20代の転職「採用面接で知っておきたい2つのこと」

7.転職の知識
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「面接時間が短くて、本当に伝えたいことが話せなかった」転職面接でこんな風に悩んでいませんか?

他にも「ネットの想定問答集通りに答えたのに、なぜか不採用だった」などもあるかもしれません。

実は、面接官はあなたの回答の「内容」だけでなく、その背景にある「考え方」を見ています。

この記事では、採用側の視点から、20代の皆さんが知っておくべき面接の2つの本質を解説します。

この記事は、

・3回の転職経験
・中途採用の責任者の経験
・多数の書類選考・面接の経験
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・1,000冊近い読書経験

上記経験を元に「よしつ」が書いています。採用する側から見た視点も含めて書いていますので、参考にしてください。

(あわせて読みたい、知っておきたい 転職の知識(転職判断から入社まで)

20代の転職の採用面接で知っておきたい「2つのこと」

・採用側から見た中途採用面接の実態を知る
・採用されるではなく、出会うという考え方で活動する

知っておいてほしいことはこの2つです。それぞれ解説します。

採用側から見た中途採用面接の実態を知る

・現在の転職マーケットは採用される側が有利
・採用基準は、最低限の基準のクリアと行動特性

現在の中途採用担当者が置かれている環境と採用基準は上記です。それぞれ解説します。

現在の転職マーケットは採用される側が有利

採用したくても採用できない会社が大半です。

現在の中途採用マーケットの現状は、採用される側がとても有利な状況が続いています。逆に言えば、企業側からすると採用したいが採用できない状況が続いています。

中小企業だけでなく、有名企業でも同じです。

当然、積極的に転職希望者に採用活動をおこなっています。結果、採用に不利な知名度のない中小企業は、採用ができず苦戦している厳しい状況です。

このような状態では、有名企業・中小企業とも、内定率は上がることになります。

(会社の選び方は、自分に合う会社の見つけ方!大事にすべき4つの基準をわかりやすく解説を参照)

採用される側が有利な状況は、面接方法にも影響を与えています。

企業側は、優秀な人材が他社に流れることを避けるため、採用スピードを上げています。

結果として、多くの会社では内定までの面接回数を2回に絞っています。

採用基準は、最低限の基準のクリアと行動特性

採用の判断基準はシンプルに2つです。

・最低限の基準をちゃんとクリアしているか
・企業が求める行動特性を持っているか

まずは採用担当者の置かれている状況を説明した後に、それぞれを解説していきます。

採用担当者の置かれている状況

中途採用担当者の仕事は、各部署で必要な人員数を中途採用することなのであくまで仲介業者です。

この立ち位置の中で、中途採用担当に起きる二律背反問題があります。

採用数は確保しなければならないが、採用のレベルを落とせない状況に置かれています。

今の採用の環境において、採用の基準が高いままでは予定した採用数を確保することが難しいです。

ただ、採用の質を下げると、配属となった現場の部署ですぐやめたり、教育に時間がかかりすぎて困るなどの問題が発生し、配属部署からクレームが入ります。

採用担当者の立ち位置はこのような板挟みな状態であることをまずは理解しておきましょう。

採用の最低限の基準とは?

・見た目である服装、髪型、靴といった外見のマナー
・時間を守ること
・メール返信・電話折り返しはすぐに対応
・転職の理由はちゃんと着飾ってほしい

上記4つが最低限の基準です。繰り返しますが採用担当者は仲介業者です。変なリスクを負いたくないのが実情です。

したがって、最低限のマナー(と世間一般が思っていること)が守れない人・知らない人は怖くて採用できません。

見た目である服装、髪型、靴といった外見のマナー

スーツを着てこない、スーツだけどよれよれのシャツやネクタイ、ネクタイを緩めている、靴が汚い、鞄がカジュアルなどは、性格もルーズと見られてしまいます。

時間を守ること

面接時間に遅れるのは絶対ダメです。私は採用面接の際は、基本30分前までにその会社の徒歩圏内まで行くようにしていました。

電車が止まることも珍しくなく、しょうがない理由で遅れる場合があります。

ただ、しょうがない理由だとしても、なぜこの人は、大事な面接でこのようなリスク管理ができないのか?というマイナス評価からのスタートとなってしまいます。

メール返信・電話折り返しはすぐに対応

面接設定の際の連絡に対するクイックレスポンスはとても大事です。

自分にとって大事な転職でのレスポンスが遅いということは、すべての行動はもっと遅いと思われます。

採用担当は、当然複数の人の面接設定調整をおこなっています。この業務をやればわかりますが大変です。

そのような状態のなか、返信に時間がかかるだけで悪い印象を与えてしまいます。

スマホはこまめに見ることです。でもどうしても見ることができない場合は、仕事の都合で、9-12時 13時-18時は電話及びメール対応ができないことを必ず伝えておきましょう。

転職の理由については、ちゃんと着飾ってほしい

転職したいということは、今の会社が嫌だからやめた(やめたい)と採用する側では分かっています。

したがって、ちゃんと着飾って話をする準備をしておきましょう。ネガティブな理由であっても、ポジティブな意味合いに置き換えるようにしましょう。

採用担当者が社内で最終面接に挑む上長に事前に、この応募者の転職理由を伝えるためです。

先ほども言いましたが、あくまで採用担当者は仲介業者です。

社内に採用候補を紹介する際に、問題のある人を紹介すると、その採用担当者自体の評価が下がってしまうという呪縛があることを知っておいてください。

どんな行動特性を持っているか?

前提条件をクリアした人に対する最終的な内定判断は、その人の行動特性がベースとなります。

行動特性とは、実績や経験業務ではなく、人生の大きな分岐点でどのような判断をしてきたかに顕著に表れるものです。

たとえば、「なぜ1社目の会社を選んだのか?」という質問には、その人がいかに真剣に就職活動に取り組んだか、そして物事に対する考え方や向き合い方が表れます。

面接官は、その答えから、他の重要なことに対しても同じような行動をとるだろうと想像します。

私が面接でよく聞くのは、学生時代に力を入れたこと、転職しようと考えた理由、前職での成功体験のプロセスなどです。

正直、話した内容そのものよりも、なぜそう考え、どのような理由で判断・決断をしたのか、その行動特性を把握したいからです。

行動特性は盛ることはできませんが、自分の中でこのような質問に対して事前に準備しておきましょう。

出会うという考え方

時間がかかっても出会うを優先する

「選ばれる・通過する」という考え方で臨むのではなく、出会うという考え方で面接に望んだ方が、時間はかかりますが、適正が合致した会社に入ることができます。

出会うという考え方とは?

「選ばれたい」という考え方だと、つい自分を大きく見せようとしてしまい、「どう話せば採用されるか」という思考に陥りがちです。

しかし、話を盛りすぎると嘘っぽく聞こえてしまいます。経験豊富な面接官にはすぐに見抜かれてしまうでしょう。

また、内定がもらえないと「自分がダメな人間だ」と落ち込み、焦って妥協して転職先を決めてしまう負のスパイラルに陥ることもあります。

そうならないためにも、恋人を探す時のように、あくまで対等な関係であるという「出会い」のスタンスを心の中心に置いてください。

「こちらは求愛したから、そっちはどう判断するんですか?」くらいの気持ちで臨むのが、遠回りのようでいて、自分に最適な会社を見つける一番の方法なのです。

採用活動に時間をかける

半年以上は見ておく

私は必ず面接時に、目安としていつ位までに次の会社で働きたいですか?聞くのですが、大体3か月後という答えが多いです。

3ヶ月後というと、2か月間で決定して、会社に退職の意思を伝え、一か月後にやめるスケジュールになります。

とても短すぎます。半年は最低かけましょう。

そして、今の会社で働きながら、転職活動をおこないましょう。退職してからだと、どうしても、焦ることになり、間違えた判断をしてしまうことになります。

採用面接で知っておいてほしいことの「まとめ」

・採用側から見た中途採用面接の実態を知る
・採用されるではなく、出会うという考え方で活動する

面接は「通過」ではなく「出会い」です。

この考え方を持つだけで、あなたの活動は焦りから解放され、最適な会社選びに繋がります。

ただ、とにかく時間をかける覚悟をしてください。健康状態等に問題がないのであれば、この覚悟なく、1社目をやめる判断はしないでほしいです。

その上で、面接では、少し盛る必要はありますが、できるだけありのまま話す方が2社目の失敗の確率は格段に下がります。

若い間に2回の退職を履歴書に書くことは大きなマイナスになります。

他にも転職活動時に知っておきたいことの記事を書いています。参照下さい。

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