今まで5社で働いていますが、1社目の会社は危機感があふれる会社でした。3、4社目は恐怖感があふれる会社でした。
両方の会社を実体験したからこそわかる違いがあります。
厳しい会社、ドライな会社、結果主義なども混在されてしまい、恐怖と危機感の区分けがしにくいのでよく混同されます。
また、ゼロサムではなく、よい会社でも最低限の恐怖は存在することも、分かりにくくしている要因です。
この記事では、恐怖と危機感の違いもあわせて、恐怖より危機感で人を動かす会社は良い会社である理由を分かりやすく紹介します。
(あわせて読みたい、20代「転職の判断から転職活動の進め方」をわかりやすく解説)
なぜ恐怖より危機感で人を動かす会社が良い会社か?
成長できる
リーダーマネジャーが本物
会社の雰囲気が良い
この3つが恐怖より危機感であふれる会社が良い会社の理由です。
恐怖と危機感をそれぞれ説明した後、この3つを解説します。
恐怖と危機感の詳細説明
人を動かす方法として、恐怖で動かす会社と危機感で動かす会社があります。それぞれを解説します。
恐怖で人を動かす会社とは?
外圧で人を動かす会社
罰を与える、威嚇する、怒鳴るなどの外からの圧力で人を動かそうとする会社です。
本人の意思に関係なく、動かざるを得ない状態に追いこみ、結果行動につなげる方法を多く使います。
恐怖で人を動かす会社の特徴
・叱られることがほとんど
・結果だけを求められる
・意見を言えない
・しきたりが多い
・笑顔がない
・おしゃべりがない
・常に上司を見て過ごす
このような特徴があります。
なぜ恐怖で人を動かす組織になるのか?
楽な方へ流されたから
人を手っ取り早く動かす方法は、恐怖を使うことです。
役職上位者が立場を使って部下に圧力をかけることで、人は確かに動きます。時には必要な方法です。
ただ、本来の適切な方法は、主旨や何をしてほしいか?を伝え、それはなぜなのか?を丁寧に説明することで自主的に動いてもらう方向にもっていくことです。
この方法は、指示を出す役職者の手間がかかりますし、根気も必要なので、ついつい簡単な方法に流れてしまいます。
結果、恐怖を使うことになるのです。
そして、恐怖を使った方法でマネジメントされた人は、その方法しか知りません。
結果、親亀が子亀に、そして孫亀に脈々と恐怖によるマネジメントが引きつがれていきます。
恐怖でしかマネジメントを受けていない人が一定数を超えると、恐怖の風土が出来上がります。
危機感で人を動かす会社とは?
内圧で人を動かす会社
置いていかれる、遅れをとる、貢献したいなどの自分の中からの内圧を引き出して人を動かそうとする会社です。
自分の意思で動くことを選択する人が多い会社です。
危機感で人を動かす会社の特徴
・ほめられることが多い
・結果だけなく、プロセスも求められる
・意見を言わないといけない
・しきたりが少ない
・笑顔が多い
・おしゃべりが多い
・常に顧客を見ている
・引き締まった雰囲気がある
このような特徴があります。
なぜ危機感で人を動かく会社になるのか?
リーダー・マネジャーが人工的に作り出しているから
リーダー・マネジャーが何をしているかというと、個人ごとの業務内容及び責任を明確に分割し、その内容を部下に納得してもらいます。
その上、個人の行動の結果に対して、明確に評価(=差をつける)する仕組みを作ります。
この条件が整うことで危機感のある組織ができます。
明確に他の人との差が出ますし、その差に直面します。
その上、目指すべきことが自分で納得感があるので、自然と自分自身で頑張らなければと思うようになり、危機感が醸成されるのです。
恐怖より危機感であふれる組織は良い会社の「詳細」
成長できる
リーダーマネジャーが本当
会社の雰囲気が良い
これら3つについて解説します。
成長できる
良質な経験を積めるから
自分のやることが明確で、自分のやる気があり、適切なマネジメントを受け、さぼったら置いて行かれるような感覚があれば、間違いなく行動量が多くなります。
行動量が多いとたくさんの経験ができます。人が成長する時には、必ず経験数が必要になります。
また、自分の内圧で動く場合、必ずどうすれば一番良いかを自分で考えて行動します。
これにより、自分で考えた行動のPDCAが回る経験をたくさん積むことができます。
結果、良質な経験をたくさん積めることで成長できるのです。
リーダーマネジャーが本物のリーダーマネジャー
リーダーマネジャーが本来の仕事をしている
恐怖であふれる会社は、リーダーマネジャーが本来の仕事をしていません。
では、本来の仕事とは何でしょうか?
・個人ごとの業務内容及び責任を明確に分割
・業務内容を部下に納得してもらう
・行動の結果を明確に評価する仕組み作り
・全力で行動をサポート
これが本来の仕事です。
この仕事ができるのは、本物のリーダーマネジャーだけです。これができるということは、優秀なリーダーマネジャーとも言えます。
危機感で人を動かく会社には、必ず上記要件を満たすリーダーマネジャーが必要です。
このような人がいると危機感で人を動かす会社ができるのです。
会社の雰囲気が良い
他人に真剣に向き合う人が多いから
仲が良いとは少し違うのですが、人同士がちゃんと向き合う関係性をもっていると、ほったらかし、ギスギス感、政治性のような症状はでにくくなります。
ピリピリした雰囲気にはなりやすいですが、総じて、後に引く感じではありません。
その結果、関係性が良好となり、その雰囲気が全社に広がり、会社全体の雰囲気が良くなります。
恐怖より危機感で人を動かす会社は良い会社の「まとめ」
成長できる
リーダーマネジャーが本当
会社の雰囲気が良い
この3つが恐怖より危機感であふれる会社が良い会社の理由です。
外圧でやらされる雰囲気ではなく、内圧で自分から動く組織である危機感がある会社で働くことでこのようなメリットがあります。
両方の組織を経験していますが、恐怖で人を動かす組織では人は成長しません。言われた以上のことをすると逆に怒られる経験もします。
結果、言われたことしかしない癖がついてしまいます。この癖は、一旦つくとなかなか取れません。なぜなら楽だからです。
実際の現場を見てきた事実からのです。
他にも良い会社を見分ける方法を解説しています。参照下さい。
- 「良い人事評価制度がある会社」
- 「人事評価のFB面談が長い会社」
- 「責任の所在」が明確
- 「営業力に頼らない会社」
- 「すべき」より「したい」が多い会社
- 「上司ではなく、お客様に目を向けている会社」
- 「変わり慣れている会社」
- 「結果よりもプロセスを求める会社」
- 「単純作業のマニュアルがある会社」
- 「エクセルが使える人が多い会社」
- 「展示会で直接に接してみる」
- 「良い上司かどうかの見分け方」
さくっと知りたい方は、上記の記事のポイントだけをまとめた以下の記事を参照下さい。
現象から判断する!「良い会社かどうか?」の見分け方を参照下さい。
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