情報共有とは何でしょうか？答えはたくさんありそうですね。
では、情報共有とは手法でしょうか？目的でしょうか？もちろん手法です。ということは必ず目的があります。
よく使われる用語で手段を表わす場合、目的を知っておくと用語の理解が進みます。
この記事では、情報共有とは？を同じような用語を含めて、1枚の図を使ってわかりやすく解説します。
この記事を読むと情報共有を理解できることはもちろん、同じ目的の手段であるマニュアル化、仕組み化、ナレッジ共有、事例共有の関係が理解できます。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つよしつが実体験から得たことを元に書いています。
（あわせて読みたい、知っておきたい「考え方・習慣・スキル」）
情報共有を一枚の図で表わす
上記が情報共有と同じような言葉を1枚の図で表わしたものです。
情報共有の意味、情報共有の目的、同じ目的の他の用語を紹介した後にわかりやすく解説します。
情報共有とは？
個人や組織が持っている情報や知識を、組織内で共有し活用すること
メリットは、業務効率を図ることができる、意思決定が速くなる、品質が向上する、知識が伝承する、新たなアイデアが創出できるなどがあります。
情報共有の目的は？
組織や個人の知識やノウハウを横展開することで、組織全体の成果を底上げすること
上記が情報共有の目的です。よく混同しますが、情報共有することは目的ではありません。あくまで手段です。
情報共有することで何を得たいのか？で考えると上記目的にある、組織全体の成果の底上げがしたいからとなります。
情報共有と同じ目的の他の用語とは？
マニュアル化、仕組み化、ナレッジ共有、事例共有
よくビジネスで使われるこれら４つがほぼ同じ目的です。
ナレッジ共有・事例共有は情報共有の一部なので同じ目的として理解しやすいです。
マニュアル化・仕組み化は少し違うように感じるかもしれません。
ただ、この２つの用語は手段なので、目的があります。目的は、組織や個人の知識やノウハウを横展開することで、組織全体の成果を底上げすることになりますので、情報共有の目的と全く同じです。
したがって、情報共有を含めたこれら5つの用語は同じ目的を実現するための手段となります。
（仕組み化とマニュアル化の詳細は、「仕組み化」を意味と目的と階層に分けて解説を参照）
情報共有を1枚の図で表わすの「詳細」
広義の情報共有の中にすべて収まります。目的が同じだからです。
・情報共有
・マニュアル化
・仕組み化
・ナレッジ共有、事例共有
上図での位置付けをそれぞれ解説します。
情報共有の位置付け
とても幅広い用語
情報とは、さまざまな用語が含まれており広範囲にわたります。
したがってさまざまな用語を含んだものになります。
この記事ではとても広い言葉なので、情報共有を広くとらえた「広義」と狭くとらえた「狭義」に分けています。
マニュアル化の位置付け
人により成果が異なると困る業務を標準化
会社には、人により成果が異なると困る業務があります。
例えば、交通費精算をはじめ各種伝票類の作成や個人情報の運用などです。
これらは、誰がやっても同じものになる必要があります。ということは、マニュアル化が必ずできるものです。
この欄に何を書く、この場合はどうする？などが明確に決めることができるからです。
したがって、マニュアルという形にして、誰もが同じことができるように情報伝達します。
仕組み化の位置付け
人により成果が変わる業務を標準化
会社では、多くの業務が担当する人の能力により成果に差が出ます。
できる人にはそのまま成果を出し続けてもらいながら、成果が出る方法を標準化します。
標準化されたものを、他の人に横展開することで組織全体の成果の底上げをおこないます。
ポイントは誰でもできる状態に標準化できるかどうかです。
※広義で言えば、仕組み化の中にマニュアル化が入りますが、この記事では分けて考えています。
ナレッジ共有・事例共有の位置付け
人により成果が変わる業務をサポート
すべてのことが仕組み化できることが理想ですが、現実は難しいです。
したがって、仕組み化標準化まで落とし込めないが、従業員の知識を増やし引き出しを多く持ってもらうことで、成果を出しやすくする方法にナレッジ共有や事例共有や情報共有（狭義）があります。
情報共有を一枚の図で表わすの「まとめ」
情報共有の目的は、組織や個人の知識やノウハウを、横展開することで組織全体の成果を底上げすることです。
目的で同じような用語をまとめると上記の図となります。
ビジネスでは、用語の定義は人それぞれで変わることが多くあります。
ただ、手段を表わす用語の場合、目的や課題にさかのぼることで、その用語の本質を理解できるようになります。
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