「仕事で話すことは得意なのに、文章にするとうまく伝わらない」そんな悩みはありませんか?
実は、文章を作成する訓練を十分にしないまま社会人になっている人がほとんどです。
例えば、2,000文字(原稿用紙5枚分)の文章を最後に書いたのはいつでしょうか?ほとんどの人が学生時代にさかのぼると思います。
一方で、2,000文字の文章は、スマホを5回スクロールするだけで読めてしまいます。飛ばし読みも含めれば、きっと毎日多くの文章を読んでいるのではないでしょうか。
ほとんどの人は文章を書いていないのに、書かれた文章は読んでいるのが現状です。
この記事は、文章を書く側になりませんかという提案です。なぜなら、文章を書くことで2つの大きなメリットを得ることができるからです。
メリットの紹介に加えて、文書力を鍛える2つの方法も合わせて紹介します。
文章を書くのが苦手と思っている方もとにかく一度読んでみてください。文章力は才能ではなく、学ぶことで取得できるスキルだからです。
この記事は、
・営業担当・課長・部長・本部長・執行役員の経験
・風土の違う5社での経験
・数百名のマネジメント経験
・数千社への営業経験
・100回を超える勉強会の講師経験
・1,000冊近い読書経験
これらの経験を持つ「よしつ」が実体験から得たことを元に書いています。
(あわせて読みたい、社会人の勉強 おススメの学び方とは?)
文章を書く2つのメリットと文書力を上げる2つの方法とは?
2つのメリット
・物事を深く考えることができる
・知識が能力に変わる
2つの方法
・長文を書く
・要約文を書く
これが2つのメリットと2つの文章力を上げる方法です。
そもそも文章力とは何かを紹介した後に、上記を詳しく解説します。
文章力とは?
文章力の定義
伝えたい内容を文章という方法で伝え、伝わった状態にできるスキル
「伝える」とは、頭の中にあることを言語というツールに置き換えて発信することです。
「伝わる」とは、伝えた内容が相手に理解してもらえた状態のことです。
文章は静的なものなので、声のようにその場に応じて、音量の調整や繰り返し伝えることが出ません。もちろん身振り手振りも使えません。
文章で伝わった状態にするには、伝えることが明確で、その伝える内容の根拠や理由が、わかりやすく読みやすく表現されていることが条件となります。
スタートラインは誰もが同じ
文章力は後天的に習得するもの
人は話をすることは自然とできるようになります。ただし、文字を書くことは学習しないとできません。
ということは、全員が文字を書けないという同じスタートラインからの出発となります。
そして、文章を「書く」という教育をあまり受けずに育ちます。小中高大学で2,000文字以上の文章を書く機会がどれほどありましたでしょうか?
文章を読んだり、意味を把握する教育は受けますが、自分の伝えたいことをある程度長い文章にして伝える機会はごく少数です。
ということは、卒業する段階でもそれほど差がないのです。したがって、社会人なりたてで文章がうまく書けるはずはないのです。経験が明らかに少ないためです。
2つのメリットの詳細
・物事を深く考えることができる
・知識が能力に変わる
文章を書くことで、上記の「深い思考」と「能力」を手に入れることができます。それぞれ解説します。
物事を深く考えることができる
文章を書くとわかっていないことがあぶり出される
文章を書くと、頭の中の考えが整理され、「わかっていなかったこと」が浮き彫りになります。
頭の中にあることをそのまま話す場合と、文章にまとめる場合を比べてみましょう。どちらが簡単でしょうか?
もちろん前者です。文章にする過程では、書いた内容を客観的に見直す機会が生まれます。
すると、論理に飛躍があったり、説明不足だったりする点に気づけるのです。
これは、プレゼン資料を作成する際に「あれ、ここの説明が足りないな」と感じるのと同じです。
逆に話すだけだと客観的に発している内容を聞くわけではないので、間違いに気づきにくく、またごまかせたりします。
これらを自覚できることがとても大事で、わかっていないとわかるからもう一度調べたり、考えたりすることで物事を深く考えることになるのです。
知識が能力に変わる
インプットしたことをアウトプットすることで能力になる

知識と能力の関係は上図で説明できます。知識は、インプットされた状態で、その知識を使ってアウトプットすることで知識が能力に変わります。
(詳しくは、「知識と能力とスキルの関係」をわかりやすく解説を参照)
文書を書く作業はまさにインプットされた知識を使ってアウトプットします。したがって、能力が上がることになります。
文章力を上げる2つの方法の詳細
・長文を書く
・要約文を書く
残念ながら、鍛える方法は文章を書く経験値を上げるしかありません。それぞれを解説します。
長文を書く
1テーマ2,000文字以上の文章を書く
2,000文字というとても書けないように感じます。ただ、決まった流れで書くことで実は簡単に書くことができます。
その流れとは、「文章のテーマ」→「結論」→「結論の理由3つ」→「それぞれの理由の詳細」です。
当然、理由は2つでもいいですし、4つでもいいですがこの流れで文章を書けば、だいたい2,000文字以上の長文になります。
例えばこの記事は、約4,000文字です。
テーマは、「文章を書く2つのメリットと文書力を上げる2つの方法」。結論は、2つのメリット①物事を深く考えることができる②知識が能力に変わる、2つの鍛える方法①長文を書く②要約文を書くです。
後は上記4つの詳細を書いて4,000文字となっています。私も最初はとても時間がかかりましたが、このフレームにそって書き続けることで短時間で文章を書くことができるようになりました。
要約文を書く
書いた長文を140文字に要約する、または言いたいことを140文字で書く
書いた長文の伝えたい内容を140文字でまとめようとするととても苦労します。
ただ、この枝葉を取る作業が言いたいことをシャープにし、わかりやすい要約文になります。
また、何か新しいことを言いたい場合も140文字以内で主張できるようにすることで、同じく枝葉が取れわかりやすい文章になります。
長文を書く・要約文章を継続的に書く方法
自分のブログサイトで長文を書き、その要約文をXに投稿する
継続するためには、何か目的がある方が続けることができます。自分のブログサイトを作り、その要約をXに投稿することがおススメです。
ブログの記事は1記事最低2,000文字で書き、Xでは要約を140文字で書きます。
ブログ記事を書き、その宣伝をXで投稿し続けることで、長文を書く機会と、要約文章を書く機会を確保できます。
その結果、文章力が上がる2つのメリットを享受できます。
まとめ
2つのメリット
・物事を深く考えることができる
・知識が能力に変わる
2つの方法
・長文を書く
・要約文を書く
これが2つのメリットと2つの鍛える方法です。
文章を書くことは、お金をかけず、一人でもすぐに始められます。
さらに、生成AIを活用すれば、プロが書いたような文章に校正・修正してもらったり、書き方のヒントを得たりすることも可能です。
文章を書き続けて経験を積めば、ブログやXが将来的にお金を生み出す「資産」となる可能性も秘めています。
さあ、あなたも今日から挑戦してみませんか?
他にも社会人の勉強の方法を書いた以下の記事があります。参考にしてみて下さい。
ビジネスの知識を増やすには、本を読むことがおススメです。
失敗しない本選びのために、何回も読んだおススメ本を紹介しています。参照下さい。

何何回も読んだおススメ本!ビジネスに必要な4領域13テーマに分けて紹介はこちら
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(詳細は、Kindle端末の選び方とおススメをわかりやすく紹介を参照)
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