成功体験は誰もが経験したいと思う一方で、そう簡単には手に入らないものです。
しかし、受け身で待つだけでは得にくい成功体験も、少しの工夫をすればぐっと身近なものになります。
この記事では、少しの工夫で成功体験を積みやすくする方法と、それがなぜ重要なのかを分かりやすく解説します。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つ「よしつ」が実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい【自己成長】定義から効率的な学びの方法を紹介)
少しの工夫で成功体験を積む方法
成功体験をどの仕事で積むか?を決めて実行する
成功体験は、どの仕事で積むかを明確に決め、その目標に絞って努力することで、より早く多く得ることができます。
受け身ではなく、自ら能動的に決めることが重要なポイントです。
まずは「成功体験が大事なたった1つの理由」「成功体験とは?」を紹介した後に、詳細に解説します。
成功体験が大事なたった1つの理由とは?
見えない未来に対して自信を持って行動できる
成功体験の効果は、この一言に尽きます。
成功体験は、よく「自信がつく」「チャレンジ意欲がわく」といった効果があると言われます。
では、なぜそのような状態になるのでしょうか?それは、「心の余裕」が生まれるからです。
なぜ心の余裕が持てるのか、さらに掘り下げてみましょう。
成功体験の効果でよく言われるのは、自信がつく、チャレンジ意欲がわくなどと言われます。
なぜこのような状態になるのか?それは、「心の余裕」がもてるからです。
成功体験とは、不確かな未来への不安と向き合い、それを乗り越えて成功を収めた経験です。
この経験を積むことで、人は不安な状況でも未来に立ち向かう自信を持てるようになります。
その結果、「きっと大丈夫」という心の余裕が生まれるのです。
成功体験とは?
「成功体験とは?」と「成功体験のデメリット」に分けて解説します。
成功体験とは?
「努力」して「目指したい姿を実現」した経験
成功体験には、「目指したい姿」と「努力」の2つの要素が不可欠です。
究極の成功体験は、スポーツ選手が長年の努力の末に優勝し、感動の涙を流すような場面でしょう。
しかし、これはあくまで究極の形です。「自分には成功体験がない」と感じる人もいるかもしれませんが、実は誰もが何かしらの成功体験を積んでいるはずです。
例えば、Xを1か月毎日投稿するぞと決めて、やめそうになる気持ちを乗り越える努力をおこなって実現したこともひとつの成功体験です。
ほんの少しでも努力して結果が出たなら、それは立派な成功体験です。
成功体験というと大袈裟に捉えられがちですが、実は多くの人がすでに経験しているにもかかわらず、それが成功体験であると認識していないだけなのです。
成功体験のデメリット
陳腐化する
成功体験のデメリットは、たったひとつです。「過去の体験」であるため陳腐化してしまうことです。
現時点で役立つ経験でも、2年後には役に立たない場合があります。
ただ、成功体験はとてもうれしいことです。したがって、成功体験を簡単に捨てることができなくなり、過去の成功体験の呪縛にはまってしまうことがあるのです。
成功体験は、「過去の体験」であるという事実を心の奥底に置いておくことが大事です。
(成功体験の詳細は、成功体験が大事なたった一つの理由と、成功体験を積む方法をわかりやすく解説を参照)
少しの工夫で成功体験を積む方法の「詳細」
成功体験をどの仕事で積むか?を決めて実行する
これが成功体験を積みやすくする方法ですが、成功体験は努力しないと積めません。また努力の評価は自分自身です。
偶然できたことや、手を抜いたことは、自分自身が一番よく分かります。だからこそ、きちんと計画を立て、達成できたかどうかの基準を明確にして実行することが重要になります。
「計画を立てる意味」「計画の具体的な立て方」に分けて解説します。
成功体験の計画を立てる意味
自分で努力を認知できる
まずは、自分で努力を認知できるようにちゃんと計画を立てます。
ゴール・目指したい姿を決めて(できれば数値で)、問題点を設定し、解くべき問題=課題を設定し、戦略を立てるという一連の計画を立てます。
計画があると、出来た事実はもちろん、自分で努力したことがわかることで自己認知でき、もれなく成功体験が認識できます。
壮大な目標を設定することも重要ですが、「今日一日〇〇をする」「一週間毎日〇〇を続ける」といった身近な目標でも十分に効果があります。
目標の大小に関わらず、自分にとって少しでも挑戦的な目標を達成した経験こそが、成功体験となるからです。
(ゴール・問題・課題・戦略の関係については、「目指す姿・現状・問題・課題・戦略・戦術」をたった1枚の絵で表すを参照)
成功体験を積む計画の具体的な立て方
・目指したい姿や目標を少数に絞る
・絞ったものに対して、深く深く頑張る
超優秀な人は何でもできますが、私のような普通の人は何かに絞るしかないのです。
成功体験は、受け身で待っているとなかなか体験できません。
それぞれ説明します。
目指したい姿や目標を絞る
すべての仕事で成功体験を積もうと考えるのは現実的ではありません。
そこで、まずは自分の好きなことや興味がわくことに絞って取り組むことが大切です。意識しないとできないけれど、決して手が届かないわけではない目標を選ぶのがおすすめです。
絞ったものに対して、深く深く頑張る
絞ったものに対して深く深く考えて行動しましょう。深く深く考えて行動することが努力につながります。
努力ができれば、ゴールを実現できた際に成功体験となります。
成功体験をよりインパクトのあるものにする方法
大目標を決めて、マイルストーンを細かく設定する
成功体験は、簡単なものであればすぐに体験できますがインパクトが小さくなります。逆に難しいものであれば、時間がかかるもののインパクトはとても大きくなります。
目標設定の難しい点は、達成した際のインパクトの大きさが目標によって異なることです。
そこで、最終的な大きな目標を設定しつつ、そこに至るまでの途中の目標として「マイルストーン」を細かく設定する方法をおすすめします。
この方法なら、最終的な大目標達成時の大きなインパクトは保ちつつ、途中で小さな成功体験を次々と積むことができます。
それぞれの成功体験が最終目標への道のりとなるため、途中で挫折する可能性も低くなるでしょう。
少しの工夫で成功体験を積む方法の「まとめ」
成功体験をどの仕事で積むか?を決めて実行する
これが成功体験を積む方法です。
あなたは、実は多くの成功体験を積んでいるはずです。ただ、それに気づいていないことが多いのです。
成功体験には多くのメリットがあるため、ぜひ計画的に取り組み、自身の成功を認識することにこだわりましょう。
他にも自己成長の「定義と効率化」に関する以下の記事を書いています。参照下さい。
- 「成長とは?成長する方法とは?」
- 「成長しているかどうか」の自己チェック4つの方法
- 徹底的に「真似る・パクる」
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