が不可欠です。実労働時間が増えれば、それだけ多くの経験を積むことができ、成長に直結します。

もし「そんなことはない」と感じるなら、あなたはご自身を完全に律することができるか、あるいはこの記事の対象外であり、現状維持を望んでいるのかもしれません。

2.無意識に得ることがたくさんあるから

偶発的な情報から大きな学びを得る機会

オフィスには、意図せず耳にする情報や、ふとした会話から得られる学びが数多く存在します。

例えば、同僚が顧客との会話で素晴らしい対応をしている場面を耳にすること。

休憩中に交わした世間話から、思わぬ悩みへのアドバイスをもらうこと。

隣の席の同僚が作成している企画書の構成やデザインが参考になること。

あるいは、ちょっとした雑談から新たな人間関係が生まれ、仕事の幅が広がることもあります。

これらは、テレワークではなかなか得られない、オフィスならではの「偶発的な学び」です。

もちろん、人と直接交流することにはデメリットもありますが、それをはるかに上回るメリットがオフィスにはあふれています。

だからこそ、人と直接顔を合わせる機会は非常に重要なのです。

3.正しい評価やフィードバックを受けやすいから

適切な評価と質の高いフィードバックを得る機会

テレワークが中心になると、多くの企業は「結果主義」に傾倒しがちです。

なぜなら、評価者は業務のプロセスが見えにくく、その見えないプロセスを適切に評価できるマネジャーは非常に少ないからです。

(詳しくは、良い会社の見分け方「結果よりもプロセスを求める会社」を参照)

その結果、誰もが判断しやすい「結果のみ」で評価する傾向が強まります。

これにより、評価フィードバックは形式的で短時間になりやすく、本来、個人の成長に必要な詳細なフィードバックを得ることが難しくなります。

(詳しくは、良い会社の条件 人事評価フィードバック面談に時間をかけるを参照)

評価される側も、自身の努力や過程が正当に評価されないことで納得感を得にくくなり、将来自身が評価者になった際にも、結果のみを伝える評価者になってしまう可能性があります。

さらに、テレワークでは評価者の能力に依存する部分が大きくなります。

もちろんオンラインでも評価者との接点は持てますが、評価者が十分な能力を持たない場合、あなたにとって不利益が生じることも考えられます。

もし評価者が優秀でなくても、オフィスであれば、他のメンバーとの密なコミュニケーションを通じて、適切なアドバイスを得る機会があります。しかし、テレワークではその機会も減少してしまいます。

残念ながら、評価者の能力をあなたが選ぶことはできません。だからこそ、オフィス環境で複数の人からのフィードバックを得ることが重要になります。

テレワークの補足

テレワークと人間の本質

人間は歴史上、リアルな集団の中で生活し、協力し合ってきました。この集団で生きる本能は、私たちのDNAに深く刻み込まれています。

確かにテレワークには、煩わしさがないという大きなメリットがあります。不要な声かけがなく、自分の業務に集中しやすい環境です。

しかし、組織で生きていく上で、この「煩わしさ」とどう向き合うかが非常に重要になります。

私たちは一人では生きていけず、社会の中で働かなければなりません。

(詳しくは、なぜ働かないといけないのか?をわかりやすく解説を参照)

多くの人が所属する「会社」という組織は、他者の集まりです。そこでは他者との協業が不可欠であり、その協業があって初めて大きな成果を生み出せます。

そのためには、たとえ煩わしさを感じることがあっても、それらと向き合い、制約の中で成果を出すことが求められるのです。

なぜ出社しなければならないのか?の「まとめ」

結論として、出社は「あなた自身のキャリアと能力を守る」ために有効です。

多くの人にとって、テレワークと出社で同じ時間働いた場合、出社した方が仕事の能力向上につながります。

組織で働く以上、人と直接関わる上での「煩わしさ」は避けられない側面があります。

もし、この煩わしさを少しでも軽減したいのであれば、感覚や感性が合いやすい同年齢層が多い会社を選ぶのも一つの解決策となるでしょう。

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